午後のお茶の時間にぴったりのミステリー小説を教えてください。
素敵なシチュエーション、小粋な会話など、上質な娯楽としての小説が良いです。
午後お茶小説として好んで読んでいるのは、
アガサクリスティ、ドロシーLセイヤーズ、PGウッドハウス。
アシモフの黒後家蜘蛛の会も昔好きでした。
「日常の謎」系では、北村薫さんの円紫師匠シリーズが好きだったので、
同時期の日本人作家さんのは、あれこれ読んでみたのですが、他はあまり…でした。
ただ、最近の作家さんのは未チェックです。
他に、テレビにおける刑事コロンボみたいな感じの作品も好きです。
それと、初野晴さんのハルチカシリーズも好きです。
(どっちかというと青春小説として読んでいますが…。)
ちなみに、米澤さんの○季限定~事件、クレオ・コイルのコーヒーシリーズ、
ローラ・チャイルズのお茶シリーズは、ウォッシュバーンのお料理名人シリーズ、
あと、ネコが表題のシリーズ(ごめんなさい、シリーズ名と作家名は忘れました)は、
それぞれ1、2冊読んだ事があるけれど、
方向性は好みかなと思ったのだけど、あまり合いませんでした。
ただ、たまたま手にとった巻が合わなかっただけかもしれないので、
この巻は抜群に面白い!っていうのがあれば教えてください。
また、本屋対象の「謎解きは~」は既読です。
食べ物が題材になっているものには限りませんが、
読むと、お茶(コーヒーでもOK!)したくなるような、
お茶やお菓子がひときわ美味しく感じられるような、
そんな作品だとうれしいです。
No.2ベストアンサー
- 回答日時:
いわゆるコージー・ミステリーというジャンルですね。
以下ウィキからコピペです。
☆★☆
現代におけるコージー・ミステリ
時代が下がった現代においては女性を読者対象としたコメディタッチの推理小説を主にコージー・ミステリと呼称する。大抵の場合、主人公の恋愛などのロマンス要素も含んでいる。
最も多いパターンとしてはアメリカやカナダなどにある住人同士がほぼ全員顔見知りであるような田舎町を舞台とし、主人公の探偵役となるのはその町に住む女性である、という物があげられる。 主人公は癖のある周りの人々に振り回されつつ事件を解決するというのがパターンである。
上記のパターン以外にもニューヨークやハリウッドなどの大都会を舞台にし、キャリア・ウーマンが探偵役として活躍するというタイプも存在する。
コージー・ミステリは欧米で発展したものであるため日本ではほとんど作例が無く、これに近いものは「日常の謎」系統の作品となる。
主な作品
ナンシー・アサートン
優しい幽霊シリーズ(ランダムハウス講談社文庫)
ドナ・アンドリューズ
メグ・ラングスローシリーズ(ハヤカワ文庫)
リヴィア・J・ウォッシュバーン
お料理名人の事件簿シリーズ(ランダムハウス講談社文庫)
アリス・キンバリー(クレオ・コイル)
ミステリ書店シリーズ(ランダムハウス講談社文庫)
アリサ・クレイグ(シャーロット・マクラウド)
ジェネット&マドックシリーズ(創元推理文庫)
ディタニー・ヘンビットシリーズ(創元推理文庫)
クレオ・コイル
コクと深みの名推理シリーズ(ランダムハウス講談社文庫)
フランク・シェッツィング
グルメ警視キュッパー(ランダムハウス講談社文庫)
リンダ・O・ジョンストン
ペット探偵シリーズ(ランダムハウス講談社文庫)
ローラ・ダラム
ウェディング・プランナーシリーズ(ランダムハウス講談社文庫)
ジル・チャーチル
ジェーンシリーズ(創元推理文庫)
ローラ・チャイルズ
お茶と探偵シリーズ(ランダムハウス講談社文庫)
リリアン・J・ブラウン
シャム猫ココシリーズ
ジョアン・フルーク
お菓子探偵ハンナ・スウェンソンシリーズ(ヴィレッジブックス)
キャサリン・ホール・ペイジ
フェイスシリーズ(扶桑社ミステリー)
シャーロット・マクラウド
シャンディ教授シリーズ(創元推理文庫)
セーラ・ケリングシリーズ(創元推理文庫)
ダイアン・デヴィットソン
クッキング・ママシリーズ(集英社文庫)
☆★☆
お勧めはお菓子探偵ハンナかな・・。
何冊か持ってます。
第一作目は
「チョコチップクッキーは見ていた」です。
(出版社からの内容紹介)
ハンナはお菓子作りの腕をいかして、世界一おいしいクッキーを出すお店を経営している。店の評判は上々、地元の人たちのくつろぎの場として愛されていた。そんなハンナの悩みといったら、「結婚しなさい」とうるさい母親くらいのもの。忙しくものどかな毎日だったが、ある日、店の裏手で牛乳配達人の死体が発見され、町は大騒ぎに。義弟である保安官助手に捜査を手伝うと約束してしまったことから、ハンナは自慢のクッキーを手に町の人たちへの聞きこみを始めた。おいしいものの前ではだれしも口が軽くなる。思わぬ名探偵ぶりを発揮するハンナだが…。甘くコージーなお菓子ミステリー・シリーズ第一弾。
あと、安楽椅子探偵ですが、
ジェームズ・ヤッフェの「ママ探偵シリーズ」は大好きな作品でした。
「ママ、手紙を書く」(創元推理文庫)
内容(「BOOK」データベースより)
警察が悩む難事件も、ママにかかっては子供の遊びも同然だった。なにしろ、家で話を聞いているだけで、事件を解決してしまうのだから。そんなママが、西部に引っ越したデイヴを訪ねて、はるばるブロンクスからやってきた。そこに発生した助教授殺し。悩むデイヴの前にママは名推理を披露する!安楽椅子探偵の代表の一人とされる、あのママが帰ってきた!新シリーズ第一弾。
発行年が古いので、
古本屋などでしか手に入らないかもしれませんが・・。
この回答への補足
ジルチャーチル、書店では見つからなかったけれど、図書館にあったので早速借りて読んでます。
アメリカのおばちゃんたちの気取りのない笑える会話が楽しい!
