プロが教える店舗&オフィスのセキュリティ対策術

困ってます。
イギリスの産業革命によって、日本が受けた被害と現在への影響
を知りたいのですが、
調べても分かりません。 この時代、日本は鎖国でしたので、ヨーロッパとの交流はなかったのだと思いますが・・・。
なにか、小さなことでも知ってましたら、教えてください。

A 回答 (4件)

>この時代、日本は鎖国でしたので、ヨーロッパとの交流はなかったのだと思いますが・・・。



そうです。
今の内に産業革命と第二次産業革命(それに伴う帝国、植民地主義)は違うと言う認識を持つべきです。


イギリスの産業革命によって家内製手工業体制は崩れ、大量生産の時代へ移ります。
生産の3要素、土地、資本、労働力と言う資本主義へステップします。

巨大な紡績工場で工女を雇って大量生産する時代になります。
特権階級である華族や財閥。それに対する労働者の貧富の差は歴然としました。

英国の綿布は安く高品質で大量でした。

家内製手工業の衰退は農家の副収入を激減させました。
その上、綿は綿布の価格を抑える為に安く買い叩かれ、農家の小作化が進みます。


綿布の輸出は主に中国であり、英国との競争でした。
日本は大陸への利権に固執し、満州国建設へ暴走します。

日本経済は綿布の輸出と言うグローバル化が進み、その結果景気不景気の波が激しくなります。
第一次大戦による好景気→不景気→関東大震災→昭和恐慌→世界恐慌→太平洋戦争へ進みます。
    • good
    • 3
この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
調べてみたら、意外と関連付けられそうなものがいくつかあったので、がんばってみます!

お礼日時:2011/06/13 23:07

 日本の被害と現在の影響となると壮大なものになるでしょうね。

nacht246さんの回答でおおまかには良いと思います。
 現在の影響となるといIT、車、飛行機、憲法、制度と様々な社会を変革する要因が輸入されました。
 たとえば、明治維新は武器が侍を廃止することにもつながりました。
 南北戦争が終わると、アメリカの武器が売り込まれました。英国、フランスは、それぞれ薩長、幕府を応援しました。
鉄砲は火縄銃の時代ではないし、大砲も青銅製ではない時代となりました。家康が命じた家臣の役割は、250年たっても火縄方、大筒方と職制を定め、先祖代々が秘術として受け継がれました。弓、槍、鎧も同じく研究されないまま続いたのです。
外国から日本を守ることではなく、内乱を防ぐための制度でした。
 武士は扶持をもらい兵を養っていたといっても、250年以上も戦争がなかったので、その戦術も関ヶ原の戦いのままでした。
 戦争は刀でするものと考えていましたから、武士が百姓や町民と同じ武器である鉄砲をもつことに反発しました。
なかには、武士の尊厳である刀を離さないで、戦う隊もありましたが、元込め銃である最新式の武器を持つ薩長に負けました。
 銃は戦術も変えました。隊列、行進、号令、補給、衛生の研究は戦争がもはや特別の階級が請け負えるものではなくなったのです。
徴兵制の導入がそれです。戦争は国民が請け負う体制になったのです。攘夷思想が植民地争奪戦になり、日本は軍事大国を目指しました。それが国を富ますものと信じました。朝鮮、中国は日本の生命線と唱え、やがて太平洋戦争へと向かいました。
    • good
    • 1
この回答へのお礼

回答ありがとうございます!
世界史って複雑ですね・・・。でも、世界史は大好きです!
なんとなく、分かってきました。
ありがとうございました。

お礼日時:2011/06/13 23:10

昔々、日本は農業国でした。


ほとんどの国民が農民でした。
工業製品といっても、ごくごく限られた職人さんや、
農家の人たちが、農業の合間を見て、手作業で作る、
いわゆる今でいう工芸品みたいな物しか
作ってませんでした。
また、200年以上、ほとんどの日本人が
ずっと外国に誰も行けませんでした。
それは、将軍様がそう命令したからでした。
だから、遠いヨーロッパで何が起こっているのか
誰も自分の目で実際に見る事が出来なかったのです。
もちろん、向こうのの科学が進歩している事は
知ってました。
中国がイギリスと戦争して負けたのも知ってました。
それで大砲を作るため鉄を作る工場を建てました。
鋳物という時代遅れの鉄を作りました。
でも、その鉄では大きな建物や工場、機械、戦艦を
作る事は出来ませんでした。

ある日浦賀の沖合に黒い船がやってきました。
おおきな蒸気機関で動く船でした。
これからは外国と付き合わなければ、戦争するぞ、
そう日本を脅しに来たのです。
持ってきた機械も見た事のないものばかりでした。
それで一部の偉い人たちがこう思ったのです。
そうだ、船に乗ってヨーロッパに行こう、
向こうの工業力がどれだけ進んでいるか実際に
この目で見て確かめよう、と。
ところが実際に行ってみて驚きました。
巨大な鉄の建物、機械、機関車、工場が、
イギリスでもフランスでもドイツでも
目白押しに並んでいるではありませんか。

