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66歳の男性患者についてです。
 既往症は気管支ぜん息、心筋梗塞(手術あり)、動脈硬化、ペニシリン抗菌薬にアレルギーあり。

 ぜん息発作が止まらないため、数年前心臓を手術した病院に連れて行き、夜勤の医師が処置室で治療しましたが、わずか1時間後に心電図モニターPEAでした。
 自家用車から歩いて病院に入って、1時間後に処置室で死亡。壁一つ隔てて待っていた妻子は、死亡した後呼ばれました。

1、処置室という密室で行われたことは、正しい医療だったのか。
2、脈のない夫にした血液検査、胸骨圧迫最中の坐位正面の胸部レントゲンは必要だったのか。
 
一部分でも教えていただきたいと思います。
以下にカルテを転記しました。よろしくお願いします。

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治療経過は  (カルテ記載通り、括弧内は記入時刻)、
(22:53) 来院時vital KT37.9℃ BP213/117 HR 155bpmRR 30/min SpO294%(roomair) E4V5M6
(22:15) ぜん息著明 ベネトリン0.3ml+生食3ml吸入
    ぜん息の改善なし ソル・メドロール125ml+生食100m
    SpO2 80台に低下 O2 SL マスク投与
(22:17)  点滴にネオフィリン125ml混注。
    収縮期血圧 213 急性肺水腫?ミオコールスプレー2puff
(22:25)
 22:24 呼吸苦著明 モニター装着
 22:30 HR180 narrow QRS tachycardia 
 22:30 意識レベル低下 硬直しチアノーゼ著明,
      バックバルブマスク換気開始
     血液ガス・採血
 22:45 HR 70程度へ落ちる、自脈触れず
     胸骨圧迫開始
 22:53 気管挿管 8Fr 24cm固定
     胸部レントゲン(坐位正面 ポータブル)

 その後 アドレナリン1mg PEA 胸部圧迫再開の記述4回

 23:19 死亡

 処置として、放射線  血液検査
         注射 点滴 ソル・メルコート  ネオフィリン (2件とも上記記載)
             静脈注 ミダゾラム(ドルミカム)注10mg2ml生理食塩液18ml(上記記載なし)
             (なお、ベネトリンは経過に記載あって、処置に記載がない)
 

   

A 回答 (5件)

No.1の方がコメントされているように、


カルテ記載内容の処置については、医師にコメントを求めるのが
正解でしょう。
また、カルテだけが全てではありません。
日頃の状況、今回の発作の状況なども重要な情報です。

喘息の発作による死亡は、窒息死が主な原因ですが、
それだけではなく、重症患者になればなるほど、
様々な要因が重なりあっている場合が多いのです。

一時間前には歩いて処置室に入ったのに、亡くなるなんて……
ご家族には、理解しがたいことでしょう。
なので、説明を求めても、普通だと思います。

来院時の状況は、
体温37.9度
血圧 最高血圧213、最低血圧117
脈拍 115回/分
呼吸数 30回/分
酸素飽和度 94%
意識レベル 鮮明
との記載です。

血圧は、重度の高血圧です。
呼吸数は、かなり多いです。(息苦しく感じる状況)
酸素飽和度で(roomair)と書かれているのは、何の処置もしていない
状態での測定という意味です。

その後は……
酸素飽和度が下がり、
チアノーゼ(全身の酸素不足)が著名となり、
喘息が改善せず、呼吸困難になっていかれたようです。

急性肺水腫を疑ったのは、心筋梗塞の既往、
呼吸困難、過呼吸、チアノーゼなどからの診断と思います。

座位でレントゲンを撮影したのは、気管挿管をしたので、
それがちゃんと肺に入っていることを確かめるためです。
喘息患者に対して、気管挿管をするのは、難しい手技なので、
ちゃんとできていることを確認したのです。

血液検査は、動脈血を採取して、酸素濃度を計測したものです。

>処置室という密室で行われたことは、正しい医療だったのか。
密室ということを問題にしているならば、それは通常の医療です。
家族の目の前で救命処置をすることはありません。

いずれにしても、救急の医師が信用できないならば、
別の医師の意見を聞くしかないでしょう。
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この回答へのお礼

家族として、死ぬほど悪いとは思っておらず、壁1枚の横にいて、1人で不安なまま死なせてしまったこと、もっと早くに、他の病院だったらなどといろいろな思いがあります。

担当された医師に話を聞く前に、他の方の話を聞いてからと思って投稿しました。
とても参考になりました。
ありがとうございます。

お礼日時:2011/06/30 22:20

>日曜であったため、今回の病院に行ったので、前日と同じ治療だったら助かったのだろうと思う次第です。



それはないだろうと思います。
今回の経過をみると、原因が何にせよどう対処しても救命困難であった可能性が高い印象を受けます。
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カルテのコピーを渡しているのであれば、病院としてもやましいことがない証拠でしょう。



ところで、行政解剖または承諾解剖はされましたか?

