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スピーカーを制動する能力?をダンピングファクターというらしいのですが、アンプによって、カタログに記載されていない場合もあります。
基本的に大口径(30cm/38cmウーハー)のユニットで低音を「小音量の時」でも、バランスよく聞くためには、このダンピングファクターの数字がおおきければよいのですか?それとも大出力のアンプ(8Ω200w等)のボリュームを絞って聞くのがいいのですか?
すいません、よくわからないので教えてください。

A 回答 (8件)

ダンピングファクター


  =スピーカーのインピーダンス÷アンプの内部抵抗
です。
スピーカーのインピーダンスが通常の8オームでアンプの内部抵抗我0.1オームならば、80ということです。
かつて真空管アンプの時代には、内部抵抗が少々大きくダンピングファクターの値が数十程度でしたが、トランジスターに変わってから容易に100以上にすることができるようになりました。これがたとえば500であろうと1000であろうと実用上はあまり違いはないということになってきたのです。
一方アンプの内部抵抗を下げるにはNFBという回路を変えるだけでできるのですが、NFBをあまり大きくするとかえって音が悪くなるという説もあります。高級真空管アンプでは少NFBを売りにしているものもあります。
ということで多分ダンピングファクターの重要性が問題にならなくなってきたのでしょうね。


ボリュームの位置とダンピングファクターは関係ありません。アンプ固有の値です。
スピーカーの安全性を考えれば不必要に大きな出力のアンプは危険です。
普通の住宅の室内では通常の聴取のためには10wもあれば十分です。それ以上はピークの時の余裕を持たせるだけです。
また大出力のアンプは増幅率が大きいのでノイズには不利という面もあります。
いつもボリュームを9時か10時の位置でしか使わないというのも無駄な話ですね。
それを考えても100w以上のアンプが必要とは思えません。でも高級アンプは大体が出し出力ですね。
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この回答へのお礼

勉強になりました。ありがとうございました。

お礼日時:2011/06/28 10:18

裸のSPユニットをお持ちでしたら先ずSP端子に何も繋がずにコーン紙を動かして見てください、次にSP端子を短い線でショートして同じ事をやってみて下さい。

ダンピングファクター0と∞の体感が出来ます。(小口径では難しいかもしれませんがコーンを叩くと音の差があります。)ショートした方がコーンが動きにくいはずです。つまり制動力が高いということです。AMPに繋いで音を出さないで電源ONとOFF時を比べても解ると思いますが。球AMPの場合はわからないと思います。OPTの8オーム端子の巻線抵抗が1オーム以下と思いますのでショート状態に近いためです。といったことでダンピングファクターの低い無帰還の球AMPでもOPTの二次巻線抵抗が低いために逆起電力を吸収してくれるんではないかなどとも考えます。
現状ではダンピングファクターは10以上有れば問題ないと思います。
小音量時は耳の特性から低音高音の感度が落ちますのでバランスをとる(フラットなF特に感じる)には低域、高域をブーストする必要があります。
それからSPユニット又はシステムの運送時はSP端子をショートしてください。理由は先に述べた通りです。
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この回答へのお礼

勉強になりました。ありがとうございました。

お礼日時:2011/06/28 10:21

 No.6の回答をしましたhideo33です。



 N0.6の記載内容に誤りが有りましたので、お詫びと共に訂正させていただきます。

 No.6の記載;
 DF=Zsp/Zamp
 Zsp;スピーカーのインピーダンス ですがこれにはスピーカーケーブルの抵抗も含まれます。
 Zamp;アンプの内部抵抗

 訂正;
 DF=Zsp/Zamp
 Zsp;スピーカーのインピーダンス 
 Zamp;アンプの内部抵抗 ですがこれにはスピーカーケーブルの抵抗も含まれます。
 
 即ち、スピーカーシステムのケーブル接続端子からアンプ側を見ますと、スピーカーケーブルの導体抵抗が加算されますので、DFはスピーカーケーブルの導体抵抗が大きい;即ち、細い導体を使ったケーブルでは、悪化します。