ご紹介ありがとうございました!
ヤッフェ、懐かしい!読んだ事あります。
沢山あげて下さってありがとうございます。
ジルチャーチル(タイトルに笑いました!)と、アンドルーズは未読ですので、早速探してみますね!
実は「コージーミステリー」とか「食べ物が表題」的な、
いかにもな作品は手当たり次第読んできたので、
あげていただいた他のシリーズはどれも1、2冊は読んだ事がありました。
(表題忘れていたというネコシリーズは、シャム猫ココシリーズでした。)
ただ、いずれも「コージーミステリー」としては良く出来ていても、
クリスティやセイヤーズ、ウッドハウスのように、コンプしたくなる程にはハマれなくて…。
(どの作家さんも量産されてるから、たまたま手にとってものとの相性がわるかったのかもしれないです。)
コージーミステリーとしても楽しめる、コージーミステリーの枠を超えて楽しめる作品こそが、
私の探しているものしれません。
お詳しくていらっしゃるので、他にも面白い作品をご存知でらしたら、また教えてくださいませ。
No.6
- 回答日時:
たくさん読んでらっしゃるようなので、ご存じのような気がしますが、
昔読んだローレンス・ブロックの短編集はおもしろかったです。
「おかしなことを聞くね」「バランスが肝心」など。
午後のお茶にぴったり?かどうかわかりませんが・・。
ローレンス・ブロックは、マット・スカダーシリーズや泥棒バーニィシリーズが有名ですね。
泥棒バーニィシリーズはよく「軽妙洒脱」と評される作品で、
わたしも好きで読んでいました。
質問を読んで思い出して調べたらまだ読んでいない作品があったので、
図書館で借りてこようと思っています。
刑事コロンボで思い出したのですが、
そういえば、昔「おばちゃまスパイ」シリーズってありましたよね。
(どうして思い出し方かと言うと、テレビシリーズで「ジェシカおばさん」ってあったなと思って)
わたしは読んだことがないですが、知り合いが好きだと言っていました。
あとは
ヘンリー・スレッサーの短編集も洒落た感じで良かったです。
「うまい犯罪、しゃれた殺人」「ママに捧げる犯罪」「夫と妻に捧げる犯罪」「快盗ルビイ・マーチンスン」
おばちゃまスパイというとアガサのトミーとタペンスを思い浮かべます。
でも、こちらは夫婦のコンビですものね…。
ジェシカおばさん、がキーワードなのかな。
テレビで見た事はないのですが、面白そうなので、探してみます!
あと「うまい犯罪、しゃれた殺人」ってタイトル良いですね~。まさにそういうのを求めてるって感じです。
こちらも探してみます。
ありがとうございました!
No.5
- 回答日時:
国産ミステリだと、戸板康二の歌舞伎名優中村雅楽シリーズ、鮎川哲也のバーテン探偵シリーズ『太鼓叩きはなぜ笑う』ほか、高橋克彦の浮世絵探偵シリーズ、景山民夫のトラブル・バスター・シリーズ、伊坂幸太郎の陽気なギャング・シリーズ、石田依良の池袋ウェスト・ゲート・パーク・シリーズ、芦原すなおの『みみずくとオリーブ』の嫁さん探偵もの、北森鴻の骨董/美術品/民俗探偵の三シリーズ、泡坂妻夫『妖盗S79号』。
ごちそう話が好きなら、レックス・スタウトのネロ・ウルフ・シリーズ。
とはいえ、何をさしおいても、イアン・フレミングの007シリーズが一番好みにあうような気もしますね。
歌舞伎名優中村雅楽が未読なので、探してみます。
007シリーズ、おっしゃるとおり(すごい!)、
好みの題材てんこもりなんですけれど、作者と訳文が合わなくて残念だったんですよね…。
ありがとうございました!
