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原発ではウランを使用しています。

ウランの埋蔵量は60年くらいです。
もしウランが無くなったら、原発は何を原料にするのでしょうか?

あるいは現在も他の燃料が使用されているのでしょうか?
ウランからプルトニウムを作るというのは知っていますが、これは天然に存在するのですか?

A 回答 (4件)

原子力は原子核を定常的に崩壊させることのできる核種であればなんでもよかったはずです。



主に使われているのはウラン235です。
これはウランのうち1%弱しか含まれていません。
原子力発電では3%ほどに濃縮して燃やしています。

残りのウランはほとんどが238でこれは、核分裂しにくい核種です。これに中性子線が照射されるとプルトニウム239になります。このプルトニウムを燃やすのが増殖炉です。プルトニウムを軽水炉に使う燃料に混ぜればMOX燃料と呼ばれます。

プルトニウムを燃料として用いると、今までごみ同然だったウラン238を燃料として使うことができるので、同じエネルギーを得るために必要なウランの量は数十分の一になります。ということで、ウランの可採埋蔵量が増えなくても60年の何十倍も使うことができます。

高速増殖炉が頓挫してしまった今、夢物語になりそうな感じがしますが。これからの研究に期待がかけられています。

>ウランからプルトニウムを作るというのは知っていますが、これは天然に存在するのですか?
プルトニウムは人工元素とされていますが、天然の原子炉みたいなものがあって、天然プルトニウムは存在するそうです。
http://mext-atm.jst.go.jp/atomica/04090101_1.html

ほかにも原子炉の燃料としてはトリウムが研究されていますが、実用化はされてなかったと思います。

参考URL:http://mext-atm.jst.go.jp/atomica/04090101_1.html
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この回答へのお礼

ありがとうございます。

トリウムというのがあるのですね。

お礼日時:2003/10/20 01:18

こんばんは。



ウランがなくなったら・・・原発は終わりになってしまうので
プルサーマルや高速増殖炉の研究を行っています。

プルサーマルは、ウラン燃料のリサイクル技術です。
ウランを燃やした後に出来るプルトニウムを混ぜてMOX燃料と
して再利用する技術で、これによって60年のウランを300年
近く利用することが出来ます。

プルトニウムも天然に存在しますが、これはウランよりも更に少ないものです。

海外では、普通に利用されていますし、日本の通常の原子炉でも
使用しているうちに内部では、ウランからプルトニウムに変わって
1/3くらいはプルトニウムによって発電している状態もあります。

プルサーマルの先は、事故によって計画が止まっている高速増殖炉です。

本来、原子力発電ではプルサーマルはつなぎであり、高速増殖炉
が最終目標です。

そうすることによって、60年のウランを1000年以上使う
ことが出来るからです。

ただ、そこまでは安全管理、国民の同意、政策など色々と問題点が
多いと思います。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
とりあえずは、ウランとプルトニウムしかないわけですね。

お礼日時:2003/10/15 02:39

わずかに自然に存在します。


それは元々少ないですが、核分裂するウラン238が自然の中に存在し
それが中性子で壊れてプルトニウムに変化するので。
参考URLはサイクル機構のHPから

検索キーワード:プルトニウム 自然界  で行っています。

参考URL:http://www.jnc.go.jp/kaihatu/hukaku/database/glo …
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ウランが燃えると灰ですが灰の中にまだウランが残っています。


また灰の中にプルトニウムなどの新しい燃料も出来てきています。

使用済みの核燃料を再処理することにより、新しい燃料を取り出して再利用できるのです。
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