特にアメリカ、イギリスSF黄金時代(1950年代~60年代)の作品
もちろん映画化された作品も幾つかありますが、なぜあの名作が・・・?
ということが多いような気がします。
 
アシモフ、ハイライン、クラークなどの作品で映像化されたものは多いけど
例えばA・Cクラーク『幼年期の終わり』、アシモフ『ファウンデーションシリーズ』などの代表作
などはなぜ映画化されてないのだろうか?(『幼年期の終わり』は映画化の話が何回もあったけど)
昔の特撮技術では映像化が困難な作品でも、今のCG技術ならば不可能な作品はないはずでは?

個人的にはA・ベスター『虎よ!虎よ!』B・Wオールディス『地球の長い午後』などを是非とも
映画化して欲しい。日本でずいぶん前にアニメ化されたハミルトンの『キャプテン・フューチャー』
シリーズなどを今風に映画化しても充分面白いと思うのですが・・・

F・Kディックの短編を膨らませて映画化するのもいいでしょう。
日本のマンガを映画化するのもいいでしょう。
 
でもなぜ自国のSF作品に名作、傑作が溢れてるのに映画化しないのはなぜなのか
不思議に思ってます。
 
長くなりましたが、アチラの映画事情に詳しい方、是非回答をお願いします。(出来れば個人的に映画化して欲しいSF作品などありましたら教えてください。)

A 回答 (5件)

 無理に映画化しない方が良いのではないかと思います。



 小説の世界でしか楽しめないSFも多くあります。逆に映画やアニメでないと面白くならないSFもあります。

 故スタニスワフ・レムの名作である「エデン」「ソラリス」「無敵」の三部作ですが、ソラリスだけがソ連と米国で映画化されていますが、どちらも小説で描かれていた脳の想像力を刺激する描写が映画では作り得ないのがわかっただけに終わっています。

 「ソラリス」はベートーベン作曲の交響曲第5番第四楽章などの名曲を聞きながら、小説の盛り上がりの部分を読んでいると、ソラリスの海から複雑で美しい異形の創造物が作り出されては海に沈んでいく姿を想像して感動を覚えます。作家が脳の想像力を刺激するツボを良く心得ているのがわかるだけに、これを映画の中でCGを使って複雑な形状を作り上げて動かすとしても、観客の想像力を刺激するものになり得ないのは作家自身が知っていたようです。

 文章を読んで想像する世界と、映画を観て受け取る世界では、世界観が違うせいか、小説では成功しても、映画では大失敗という作品はSFに限らず、どのジャンルにも存在します。

 良く出来たCGの絵を1枚見ただけで1つの作品世界を想像してしまう場合もありますし、文章表現でしか感動を覚えない描き方もあります。小説と映画は忠実に作るほど水と油のような異質さを意識する結果になるようです。

 インターネット社会の現在、文章と映像では脳の受け取り方が大きく違うのを知って置く必要があるようです。文章での盛り上がりと、映像での盛り上がりとは、まるで逆であり、文章で書かれた描写をそのまま映画の中でナレーションで流したら、つまらないものになるわけで、何も言わないで映像だけ観ていた方が良いと考えて作られた「2001年宇宙の旅」のような映画もあります。

 傑作と言われるSF小説ほど、文章表現が緻密であり、映像として表現するのが難しい作品が多いようです。

 特に違うのは、自分で文章を読んでいる時の脳の受け取り方と、俳優やナレーターが喋っている時の脳の受け取り方では違う点で、これはテレビの音声を聞いている時と、テレビの音を止めて文章だけを読んでいる時とでは、脳の判断や思考が大きく変わるようです。

 その為、一方的な表現や描写を主体とする映画では、小説の場合とは演出による印象操作が大きく違い、小説では演出に成功しても、映画で同じ演出をやると失敗する例が多いようです。

 小説と映画で内容を変えるのは、表現や演出の受け取り方が違うせいでしょうが、音楽が違うだけで失敗する映画があるように、小説と映画は違うものだと考えて置いた方が良いでしょう。

 現在はコンピュータ技術の進歩で、最初から映画やゲーム向けのお話を作ってヒットさせるのも不可能ではない時代になりました。個人でも、映像を軸にした漫画、アニメ、ゲームなどを自作し、インターネットに公開している人もいます。

 そういう意味では、小説から映画へという時代は長く続かないかもしれません。出版と放送が衰退していると言われますが、映画も同じなのかもしれませんね。
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この回答へのお礼

お礼が遅くなって大変失礼しました。
ありがとうございます。

確かに無理に映画化して欲しくない作品や
映画化することに価値を見いだせない作品も多いですね。

お礼日時:2011/08/18 10:14

 ハリウッド独特の考えがあるようです。


 日本の作品ですら主人公が日本人だったのがアメリカ人へ、悲しい結末ならばハッピーエンドへと強引な話を作る傾向があり、原作を無視する傾向がある。
 原作者や原作の権利を持っている人が許可を出さないなどもある。交渉次第で話が進むけど、途中で消えて行くこともあるようですね。
 監督が途中で変わることもあるようです。制作スタッフも他の所に転職が当たり前のように行われたりとマネジメントも大変なようです。