 因って、左右のケーブル長は等しく、出来るだけ短く使うのが良い事になります。
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この回答へのお礼

勉強になりました。ありがとうございました。

お礼日時:2011/06/28 10:21

yuka2002さま



 ダンピングファクターの定義は下記URLに記載と説明があります。
 http://www.netlaputa.ne.jp/~cadeau/Q&A34.htm

 DF=Zsp/Zamp
 Zsp;スピーカーのインピーダンス ですがこれにはスピーカーケーブルの抵抗も含まれます。
 Zamp;アンプの内部抵抗

 DFが大きいとスピーカーの逆起電力の影響を小さく出来ます。
 スピーカーケーブルの導体抵抗もZspに加算されますので、スピーカーケーブルは出来るだけ短く、且つ左右の長さを同じにする事が重要です。左右の長さが違うと、制動能力が違ってしまいますので、左右の音が微妙に違ってしまいます。
 余談ですが、このウーハーの逆起電力の影響を無くそうと考え出されたのが、バイワイヤリングという配線方法です。
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この回答へのお礼

勉強になりました。ありがとうございました。

お礼日時:2011/06/28 10:20

既にお歴々の回答が出されてますので簡単に。



現在のすべてのアンプはある程度の性能が確保されていますので
ダンピングファクターだけを特段に気にする必要はありません。

ダンピングファクターを極端に大きく取ったアンプは
高音域の過渡特性が犠牲になっている場合もありますので注意しましょう。
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この回答へのお礼

勉強になりました。ありがとうございました。

お礼日時:2011/06/28 10:20

この際、小難しい話は止めましょう。



ダンピングファクター ・・・自動車のエンジンで例えるとトルクのようなものと言ったらお分かりでしょうか。

トルクとは回転させようとする力のことなので排気量の大きい小さいに関わらずトルクが大きいと力強い走りになります。

アンプでもスピーカーの駆動力はW数よりもこのダンピングファクター=「本当の力」の大小が大いに関係します。
しかも、高域では殆ど影響が無く(考えて見てください。ツィーターの小さなダイヤフラムを振動させるのに大きな力は必要ないでしょう?)、低域で底力を発揮します。

仮にスピーカーのインピーダンスが倍になればアンプの出力は約半分に落ちますが、ダンピングファクターの値は倍になりますので駆動力はアップします。口径の大きいスピーカーを小音量で聴く際はインピーダンスが同じなら能率の高いものを、アンプは出力よりもダンピングファクターが大きいものを使用した方が全域にわたりバランスの良い音になるでしょう。
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この回答へのお礼

勉強になりました。ありがとうございました。

お礼日時:2011/06/28 10:19

スピーカーはウーファーなどに用いられるコーン型スピーカー・ユニットの端近くをちょっと押してみれば判るように (決して中央部を押してはいけません)、横に置いたバネのように前後にビヨンビヨンと動きますよね。



このため、アンプの出力を急に上げても直ぐには正しい位置にまで振幅が大きくならずにビヨンビヨンとだんだん大きくなってくるものですし、アンプの出力を急にカットしてもビヨンビヨンとだんだんと振幅が小さくなって止まってきます。(実際には目にも止まらぬ速さで瞬時に動いていることから見た目には差が判りませんが、耳の良い人であれば音色差として感じ取ることができます)

ダンピング・ファクターとは、その値が大きいほどスピーカーを急激に立ち上げたり、急激に止めたりする力 (駆動力) が大きくなるのですが、音色の善し悪しは人それぞれですので (ダンピング・ファクターが) 大きければ音が良いというわけでもありません。

振動板重量の重い大口径のスピーカー・ユニットは振動板重量の軽い小口径のスピーカー・ユニットよりも動かしにくいために、ダンピング・ファクターの大きなアンプで駆動した方が立ち上がりが鋭くなるとは言えますが、逆に立ち下がりの方は「あっという間に止められてしまう」ので、重低音再生能力が低いスピーカー・システムでは返って重低音が締まりすぎてしまう場合があります。

