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 苗場山麓にはモリアオガエルの生息池が点在してますが、平伏沼は孤立していて、他の生息池との接点は考えにくいのですが、もともと生息していたのでしょうか。

各地のアオガエルがそれぞれにモリアオガエルに進化したこともありえますか。

A 回答 (1件)

まず,揚げ足取りのようで申し訳ありませんが・・・



アオガエル科 (Rhacophoridae)は,ありますが,「アオガエル」という名前の種はいません。

アオガエル科のカエルについては下記サイトが参考になるでしょう。
http://web.hc.keio.ac.jp/~fukuyama/frogs/data/rh …

>各地のアオガエルがそれぞれにモリアオガエルに進化したこともありえますか

例えば下記の分子レベルの研究からは,モリアオガエル祖先種が,大陸から南西諸島を経て本州に至る段階でシュレーゲルとモリに分化したようです。

Molecular phylogeny of Rhacophoridae
http://www.sciencedirect.com/science/article/pii …

Speciation of Three Allied Genera, Buergeria, Rhacophorus and Polypedates, Elucidated by the Method of Electrophoretic Analyses
http://ci.nii.ac.jp/naid/110000012457/

平伏沼とは,福島県の平伏沼ですか?

もしそうなら,上記結果から,少なくとも,平伏沼でモリ祖先種からモリに進化したとは考えられません。

また,福島県の平伏沼のことならば,孤立しているわけではありません。

環境省の調査で,モリは東北地方全県に生息し,秋田・山形・福島の各県下には、全域にわたって生息地が多いことが判明しています。

日本の重要な両生類・は虫類の分布
http://www.biodic.go.jp/reports/2-19/2-19.pdf
(東北地方の分布概要はp40)
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この回答へのお礼

福島県の平伏沼は山頂部に位置してますので、どのような経路でここまで辿りついたか想像しますと、平地を経由してのリスクより、進化などと短絡的な想像をしてしまい、反省の限りです。

それから、空からオタマジャクシが降ってきたニュースがありましたが、野鳥が移動に貢献してるとしましたら、少し納得できそうです。

苗場山麓のモリアオガエルは増水で流されるのもあり、心配でしたが、多くは無事孵化した模様です。
ただし、水中には岩魚等の天敵も居そうですので。

短絡的な疑問ながら、丁寧に回答下さいまして、誠に有難うございました。

お礼日時:2011/08/06 15:39

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