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私は普段、日本茶を飲みますが、
一方で珈琲や紅茶も好きです。
また柄にもなく酒や煙草も遣ります。
ところで日本には茶道という芸道がありますが、
同じ嗜好品であるはずの、珈琲や紅茶、
酒、煙草に関する芸道はあまり耳にしません。

実際は、これらにも茶道と同様の精神性を
見出そうとする方々は多少はおられるようです。
しかし失礼ながら、茶道のようにメジャーではなく、
あくまで個人的な趣味やマナー、批評精神の域を出ておらず、
確立された芸道と呼べるまでの思想性には乏しい印象を受けます。
また利休のような歴史上の大家の名も思い浮かびません。
(この点について私の誤解があるならご指摘ください)

ひとつの理由として、お茶と比べて、珈琲紅茶や煙草などは、
歴史が浅いという面が考えられます。
しかしそうは言っても、日本における珈琲紅茶の歴史は200年、
煙草に至っては既に500年の歴史をもつようです。
酒の歴史についてはもはや言を俟たないでしょう。

いったいなぜ、珈琲道や紅茶道、酒道、煙草道は
生まれなかったのでしょうか?
またこれからも生まれないのでしょうか。

A 回答 (10件)

~道、てのは大体中国と関係している分野


に多いですね。

つまり道教にいう道(タオ)です。

お茶は中国から伝来し、当時は中国が世界一の
大国で、日本は何から何まで中国に学んだ時代
です。

だから珈琲道や紅茶道てのは無い訳です。

酒や煙草は享楽的なので、この道と繋がりにくいのでは
ないか、と推測しています。
あと、利休のような先達者が出なかった、ということも
あるのではないでしょうか。
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この回答へのお礼

言われてみますと、珈琲紅茶が西洋経由であったことに
思い至りました。これは一つの答えかもしれないとおもいました。
酒や煙草は、確かに享楽性が強いのかもしれませんね。
ご回答ありがとうございました。

お礼日時:2011/06/23 00:42

先ず茶道の内容を御知りになって下さいませ。


http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%8C%B6%E9%81%93
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この回答へのお礼

残念ながら、私は茶道を学んだことはありません。
(かろうじて茶会の席に失礼したことがあるのみです。)
参考のサイトは一通り読ませていただきました。
アドバイスをありがとうございました。

お礼日時:2011/06/23 01:09

文化は、天才とよばれることもある巨大な直観の持ち主による、大跳躍(グラン・ジュテ)によってのみ創出される。


そしてこうした直観の持ち主は、時代地域分野で著しく偏在する。この偏在が文化の多様性をもたらすのである。

…以上妄想でしたm(_ _)m。
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この回答へのお礼

日本に珈琲紅茶や酒煙草のグラン・ジュテ(?)は
いなかったのでしょうか。
ご回答ありがとうございました。

お礼日時:2011/06/23 01:04

世の中は酒と女が敵なり どうぞ敵にめぐりあいたい



まっ、酒道がないのは女道がないのと同じ理由じゃないんかね。
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この回答へのお礼

昔インドの経典で、男女の、つまり絡み方があったのを
思い出しました。(日本にも似たようなものが)
日本では酒は宗教的なアイテムでもあるのに、
酒道の大家は生まれなかったのですね。
ご回答ありがとうございました。

お礼日時:2011/06/23 01:02

 珈琲道や紅茶道、酒道、煙草道のことは、むしろ一人ひとりの振る舞いや人格性の中の問題に為りますね。



 茶道や香道、そして華道も人の趣味の洗練性などではありますが、むしろこれが“道━タォではなく”として出来てきたことの歴史と性格を考える問題かと存じます。
 これらが道(タォではなく)といっても、所謂る精神性はどちらかというと後付けではないでしょうか。
 これらの中で(香道はかじっただけですが、ちょいと性格が違う)求める美って、書道や山水の美にも通じる、東洋的なものですね。
 華道ではすこしそれと違うものもありますが。

 珈琲道や紅茶道、酒道、煙草道で何を追求しますか?
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この回答へのお礼