 古典であればあるほど難しいのかもしれませんね。

 それと表現方法も制限がありますから、文章では問題無いけど映像にしたときに不都合があるなども。

 
 他にもしかして、日本に公開されていないだけの可能性もありますからね。


 
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

原作が作者の意図を離れて暴走してしまう、というのはよくあり、悲しい現実ですよね。

製作者側の現実もなげかわしい・・・(現実逃避がSFの本質なのに・・・)

お礼日時:2011/06/15 16:49

おっしゃるSF小説は、ジャンルとして「ゴールデン・エイジSF」といわれるものですね。



この時代はソ連が核兵器を保有し、アメリカの独占体制がくずれて冷戦構造が確立し「核戦争」の恐怖がリアルにとらえられていた時代です。
エイリアン、侵略者=共産主義者・ソ連 というイメージは、いまと比べ物にならないほど、西側の人にとっては恐怖でした。50年代のSFだと、正面きって攻め込んでくる問答無用の敵として「宇宙戦争」の火星人がいて、ひっそりと隣人になりかわってジワジワ侵略してくる敵として「ボディ・スナッチャーズ」のサヤ人間という、それぞれ名作があります。

いまはアメリカ製のOSでロシア人がネットにはまって、ニホンアニメにはまっている時代なので、恐怖を演出しにくいという面がまずあるでしょう。

なので、今映画化しても売れそうにない。また、英米のひとでも知らない名作が多くなっています。そのものズバリがつくられないのは、そういう背景があります。

また、当時SF映画をつくっていたスタッフが、それらの小説を読んでいないわけがない。そして、その小説ジャンルからヒントを得た傑作がいくつもあります。それは小説をまんま映画にするより、クリエイティブなことであり、商売としても版権料とられないので、正道だったわけです。

ただ、元の小説に影響を大きくうけた、もっといえばもうオマージュに近い作品はいくらでもあります。

たとえば銀河帝国の興亡、これはスター・ウォーズの成立に少なからぬ影響を与えているはずです。銀河英雄伝説にも影響を与えているでしょう。
でも、どこからどこまで映像にしますか? ハリー・ポッターがあのざまです。映画の連作にしたら,だれも幸せにならないと思います。

また、ヴォクトの「宇宙船ビーグル号」、ケアル、イクストルが密閉空間の宇宙船内で暴れる、というアイディアは「エイリアン」に結実しています(そのまえに50年代の『恐怖の宇宙探検』という宇宙船内で怪物があばれる、というのがありますし、エイリアン以前に邦画で『ガンマ第3号・宇宙大作戦』というのまであります)。ということは、ビーグル号を映像にする必要性がないという。
ヴォクトでスランなんてできただろうと思いますが、夜中に気づかれず、ビルからロケットが、というのは苦しいなあ(;^_^A

幼年期は、エイリアンをどう造形しても、人間のイマジネーションを超越できないのでつくれない、という事情があります。ジョージ・パルで映画化しようとして流れたのですから、50年代では無理だと思います。虎よ虎よ、は、もとが復讐話の古典、モンテ・クリスト拍です。何回も映画化されたモトネタがある。で、確かユニバーサルが権利を持っているはずですが、出来上がった作品を見た多くの人が、

「こんなの『虎よ! 虎よ!』じゃねぇっ」

と怒るのがオチだと思います。宇宙の戦士は、記憶に新しいところでしょう。銀河ヒッチハイクガイドは大惨事でした。

あと、今日では現実が当時のSF描写を凌駕してしまっている、という側面がまちがいなくあるでしょう。

確かに、映画になっているものもボチボチありますね。
思いつくところで、トリフィドの日、一九八四年、渚にて、地球最後の日、とかあります。これらは奇跡的に「マシ」なほうです。なぜなら、技術的に可能なものにしか、手を出していないからです。

また、ハインラインの「霧笛」が、ゴジラと同時に日本では大映の配給網で封切りされた「原子怪獣あらわる」ですが、ハインラインの作品ですら、このような扱いです。SFは一部の人をのぞいて、映画として低く見られていたというのが現実です。

あと、個人的に「むりしやがったな」というのに、レムの「金星応答なし」を東ドイツとポーランドが映画にしたものがあります。ロシアと東側の人もSF映画したかったわけです。
レムは幸い、ストーカー、と、レムは激怒しましたが「惑星ソラリス」という傑作がつくられたので、恵まれている方かもしれません。
ソ連では小説を素直に映画にする傾向があったようです。というか、そうしないと当局が予算つけてくれなかったのが、真相だと思いますが。

なんか、ダラダラ書いてしまってすみません。

夏への扉、ベタですが、見てみたいです。あと、宇宙兵ブルース、はあのオチをみたいし、フェッセンデンの宇宙、は短い作品でいいので見てみたいと思います。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

