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ライトノベルについて教えてください。

語り手が3人称のとき、登場人物の性格について、語り手が説明するのっておかしいですか?
語り手ではなく、別の登場人物が説明するほうが自然でしょうか?
それとも、どっちもありでしょうか?

3人称の語り手は、神の視点なんて言われているみたいですが、どこまでを地の文に含めるのか良くわかりません。見たまま(表情の変化とか、行動とか内面に関係しない事)を地の文に含めるが、内面(こういう性格とか)までを含めると、語り手のみで物語が進行してしまい面白くない様な気がします。これも、過度にやりすぎると、に尽きますが…。

わかりにくいかと思いますが、皆様の意見をお聞かせください。

A 回答 (1件)

 おかしいかおかしくないかは、何をどういう効果を狙って描写するかによって決まってくることなので、それがわからなければ答えようがありません。

何の前提もなく「逆光での撮影はおかしいですか?」と訊かれても、答えようがないのと同じことです。
 ありかなしかなら「あり」です。

 ただ、どうやって性格を説明するかを云々する以前に、そもそも登場人物の性格は、なるべく説明という形で表現しない方がいいです。
 なぜなら人は、「外向的」などの評価に沿って外向的な言動をしているわけではなく、言動の積み重ねによって評価を受けるからです。説明は後付けであって、最初にあるのは行動なのです。
 現実の人付き合いでも、会った瞬間から「彼は外向的だ」などという説明が与えられるわけではなく(偏見という形で与えられることはありますが)、言動の積み重ねから徐々に性格の評価が形成されていきますよね。
 小説でも同じように、作者の方で「彼はこういう性格である」などとレッテルを押しつけるよりも、登場人物の言動を読むことによって読者の方でどういう人物なのかを判断してもらうようにした方がうまくいきます。

 それを理解した上で、あえて地の文で説明を加えた方が狙った効果が出せるということであれば、やればいいと思います。

 アガサ・クリスティの『そして誰もいなくなった』や『ゼロ時間へ』、『ひらいたトランプ』などは、三人称で多数の登場人物を巧みに扱っていますので、参考になるかと思います。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
いろいろと言葉足らずで申し訳ありませんでした。
とても素晴らしい的確なアドバイスをありがとうございます。
そして、参考書籍まで教えていただけるなんて、質問してよかったなと思います。

お礼日時:2011/07/03 21:16

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