以前の回答も含めて、思い至ったことは、
どうもお茶は道教とともに中国経由で入ってきたのに対し、
珈琲紅茶は、もともと東洋が原産地でありながら、
西洋経由で入ってきたという経緯があるみたいですね。
とても大きなヒントになりました。
ご回答ありがとうございました。

お礼日時:2011/06/23 00:58

酒道というものがあったらぜひ入門したいものだけど、練習中に酔っぱらって芸がみにつかないちゃうかな。



酒は飲むべし飲まれるべからず。  
この一言がわが人生における酒との付き合いを律してきました。謂わば「我が酒道」ですね。
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この回答へのお礼

確かに酒道のリスクは酔っぱらってしまうことでしょうかね。
ご回答ありがとうございました。

お礼日時:2011/06/23 00:55

お酒にも、北信流といった確立された流派があります。


タバコの場合は、個人的に吸うので、そうした流派には
なりにくいでしょう。
こうした流派は、集団主義を好む日本ゆえなので、紅茶や
コーヒーにはないのでしょう(現代は個人主義化したからね)。
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この回答へのお礼

酒道を追求している一派があるのは聞いたことありましたが、
北進流という流派があるのですね。
しかし茶道ほどメジャーではないと思って、
あえてお聞きしました。
個人主義化してしまった現代以降は、
新しい嗜好品についての芸道は生まれないのでしょうかね。
ご回答ありがとうございました。

お礼日時:2011/06/23 00:52

 んーー・・・より広く多くの人に


老若男女の別無く受け容れられるものかどうか、
に拠るのではないでせうか・・・(酔汗)

「珈琲・紅茶・酒・煙草」などは、年齢や性別や
慣習・好き嫌いに大きく左右される物だから、という事に
なりませうか(´_`;
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この回答へのお礼

確かに珈琲紅茶はともかく、
酒や煙草が飲めない方はいますが、
お茶が飲めないという方は稀かもしれませんね。
より生活に密着している分、
芸道としての追及も深く行われたということでしょうか。
ご回答ありがとうございました。

お礼日時:2011/06/23 00:48

君台観左右帳記


という、モノに対する価値観の体系

闘茶
という、楽しい遊戯

家芸
という、平安朝末期から成立した伝統


この三つの要素のうち前の二つを融合させたのが利休という天才の仕事
そして、三つ目も融合させたのが、宗旦の才能。

そして江戸時代後半の経済成長のない世界が、熟成させました。

日本で考えると、タバコや酒は「ブツ」の体系に組み込めなかった、あるいはお茶が一番組み込みやすかった。
「ブツ」の扱い方という、修行しやすい、外面化しやすい装置を持っている、あるいは持ちやすいのが、他の嗜好品とお茶との違いです。


海外で考えると、嗜好品が世代交代します。熟成の時間がなかった。
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この回答へのお礼

「ブツ」というキーワードがよく分りませんでしたが、
「江戸時代後半の経済成長のない世界」と、
嗜好品が世代交代する海外との違いがあるのでしょうか。
ご回答ありがとうございました。

お礼日時:2011/06/23 00:45

日本人に特有の何にでも精神性を見出す性癖とお茶が合体して茶道に、


剣術が剣道に、
柔術が柔道に・・・なっていったと思います。
珈琲、紅茶は日本ではマイナーなため、・・・道までは行かなかった。
酒、煙草は嗜好性が強く万人向きではなかった。
よって茶道だけが残ったと思います。

余談ですが、相撲なんてのも相撲道になったがために、
スポーツとちょっとかけ離れているなと思うし、
外国では、珈琲は飲みたいから飲むのであって、
そこに精神性を求めたりはしないと思います。
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この回答へのお礼

ご指摘の「日本人に特有の何にでも精神性を見出す性癖」は
珈琲や紅茶には結びつかなかったのでしょうか。
酒や煙草は確かに嗜好性が強いかもしれませんね。
ご回答ありがとうございました。

お礼日時:2011/06/23 00:35

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