生命について教えてください。
私たち人間には、個々に生命があります。
男性と女性がおり、それぞれに「精子」、「卵子」があり
結合して子供が出来ますが、男性は1回の射精で数万の
精子を放出すると思います。(※数は良く分かりませんが)
そこで、お伺いしたいのですが、、、、、
1.精子は個々に『生命』を持っているのでしょうか?
2.卵子には『生命』があるのでしょうか?
3.もしどちらにも生命がなかったとしたら、どの時点で
『生命』が宿るのでしょうか?
4.もし、1.で精子に『生命』があるとしたら、男性には自分の
生命の他に、大量の生命を持っているということなのでしょうか?
以上、生命価格的見地から、回答いただけたらと思います。
※私は49歳の男性ですが、どうもこの点が良く分かりません。
現在、仏法を基盤に、『生命』について興味がある所です。
真面目な質問として、お考えいただきたいと思います。
宜しくお願い致します。
※この質問は、一ヶ月くらい締め切らずに置いておきたいと
考えています。
No.3ベストアンサー
- 回答日時:
(No.2お礼)
>「疑問点は、ただ単にこの点だけなのです。」
受精卵が出来た時、これを「新しい」命(生命)が誕生したなどと文学表現されます。
この「新しい」生命は、ただ単に、一個の細胞です。…(1)
「仏の」生命というように、修飾語が必要ですね。「新しい」なのです。
生命はあたかも抜け殻に霊魂が宿るように誕生するものではありません。
原始生命を除いて、その後の生命は、非生命からは誕生しません。…(2)
(1)と(2)から、
疑問点の答えは、どういうものになるか分かりますよね。
これは数学の公理主義にも似て、最初以外は、筋が通っている考えだと思います。
もちろん私見です。
生物学者も医学者も、「生命」という哲学的な概念を、直接の研究対象にはしていないでしょう。
この回答への補足
『生命』というと、語弊があるのかも知れませんね。
生命=命、寿命と捉えるのが一般的なのかも知れませんね。
思想上はどうなのでしょうか?
『魂魄』、『魂』と言った方が宜しいのでしょうかね。
人間だけでなく、犬や猫も含めて、「有情」とし、植物や大地などを
「非常」という捉え方も仏法ではあるようです。
ありがとうございました。
再度ご回答いただきまして、ありがとうございます。
>この「新しい」生命は、ただ単に、一個の細胞です。…(1)
ということは、精子・卵子ともに一つの細胞であり、それが結合とて
受精卵となり、胎児へと変化していくという事ですね。
>疑問点の答えは、どういうものになるか分かりますよね。
>生物学者も医学者も、「生命」という哲学的な概念を、直接の研究対象にはしていないでしょう。
なるほど、良く分かりました。
あくまでも『生命の永遠性』というものは、『思想的範疇にあるもの』ということですね。
No.4
- 回答日時:
そもそも大前提として、生物学的には命とは、あくまで細胞が生命反応(細胞の維持に関わる化学反応)を行っている状態を指すだけです。
ですので、仏法的な生命、という概念は生物学においては全く無関係です。
生物学においては生物は物理的化学的な法則に従って動く分子機械として扱います。
これは別に魂とか生命の神秘とかを否定するのではなく、そういう観念的なものは研究のしようがないので無視しているだけです。科学者個人が宗教に帰依したり神を信仰したりすることは珍しくありませんが、それはそれ、これはこれ、です。
キリスト教徒が全員、神が世界を7日間で作ったとかを信じているわけではないのと同じですね。
そういう意味では質問に対する答えは回答者様の納得いくものにはならないかもしれません。
壊れていない機械(車とかテレビとかコンピューターとか)を機能しているという意味で擬人化して『生きている』と表現することがありますよね?
逆に機械が壊れたときに 「うちのパソコンが死んだ」なんて表現する人も結構多いです。
生物学的には生物の生き死にはこれと同じで、『システムが機能している』『システムが壊れた』という意味合いになります。
ゆえに、質問の答えはこうなります。
1.精子は個々に『生命』を持っているのでしょうか?
2.卵子には『生命』があるのでしょうか?
