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初めて「教えて!goo」に質問致します。
基本的な事が解りません。
そもそも末梢神経は中枢神経とシナプスを介して情報伝達をしているのでしょうか?
そうであるなら、交感神経は脊髄から出ていますが、脊髄で中枢神経末端から交感神経に放出される化学伝達物質は何でしょうか?同様に中枢神経末端から副交感神経に放出される化学伝達物質も教えて下さい。
さらに中枢神経から運動神経への伝達物質も教えて下さい。尚、運動神経末端から器官(皮膚や筋肉)
に放出される物質はアセチルコリンなのでしょうか?
逆に感覚神経末端から中枢神経への伝達物質は何なのでしょうか?また器官が受けた刺激をどうやって感覚神経に伝達するのですか?電気(パルス)なのか、ここでも化学伝達物質で行われているか教えて頂きたいと思います。

あと一つ。「交感神経は殆どが動脈と並行して走っている、副交感神経は体性神経の中を走っている」
という記述をネットでみつけたのですが、副交感神経は運動神経の中を通っているのですか?意味がわかりません。

欲張ってたくさん質問したので長文になりました。読んで頂きありがとうございました。
もしかしたら大きな勘違いをして意味不明の質問かもしれませんが、どうぞよろしくお願い致します。

A 回答 (5件)

こんにちは。


まず、基本的なことを整理しておきます。
我々の神経系は中枢神経系と末梢神経系に別れ、中枢と呼ばれるのは脳から脊髄までです。末梢神経系は感覚神経、運動神経、自律神経に別れ、このうち、運動神経と自律神経は中枢から身体末梢へ向かう「遠心性神経」群であるのに対しまして、感覚神経は逆に末梢から中枢へ向かう「求心性神経」です。
脳から直接身体に向かうものを「脳神経」、脊髄で中継されるものを「脊髄神経」と言います。自律神経には交感神経と副交感神経があります。交感神経は身体に長く伸びた脊髄を介して末梢に分配される脊髄神経であるのに対しまして、副交感神経の大半はそれより上の橋や延髄から出る脳神経です。

自律神経は橋や延髄にある自律神経核の神経細胞から発した神経線維がその先や脊髄の出口で「シナプス接合」によって末梢神経の細胞に繋がっています。運動神経は大脳一次運動野からの神経束が「皮質脊髄運動下行路」として脊髄を下行し、同じく脊髄の「前核運動細胞」でナプス接続されています。
この中枢神経終末から末梢神経への信号の受け渡しには「ACh(アセチルコリン)」が使われています。ですが、末梢神経終末から「効果器(筋肉、臓器)」への連絡は以下のような組み合わせとなります。
「運動神経終末:ACh(アセチルコリン)」
「交感神経終末:NA(ノルアドレナリン)、別名NE(ノルエピネフリン)」
「副交感神経終末:ACh」
「交感神経(汗腺):ACh」
感覚神経にはざっと視覚、聴覚、嗅覚、体性感覚と様々に機能が分かれており、感覚器から一次、二次、三次細胞などによって脳や脊髄に集められます。NAもAChも使われていますが、途中「Gul(グルタミン酸)」や「GABA(γアミノ酪酸)」などによる情報処理が行われるため、感覚神経系で何が伝達物質であるかは一区切りにできないと思います。

神経細胞は細胞核から外部に長く伸びた「軸策」によって他の細胞と「シナプス接合」をしており、このネットワークによって行われる情報のやり取りを「神経伝達」と言います。
神経細胞は樹状突起や細胞体のシナプスに他の細胞からの伝達物質を受容しますと細胞内の電位が変り「活動電位」が発生します。この電位が軸策を伝わること「神経インパルス」と言います。インパルスが神経終末に辿り着きますとシナプスからは次の細胞に向かって伝達物質が放出されます。
細胞体に発生したインパルスが軸策内を伝わることを「細胞内電気伝達」
シナプスから別の細胞に伝達物質が放出されることを「細胞外化学伝達」と言います。そして、ここまでは高校生物で習っていることですから、基本をしっかりと押さえて下さい。

自律神経と運動神経といいますのは、共に中枢から末梢へ向かう「遠心性神経」です。身体の同じ臓器や方向へ向かうため、そこに運動や自律など異なる神経線維が一緒に走っているものを「複合神経線維束」と言います。ひと束になって同じ方向へ向かっているというだけであり、別に副交感神経が運動神経の中を通っているというわけではありません。因みに、体性神経といいますのは求心性繊維です。ですから、これは副交感神経とは方向が逆の神経線維による複合神経束ということになります。
また、交感神経が動脈と平行しているという話は、私は初めて聞きました。我々の身体機能はそのほとんどが交感と副交感の二重支配を受けることによって制御されています。従いまして、そこには必ずや交感と副交感がセットで接続されているわけです。向かう方向が同じなのですから、交感神経だけが動脈と平行しなければならない理由は特に見当たりません。もしかしたら、質問者さんが読んだのは「動脈周囲交感神経切除術」とかいった外科治療の説明ではないでしょうか。
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この回答へのお礼

ruehas様
 とても解り易い回答を送って下さりありがとうございました。No1のmisa-on28様の返信にも書きましたが、おバカな質問に丁寧な説明を書いて下さり嬉しかったです。
 「中枢から末梢への信号の受け渡しはAChによるものです」という一文は私が最も知りたかった答えです。ネットで随分探しましたが、全然見つけられなかった答えです。本当にありがとうございました。