なぜこんな事になったのか。歴史を知りました。
イギリスは18世紀に産業革命にいち早く取り掛かり、
さらに19世紀の始めには、ベッセマーという人が
「鋼鉄」と呼ばれる新しい鉄の作り方を
発明したのです。
さらには、フランス、そしてドイツがそれを真似ました。
イギリスに遅れをとってはいけないと。
その鉄で巨大な建物、機械、機関車、工場を建てる
ことが出来る事を日本の偉い人は知りました。
が、実はもうひとつのことを知りました。
フランスも、ドイツも、イギリスに追いつくために
ずいぶん国民に無理をさせたのです。
フランスでは怒った国民が数回革命を起こして
いました。ドイツはもっと遅れていたので、とりあえず
議員の口をふさいででも国民に黙って働いてもらうしか
ありませんでした。そして、ついにヨーロッパには
もう建つものが建ち尽くしていたので
これ以上大もうけして国民を喜ばせるには、
海外に植民地を求めるしかなくなっていたのです。
それでそのための港や中継地と
して使うため、日本を開国させたのでした。

さあ、大変です。
日本はいつの間にかすっかり取り残されて
いました。
これから日本がイギリスに追いつくためには、
ドイツやフランス以上に大急ぎで産業革命を
成し遂げねばなりません。
つまり国民にドイツやフランス以上に無理をさせな
ければいけません。
しかし日本には鉄を作れる工場はありません。
鉄を作るための鉄鉱石も取れません。
それにはまず、莫大な設備投資をするために
高い機械を買わなければいけないのです。
さらにとなりの清を植民地にして
鉄鉱石を獲得しなければなりません。
もしぼうっとしていると先に清が産業革命を
起こし、日本は不利な立場に立たされます。
とにかく、金が今は必要です。
それには生糸をつくるための工場を作り
フル稼働して生糸を海外にどんどん輸出して、
大もうけしなければなりません。

まず、将軍様にはやめてもらいました。
その下で働いている人もみんなやめさせました。
怒った人もいましたが、力づくでねじ伏せました。
今まで建てた工場や鉱山は全部政府が横取りしました。
それも政府がいちいち経営しては手荒な事が
出来ないのでそれを代わりにやって大もうけしてくれる
民間にはらいさげました。
国民が作った農産物や原料をデフレ政策で
ただ同然で売らせました。
起こって暴動を起こした国民は警察が捕まえ、
囚人として全国の鉱山などで死ぬほど働かせました。
食い詰めた農民の娘さんは身売りされて、
全国の工場で朝から晩まで働かされました。
こうしてただ同然で作られた生糸を
海外に輸出し、新しい機械を外国から買うための
資金にしたのです。

>日本が受けた被害

というより、もし日本の国民が受けた被害
だというのならこういう回答になるのでは
ないでしょうか。
    • good
    • 1
この回答へのお礼

回答ありがとうございます!
分かりやすい文章ありがとうございます。!
こちらをベストアンサーにするつもりでしたが、
間違って、ボタンを押してしまい、直し方が分かりません・・・・。
すみません。
分かりやすい回答ありがとうございました!

お礼日時:2011/06/13 23:13

1.イギリスで産業革命がおこる。


   ↓
2.産業革命がヨーロッパ・アメリカに波及。
   ↓
3.欧米による植民地拡大
  産業革命により工業力が肥大した結果、その工業製品の市場として植民地を必要とした。
   ↓
4.欧米による植民地拡大が日本に与えた影響
  フェートン号事件、アヘン戦争   --> 日本に危機意識が芽生える
   ↓
5.欧米による開国要求(産業革命による航海テクノロジーの発達)
  ペリー来航     --> 鎖国体制の終焉
   ↓
6.尊王攘夷論の高まり  --> 徳川幕府の終焉



うーーーん。。
難しいテーマですね。
思いついた事を書き並べてみたけど・・・・。
質問者様もおっしゃる通り日本は鎖国でしたからね。
日本が直接受けた被害が思いつきません。(強いて言えばフェートン号事件)
現在への影響と言うことは、明治時代の日本の産業革命まで言及すべきなのかなぁ・・。

難しいけど面白いテーマです。
もう少し考えてみます。
  
    • good
    • 2
この回答へのお礼

回答ありがとうございます!
いろいろと検索し、直接の被害はありませんでしたが、
なんとか、関連付けられそうなものは見つかりました!
助かりました!

お礼日時:2011/06/13 23:05

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!