宇宙人侵略ものが冷戦時代の影響を受けていると言うのはよく指摘されるところで、自分でもなるほどと思います。最近矢継ぎ早に作られてるエイリアン・アタックの映画などは、反米的なテロリストへの潜在的恐怖から来ているのでしょうか・・・いや・・・よく考えてみると(圧倒的なパワーとハイテク兵器で敵を蹂躙するというのは、むしろアメリカ的か・・・)政治的な問題もたしかに映画制作をコントロールしているような気がします。

元の小説に影響を大きくうけた、もっといえばもうオマージュに近い作品はいくらでもあります。

これもご指摘の通りですね。SFに対する愛情から「パクリ」ではなく「オマージュ」なのだと理解したいですね。
映画「エイリアン」を見たとき「宇宙船ビーグル号」をまっ先に思い浮かべました。それにラヴクラフト等のコズミック・ホラーにも影響を受けているような気がします。

東欧などのSF映画事情、大変参考になりました。私は個人的に見たいと思っているのが、アンジェイ・ズラウスキー監督の「シルバー・グローブ」・・・制作費がかかりすぎてポーランド政府にストップをかけられたいわくつきの映画です。何かそのため肝心のところがモノローグになっているとか・・・

回答していただける方がSFと、映画事情に詳しい方ばかりで大変ありがたく、嬉しい気持ちです。

「夏への扉」・・・なんで映画化されないんでしょうね、低予算で作れるはずなのに・・・

お礼日時:2011/06/13 08:39

アチラの映画事情には全然詳しくはないんですが、


最近のSFだと、先ず女性(若しくは子供)が強くて活躍しないといけないようになってるみたいですね。
それか、
もし若者が主人公だったら、必ず作品中のどこかで女性との恋愛シーンがなければいけないみたいです。

出資する側のリサーチ調査などもあると思います。
チケットを買って入場する客層が段々若くなっていますので、至高の傑作よりも分かり易くて知名度の作品の方がSFとしては売り易いからでは。

↑挙げられた作品中にはそういう要素がまったくないか、もしあっても過去のダンディズムに乗っ取った紳士精神のもので、強い女性が男と対等になんか物を言ったり行動したりという場面を挿入し難いものが多いような気がします。

あと映画化権は売れているのにどうなっているか未だどうなってるか分かんないというのもありますね。
始末屋ジャックシリーズとか、WストリーパーのWAR FOR THE SOULS2012とか。

個人的に映画化して欲しいSFは、
故ケネス・グリムウッドの「リプレイ」と「ディープブルー」や、
ジョー・ホールドマンの「擬態―カムフラージュ」
S・キングとP・ストラウブの「タリスマン」などです。

後、米TV番組でだけ映画化された「アニモフ」。何故映画化しないのが不思議な位好きです。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
何か、SFに限らずそういう傾向があるみたいですね。
日本でも、映画、TVドラマ、漫画雑誌の編集方針とか・・・

私が、「ひょっとしたら?」と思ってた版権の問題も大きいのでしょうか?
黄金期の大御所作家のほとんどが故人ですもんね。

私的に一番望んでる分野、スペキュレイティブな作品とか王道?のワイドスクリーン・バロック的なものとかの映像化はリスクが大きいのかなぁ・・・

「リプレイ」私も映画化を望む作品のひとつです。

お礼日時:2011/06/12 20:35

 歴史が長いだけに、ハリウッドにはさまざまな「神話」があります。

その一つが、「SFは当たらない」です。過去を振り返ってみると決してそんなことはないんですが、プロデューサーたちの間ではまことしやかに言われています。
 それと、映画なので絵的に派手にならなくてはいけないのではないか、という推測が映画ファンの間でなされています。「アイアンマン」や「X-MEN」など、SFっぽくても絵的に派手なものは実際に映画化されています。

 sugi7104様が挙げておられる作品は、こう言っては何ですが、撮影が大変そうなわりに絵的に地味です。(名作であることは間違いありません)「キャプテン・フューチャー」映画化の話は何度かあったのですが、流れてしまいました。
 ですが、近年そんな傾向も変わりつつあるようで、「レポゼッション・メン」や「パンドラム」など、SFらしいSF映画が作られるようになっています(ま、出来の方はそれぞれですが)。

 また、現在公開中の「アジャストメント」はフィリップ・K・ディックの短編「調整班」が原作です。この傾向が続けば、いずれ過去の名作が映画化されるかもしれません。

 ちなみに、個人的には「アンドリューNDR114」を原作通りに作り直してほしいです。アンドリューがリトルミスに恋する展開に愕然としました。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
始めての投稿で、パソコンの初心者でもあり
文の改行などがデタラメで読みにくい質問にも関わらず、
丁寧な回答をしていただき大変嬉しく思います。

なるほど!・・・やっぱ、今の映画製作者の立場だと、
映像のインパクトとか興行収益などがモノを言うんですね。

アンドリューNDR114に関しては同意見です。

お礼日時:2011/06/12 03:38

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