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あまりにも、、おぼろげな記憶なんですが、秀吉が、城を早く作らせるために、
チームにわけて、競わせて作業させて、早かったチームに報酬を出す
っていうの、ありませんでしたでしょうか?
どの城で、どうだったでしょうか??
お願いします。

A 回答 (2件)

城作りではなく、修理です。



http://blog.goo.ne.jp/ntemp/e/0bec5efc81ab969f75 …
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こんにちは。


私は、自称「歴史作家」です。

>>どの城で、どうだったでしょうか??

清洲城のことですね・・・。

あくまでも「逸話」ですが、城の修理の普請奉行になったことは確かです。

今川義元が上洛の動きを見せた頃、と言いますので、永禄3年(1560年)頃と言われています。

台風で清洲城の石垣が一部崩れました。
当時、薪(まき)奉行であった秀吉がある日信長の前でブツブツと呟いた。
「サル、何か言いたそうじゃな」
と、信長。
「いえ、わしが物申すと、また、ご重役方にご迷惑がかかりまする」
と、サル。
「言うてみい」
「されば、今川軍が動こうとしている昨今、石垣の修理が遅々として進んでおりませぬ。これでは、篭城もできませぬ」
「篭城と誰が言うた」
「わしの考えにござりまする。今川軍は2万の大軍、我が方は3,000そこそこ、とても勝ち目はありませぬ。かくなる上は、篭城しか手がありませぬ」
サルはズバリと言ってのけた。
ーー篭城。
その言葉は、信長も考えなかったわけでもない。
「では、石垣の修理を見に行くとしよう。後に付いてまいれ」
信長が叫ぶと、城下へとサルと共に降りた。
「一体、何日かかるのじゃ」
信長は普請奉行を呼び問うた。
「はっ、人足どもが中々言うことを聞かず、後20日もあれば・・・」
普請奉行はかしこまった。
ここで、サルのブツブツがまた始まった。それを察知した信長が、
「サル。何か言いたそうじゃな。かまわぬ言うてみい」
「はっ、わしなら3日で仕上げまする」
「3日? また大きく出たのう。よし、普請奉行を今よりサルに申し付ける」
そう言い残すと信長は去って行った。
ーーさて、どうするか・・・。
秀吉はしばし考えたあげく、
「皆、集まってくれ」
と、人足たちを集めた。
彼らは、城主の命だけでのタダ働き。皆やる気のなさが窺(うかが)えた。
そこで、秀吉は、
「皆がいっせいに100間の石垣に取り付いても、お互いやりにくかろう。そこで、気の合う者同士でもかまわぬ、皆は10の組に分かれ、1組で10間を修理せよ。また、どこの持ち場にするかもお前たちで話し合って決めろ。一番早くできた組には御大将より賞金をつかわす」
こう言うと秀吉は一旦城へ戻り、台所にあった酒樽を持ち出し、再び人足たちの輪に入った。
「仕事もきつかろう。水が飲みたい者は、この樽の水を飲むがよい」
一人の人足が、
「こう暑くては無理だっちゃ。水でも飲んでさっきのことを考えるしかねえなぁ」
と、樽の水をガブリと飲んだ。
「うわ、こりやあ酒じゃあねえか!」
人足は突拍子もない声を上げた。
皆が集まり、たちまち酒盛りが始まった。
「そうか、酒であったか。わしはただの水だと思うておったが、どうやらこの清洲の城の井戸水は酒に替わったようじゃな。不思議な力を持っておるのかもしれん。皆もこのように不思議な城の石垣を直すのだから、まあせいぜい頑張ってくれ、何、3日経っても修理が終わらなんだら、わしが腹を切れば良いだけじゃ」
秀吉は、そう言いながら自分も美酒に酔い、
「後は、お前たちにまかす。あっ、そうそう、わしのことはサルと呼んで良い。ただ、様ぐらいは付けてくれるとありがたいがのう」
と、去って行った。
その夜、城の石垣が赤々と照らされ、人足たちの槌を打つ音が城にまで響いた。人足たちは、
「一晩や二晩は寝ずともよい。城の酒を振舞ってくれたサル殿のために働こうではないか。それに、一番早い組には御大将から褒美も出る。こうしてはおられぬは・・・」
競って石垣修理に取り掛かったのであった。
3日目、石垣は見事に完成した。
「殿、石垣が完成いたしました。ご見分を」
と、秀吉は信長を誘い出した。そして、懐に用意していた銭を信長に渡し、
「殿から一番早くできた組の者に手渡してくだされ」
と、耳打ちをした。
「そちから渡せば良いではないか」
と、いぶかる信長に、
ーーここは、どうでも御大将から渡してもらわねば威厳がそこなわれる。
秀吉は、こう心に決めていた。

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世に言う「3日普請」はこのようなものであったらしい・・・。
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