No.4
- 回答日時:
(お菓子関係)
上田早夕里 ショコラティエの勲章 ハルキ文庫
http://www.amazon.co.jp/dp/4758435294 (内容紹介、新品)
ジョアン・ハリス ショコラ 角川文庫
http://www.amazon.co.jp/dp/404290601X(内容紹介、中古)
http://www.junkudo.co.jp/detail.jsp?ISBN=9784042 … (書店在庫)
拓未司 蜜蜂のデザート 宝島社
http://www.amazon.co.jp/dp/4796667148 (内容紹介、新品)
(お酒関係)
ジョアン・ハリス ブラックベリー・ワイン 角川書店
http://www.amazon.co.jp/dp/4042906028(内容紹介、中古、書店在庫なし)
レイ・ブラッドベリ たんぽぽのお酒 晶文社
http://www.amazon.co.jp/dp/4794912412 (内容紹介、新品)
リンクまではってくださってありがとうございます。
ショコラティエとブラックベリーワインが未読でした。
ショコラは、映画でみましたが、原作があったのは知りませんでした。
良い機会なので、合わせて読んでみようと思います。
様々なジャンルから紹介してくださって、ありがとうございます。
他にも良さそうなのがあれば、是非教えてくださいませ。
No.3
- 回答日時:
私もローラ・チャイルズのお茶シリーズはなぜか合いませんでした……。
でも「○季限定~事件」は好きなので、方向性が合わなかったらすみません。「ベーカリーは罪深い ダイエット・クラブ」(J・B・スタンリー・武田ランダムハウスジャパンランダムハウス講談社文庫)最近太りすぎの図書館長の元教授が入ったのは、ダイエットが目的の「サパー・クラブ」。町に殺人事件が起きて、彼らはその解決に一役買うことに。アメリカの片田舎が舞台のコージー・ミステリ。ダイエットしたいのについつい食べてしまう→これを仲間に告白のループがちょっと楽しかったです。
食べ物は出てこないけど、「老検死官シリ先生がゆく」(コリン・コッタリル・ヴィレッジブックス)は南国でのんびりな雰囲気がとてもよかったです。お茶で言うならトロピカルアイスティー?
「和菓子のアン」(坂木司・光文社)デパ地下の和菓子屋でバイトを始めた杏子だが、同僚はヘンな人ばかり?当然日本茶で。
「御書物同心日記」(出久根達郎・講談社文庫)将軍様の書物を管理する御文庫に勤める御書物同心の新米で古本好きの丈太郎の始末記。料理はあまり出てきませんが、ほっこり楽しく読めます。おはぎとかと一緒に読みたいですねー。
老検死官と同心日記は未読です。南国でのんびりな雰囲気、楽しそう!
食べ物ネタを売りにしていたり、食べ物を表題にしている作品に限る必要は全くないです。
そういう、いかにもなのは、自分でもすでに結構読んでいますし、
それに、食べ物がネタになっていさえすえれば、面白いって訳でもないので。
(むしろそれに頼りすぎちゃって、作品として詰まらないものが多い気がします…。)
例えば、村上春樹さんの作品は、別に表題に食べ物名を使っているわけでも、食べ物が主眼の作品でもないけれど、
でも、読んでいると、サンドイッチやビールが欲しくなったりするじゃないですか。
そういう感じで、まずは作品としてとにかく面白くて、
なおかつ、読むと「午後お茶」したくなる、そんな作品を探しています。
同心日記は、おはぎと合いそうなんですね。
あわせて読んでみます!
No.1
- 回答日時:
、短めでサクッと読めるものでいくつか
『覆面作家は二人いる』シリーズ 作:北村薫
もうお読みになっておられるかもしれませんね。
サンマルクのケーキなど、午後のお茶というフレーズからすぐに連想しました。
『名探偵キャサリン』シリーズ 作:山村美佐
日本文化と京都が大好きなアメリカのお嬢様が主人公です。
ハッキリ言って恵まれ過ぎているほどの探偵と助手ですので、
事件の最中でも、ゆっくりと食事を楽しんでいることが多いです。
シチュエーションとしてはうらやましいかぎりです。抹茶や緑茶な雰囲気でしょうか?
『邪馬台国はどこですか?』 作:鯨統一郎
黒後家蜘蛛の会のような構成です。バーが舞台ですのでお茶というよりはお酒な雰囲気かもしれません。
登場人物の討論形式の短編集で、歴史の謎を解き明かすというものです。邪馬台国の所在地や、織田信長の本当の死因、明治維新の黒幕など無茶苦茶ながら、そうなのかもと思わせる構成が見事でした。
『旧宮殿にて』 作:三雲岳斗
探偵はレオナルド・ダ・ビンチです。ミラノを主な舞台に起こった事件を解決する短編集です。
当時のイタリアの街並みを感じさせる文章ですので、紅茶が美味しく感じられるかも知れません。
よろしければ試してみてください。
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