解剖しなければ、正確な死因は究明できません。

医療裁判になったとしても、「可能性」の水掛け論になってしまいます。

私は、医者ではありませんので、カルテの内容がわかりません。
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この回答へのお礼

 故人は心臓が悪い上に、喘息でも喫煙し、肝臓の数値も悪かった上に、高血圧で、合併症があっても不思議はありません。
 他の方も言われたように、心臓発作が起きたのではないかと思います。
 以前手術した病院なので、心臓は短い距離でも走ったりしてはいけないと、医者に言われている状態だったのは、データに残っていると思っていました。
 死後の解剖は医者に断ってしまいました。
 なくなった上に、メスを入れることに抵抗がありました。
 死因はおっしゃるとおりに判らずしまいですね。
ありがとうございました。

お礼日時:2011/07/01 21:58

脳神経外科医です。



カルテ記載をみる限り、喘息発作に対する対処・心肺蘇生処置としては特に問題無いように思われます。
ただ、適切と思われる処置にも関わらず急激に病状が悪化していますから、喘息以外の病態が起こっていた(或いは併発していた)可能性があるのかも知れません。

例えば大動脈解離や肺血栓塞栓症、急性心筋梗塞や心筋梗塞に伴う心不全、心破裂などが起こっていた場合には、喘息に対する治療や通常の心肺蘇生処置に反応せず、救命できない可能性が十分ありうると思います。また、喘息発作でも今回のように治療に殆ど反応せず、急激に病状が悪化していくケースがあり得るのかも知れませんが、それに関しては専門外の私には分かりかねます。

「急性肺水腫?」「ミオコールスプレー2puff」「narrow QRS」の記載から、喘息発作だけでなく、心疾患の合併を念頭に入れていたことがうかがわれます。

血液検査、血液ガス検査は病態を把握する上で今回は必須だったと思います。レントゲンも挿管チューブの位置確認、肺水腫・心不全所見の有無の確認、胸部大動脈瘤などの確認のため必要であったと思います。

以上まとめると、

・患者さんの病状の進行はかなり急激であった。喘息以外の病態の合併も疑われる。
・病院で行われた処置はスタンダードなものと思われ、少なくとも医療ミスと思われるような行為は見受けられない。

といった印象を私は受けました。亡くなられた後でのCT検査や病理解剖が行われていれば、もう少し原因が分かった可能性はあると思います。

この回答への補足

 前日も、同じ症状で開業医(今回の総合病院で彼の心臓を手術した医者で現在は独立)を受診し、症状が多少改善しました。
 日曜であったため、今回の病院に行ったので、前日と同じ治療だったら助かったのだろうと思う次第です。
 

補足日時:2011/07/01 10:21
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この回答へのお礼

詳しくご回答いただいてありがとうございました。
突然の死をなかなか受け入れられなくて、困惑しております。

何もしてあげられなかったこと、看取ってもあげられなかったことが、心の傷になっています。
ここでいろいろな方から教えていただいて、少しずつですが、腑に落ちてくる気がします。

お礼日時:2011/07/01 17:06

まず第一にここには専門家はいないということ。


専門家がいたとしても、人の生き死にに関することうかつなことは言えません。
したがって明確な回答は得られないでしょう。
所詮このサイトは素人のより集まりです。
知ったかぶりをしてアンサーを書く人はいるでしょうが、あくまでも興味本位で書いているので
適切なアンサーとは思えません。
なので医療専門の弁護士に話をしてそれから裁判をするなりしたほうが良いでしょう。

                           爺の独り言より
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この回答へのお礼

 呼吸が苦しそうだったから、夜連れて行ったのですが、まさかあっという間に死んでしまうなんて、どうしても納得がいかないのです。
 この質問で、ご意見を参考にさせてもらってから、気を落ち着けて担当医に説明をいただこうと思っています。
 救急車で連れて行ってもらえばよかったのかも知れませんが、歩けないほどひどくはなかったのです。
  まだ、担当医の話を素直に聞く余裕が持てません。
 おっしゃるとおりです、ありがとうございます。

お礼日時:2011/06/30 22:26

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