精子だろうと卵子だろうと、死んでいなければ(細胞としての機能が停止していなければ)生きていると表現します。
それを『生命がある』と表現するかどうかは個人の自由です。
貴方がそう思うのが貴方の答えです。ただし他人が同意するとは限りません。
3.もしどちらにも生命がなかったとしたら、どの時点で
『生命』が宿るのでしょうか?
これも同上ですね。貴方がそうだと思う瞬間からです。
法律的には国によって色々と基準を決めていますが、これはなにか明確な根拠があるのではなく、役所仕事を円滑に進めるための手続きの問題にすぎません。
胎児を殺した場合の殺人罪の適用とかの問題ですね。
これは生物カテゴリーではなく哲学カテゴリーで聞くべき問題かと思います。
ご回答いただきまして、ありがとうございます。
>これは生物カテゴリーではなく哲学カテゴリーで聞くべき問題かと思います。
そうですね。
「生命科学的見地」と書きましたが、『生命』の捉え方に違いがあるようですね。
『魂』とか『魂魄』、『生気』や『念』といった方が良いのかも知れませんね。
改めて、同じ質問を『哲学』のカテゴリーにてしてみたいと思います。
No.2
- 回答日時:
質問者さんの素直な科学的知識そのままで正しいと思いますよ。
分かってらっしゃる反語的な質問文ですよね。(No.1お礼)
>「そこで、現世においては(言い方を変えると、「生きているうちは」)
>生命を感ずることが出来ると思いますが、それでは何時現世で
>生命として現われるのかそれでは何時現世で生命として現われるのか」
この日本語は、私には、理解できません。何を疑問に思われているのか、判りません。
感じられるけど、現れていないという事ですか??完全に即物的な考え方をされているということでしょうか。それとも擬人化された生命様の権現を見たことないということでしょうか。
質問文にある「生命価格的見地」の「価格」って何ですか。生物学でも仏教でもなく、経済学の基盤ですよね。
仏法が、生命の「永続性」を唱えているというのは本当でしょうか?
この回答への補足
現在は、良くクローン技術や体外受精など、遺伝子学的にもかなり
進んだ研究や解明が行われていると思います。
行為ではなくて、“生命を誕生させる”あるいは“生命が宿る”といった
時間的プロセスを知りたいのです。
ご回答いただきまして、ありがとうございます。
「生命価格的見地」⇒間違えました。「生命科学的見地」です。
申し訳御座いません。
>感じられるけど、現れていないという事ですか?
いえいえ、そうではなくて、胎児として母体内に存在しているという事実は、
その時点ですでに生命を受けているという事です。ただ、それが、精子と
卵子が結合する時に生命を受けるのか、あるいは既に精子若しくは卵子に
生命というものが存在するのかという事です。
疑問点は、ただ単にこの点だけなのです。
>仏法が、生命の「永続性」を唱えているというのは本当でしょうか?
釈尊の説いた「法華経」には、仏の生命が説かれており、これが過去、
現在、未来に渡り存在するという事が説かれています。
この仏の生命というものは、実は私たち人間生命に内在するもので、
中国天台の祖、天台大師は『一念三千』という法門で説きあらわして
います。もちろん日本天台宗にはこの教えは伝承されているはずで
すが。
そこで、実際現代科学や生命学、医療などの分野ではどの様に捉え
られているのかを、お聞きしたかったのです。
No.1
- 回答日時:
まず、用語を定義する必要がありますが、これがなかなか難しい。
一つの考え方として、以下の3点の性質によって生物を定義し、生物の(生物として自己を維持、増殖、外界と隔離する)活動の総称を生命と定義する。
・外界および細胞内を明確に区別する単位膜系を有する。
・自己を複製する能力を有する。
・外界から物質を取り込み、それを代謝する系を有する。
と言うのがあります。
早速、ご回答いただきまして、ありがとうございます。
仏法では、人間生命に限らず、「生命の永続性」を説いています。
そこで、現世においては(言い方を変えると、「生きているうちは」)
生命を感ずることが出来ると思いますが、それでは何時現世で
生命として現われるのかという事で、上記の疑問が出てきました。
どうぞ、先生のお考えを、無学の人間にも分かるようにお話しいた
だきたいと思います。
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