振動板重量の軽い小口径スピーカー・ユニットでも重低音再生能力が低いスピーカー・システムではスピーカー・ユニット自体は見た目にも派手に振動しているのが判るのに重低音はそれほど豊かに出ているとは思えず、どちらかと言うと締まりすぎて貧相な音になってしまうという場合もあります。

ALTEC A7 といった劇場用スピーカー・システムのように半世紀も前に設計されたスピーカーはダンピング・ファクターの小さな真空管アンプで駆動する時代に設計されたことから現代のトランジスタ/IC 式高ダンピング・ファクター・アンプで駆動すると上述のような「締まり過ぎ」現象が起こりますので、厳密に言えば「昔のような音」が出ているわけではないとも言えます。

しかし、現在のスピーカー・システムはいずれもトランジスタ/IC 式高ダンピング・ファクター・アンプで駆動することを前提に設計されていますので、高ダンピング・ファクター・アンプによる「締まり過ぎ」現象が起こるということはなく、低音が出るか出ないかはどのような部屋でどのように設置するかの方に大きく左右されるものです。

ちなみにダンピング・ファクターが 5 と 100 では「耳の良い人ならば判る」程度の差が生まれますが、50 と 100 では全くといって良いほどその差は判らないものですので、ダンピング・ファクター値は気にすることはありません。


ボリュームは絞って使うと微調整できる範囲が狭くなりすので、微調整できる範囲が狭くなり過ぎるほど高出力のアンプは返って使い勝手が悪い上に音質面でも (ノイズが増えるなどの) 不利に働く要素が増えますので感心できません。
(プリ・アンプとパワー・アンプを別々に用いる場合は、プリアンプのボリュームを広く使えるようにパワー・アンプのレベル・コントローラは絞って用いるものです)

7 時から 5 時まで回せるボリュームは 5 時の最大出力時に較べて 12 時での出力は 1/10 にも満たないもので、12 時まで回してもまだまだ 10 倍以上の余力を持っていますので、 12 時まで回しても全然問題ありません。


アンプの出力はスピーカーの能率と合わせて初めて音量の大小を比較できるものであり、出力 200W のアンプで能率 84dB のスピーカーを駆動する時の音量と出力 20W のアンプで能率 94dB のスピーカーを駆動した時の音量は全く同じになります。

つまり、高能率のスピーカーであれば低出力のアンプでも大きな音を出せるわけです。

前述した ALTEC A7 という劇場用スピーカー・システムは 100dB 以上もの能率を持っており、出力 20W の真空管アンプでも出力 800W のトランジスタ・アンプで能率 84dB のスピーカーを駆動するとの同等以上の音量を発生させることができますので、真空管アンプ時代でも劇場用スピーカーを代表するモデルだったわけです。

従ってアンプの出力が大きければパワフルな音が出るというわけでもないのです。


音の善し悪しはやはり「実際に聴いてみる」しかありませんので、いろいろ試してみてくださいね(^_^)/
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この回答へのお礼

勉強になりました。ありがとうございました。

お礼日時:2011/06/28 10:19

数値が高いほど制動力も高いと言われています。


そのため低出力でもダンピングが高ければ制動できるという事になります。

とんでもないダンピングと出力のパワーアンプを使ったことがありますが・・・
圧倒的な駆動力で小型のスピーカーならこんなにウーハーが動くのか?と思うほどでしたが
スピーカーの特性が死んでいてどのスピーカーでも同じような音(アンプの音)しかしませんでした。

出力が高くなくてもダンピングがかなり高いものだとこのサイズのウーハーが制動できるのか?
と驚きます。
しかし、駆動できても出力が低すぎると今度は音量が出ない事になります。

そう言った観点(経験)から言えばスピーカーに見合う適度なダンピングと出力があればダンピングや出力に極端にこだわる必要は無いということです。
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この回答へのお礼

勉強になりました。ありがとうございました。

お礼日時:2011/06/28 10:18

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