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神社には神だけあって神様がいるのでしょうか?

A 回答 (3件)

一般的に、神社には神様、寺院(お寺)には仏様ではないでしょうか。

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日本の神様はちょっとユニークです。


特に「神」という言葉がキリスト教やイスラム教的な一神教をスタンダードとする考え方では日本の神様は理解できないと思います。

まず日本の神様は八百万(やおよろず)いるといわれており、とにかくどこにでも「いる」ということになっています。箸供養とか針供養などもそれぞれに宿る神様達を敬う儀式(お祭)といえます。

ですので、神社にいるのは一人(一柱)の神様とは限りません。何柱も一緒に住んでいる?神社もたくさん存在します。

その上で、仏教との混合もユニークな特徴といえます。

もともと日本では古代から神様達を敬ってきたところに、大和朝廷が中国から当時最新の仏様を読んできてしまいます。大化の改新は仏教を日本の宗教とするか、神道を日本の宗教とするかの争いだったといえます。

大化の改新では仏教勢力が勝利を納め、様々なお寺や国分寺などの役所とお寺が合わさったような施設まで登場します。つまり市役所にお寺をくっ付けることで日本全国に仏教を広めようとしたのです。
ところが日本の神道は古来からずっと先祖代々続いてきた信仰だったため、地方でもなかなか受け入れることができませんでした。

そして、仏教を広めたい側と神道のままでいい側がまた喧嘩するようになってきて、居心地が悪くなっていきます。そこに登場したのが「神仏習合」という考えです。

つまり「神様は文化が違えば違う姿で現れる。日本では太陽をあがめるのにアマテラス神とするが、仏教では太陽を大日如来としたんじゃない(本地垂迹説)」ということにしてしまったのです。

これが人々の争いをうまく納めたため、日本全国に神仏習合の考え方がいきわたりました。そのため、○○神社には同じような由来の仏様を守り神として安置したり、お寺に由緒をつけて神様を奉納したりしたのです。

ですので、日本の神社にしてもお寺にしても、神様だけでなく仏様もいるようなところがあります。
たとえば東大寺境内には、手向山八幡宮がありますし、薬師寺には休岡八幡宮を置いています。
明治期に国家神道ができた為に仏教を迫害して、別のものにかえてしまい、今の日本人には神社とお寺が待ったく別のもののように感じますが、実際には奈良時代ぐらいから明治以前までは、神社もお寺も一つのものとして考えられていたのです。
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この回答へのお礼

とて勉強になりました。

お礼日時:2011/07/08 20:57

現在は、神様と考えていいと思います。



明治維新より前には、「神仏習合」といって、神も仏も両方祀っている(同じ敷地に神社の建物とお寺の建物の両方がある)場合が数多くありました。
その名残で“仏教の神様”などが敷地内に祀られている神社も残っているかもしれません。

が、基本は神様だけです。
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