 ここで一つ質問をさせて頂きたいのですが…、お忙しいところ再度お手数をおかけしてすみません。
 感覚神経の伝達についてで、「感覚器から一次、二次、三次細胞などによって脳や脊髄に集められます。NAやAChも使われますが、途中GulやGABAなどによる情報処理が行われるため、感覚神経系で何が伝達物質であるかは一区切りにできないと思います。」と回答して下さいました。
 「自律神経の交感神経は脊髄を出てすぐ、副交感神経は器官のすぐ近くで各々一回シナプスで中継される。運動神経と感覚神経は中枢(脳や脊髄)と器官が中継されずに繋がっている。」と私は認識していました。ruehas様がおっしゃっる一次、二次、三次細胞というのは、感覚神経の受容器からの情報が脳、または脊髄に届き、そこから大脳皮質に行くまでの過程でシナプス中継され、その時にNA,ACh,Gul(興奮性),GABA(抑制性)が化学伝達物質として働いている、ということなのでしょうか?

 また、交感神経の走行についてですが、misa-on28様の返信に書いた物と同じですが、記載致します。
 
下記の記載は記載元を表示していいのか(著作権等で違法?)、わからないので記載文のみ貼り付けました。“解剖生理学”との記載はありましたが医学専門ではない分野からの引用です。

交感神経→交感神経の中枢は、胸髄から腰髄にあり、脊髄を出た後、主に血管、特に動脈と一緒に走り、様々な臓器に分布しています。1本の節前線維は、多数の節後線維に接続しており、神経節は目的器官から遠く離れた中枢に近いところにあって、節後線維が比較的長いため、広範な部位に同時に作用することができます。
副交感神経→副交感神経の中枢は、脳幹と脊髄の下の方の仙髄にあり、体性神経の中を走行しています。

この文から交感神経は動脈と並行に走っている?副交感神経は体性神経の中を走る?神経の中に神経があるなんて変じゃない??副交感は遠心性だから運動神経の中を走っているのか?…と、さっぱり解らなくて質問致しました。
三省堂の大辞林に、「迷走神経は運動神経、感覚神経及び副交感神経を含み…」とありました。またwikipediaに迷走神経は運動神経と副交感性の感覚神経…という記載がありました。副交感性の感覚神経、という表現から感覚神経(体性神経)とみても良いし副交感神経(自律神経)とみても良い、という事なのかと思いました。つまりmisa-on28様が回答されたように分離するのが難かしい、という事を「副交感神経は体性神経の中を走る」、と表現していたのではないかと思いました。さらにその後、交感神経は単独で走行、副交感神経は運動神経、(感覚神経)とともに迷走神経という形態で走行するのかな…と、考えています。この点についてもしよろしかったらご回答をお願い致します。尚、上に書きましたように、出典はruehas様がおっしゃる外科治療の説明ではありません。お騒がせしてすみませんでした。

 
      

お礼日時:2011/07/13 23:28

こんにちは。


#4です。
前回答「感覚神経(身体感覚)」におきまして、
「感覚上行路→視床下部(三次)」と書きましたが、
これは、
「感覚上行路→視床(三次)」の誤りです。
お詫びして訂正申し上げます。ゴメンなさい。
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この回答へのお礼

ruehas様
メールに今気づきました。ありがとうございました。
生物の教科書はもう捨てていました。手持ちの本(避けていた)を見ながらNo4の内容を辿っていたところです。確かに視床ですね。連絡ありがとうございました。
それから、大変失礼ですが、No2で軸索の索の字が策になっていたような…。勘違いだったらすみません。

お礼日時:2011/07/15 23:58

こんにちは。


#2です。くどいようですが、基本的なことをきちんと把握して下さい。

運動神経
一次運動野―運動下行路→脊髄前角運動核→節前細胞→節後細胞→効果器
運動神経は大脳皮質一次運動野から伸びた軸策が「皮質脊髄運動下行路」という神経束となって脊髄を下行し、脊髄前角の各運動中継核から節前細胞を介して身体効果器と接続する節後細胞に分配されます。前核運動核で中継される際は、GulとGABAによる介在細胞により、伸筋と屈筋が同時に動作しにようにインターロックが掛けられてします。Gulによって活性化された節前細胞の信号はAChによって節後細胞に引き渡され、効果器にはAChが投射されます。
本ご質問の趣旨であります、節前細胞から節後細胞に連絡する伝達物質はAChであり、脊髄の出入り口の当たる前角、後角のこの部分を「神経節」と言います。

感覚神経(身体感覚)
感覚器→中継一次細胞→脊髄後角神経核(二次)―感覚上行路→視床下部(三次)→体性感覚野
表在、深部などの身体感覚は身体末梢から脊髄後角の各感覚中継核に集められて、「感覚上行路」として脊髄を上行し、視床を通って体性感覚野に入力されます。感覚神経は感覚器から中枢に伸びているものですから、運動神経とは違い、大脳に入力される際には必ずシナプス接続でなければなりません。これ、基本です。
脊髄を通る身体感覚には一次細胞のないものもあります。ご承知の通りこの外、視覚、聴覚、嗅覚などは脊髄を通らない脳神経です。ですが、だからと言って中枢と直接繋がっているわけではなく、ここでは一次から三次細胞を介し、GulやBABA接続によって出力系よりも複雑な情報処理が行われています。

自律神経
脳幹自律神経核→自律神経中継核→節前細胞→節後細胞→効果器
自律神経の中枢はそのほとんどが脳幹に集中しています。胸隋から腰隋に分散しているのは交感神経核ではなく、その「中継核」であり、脳幹交感神経核に端を発した交感神経は、脊髄のここを中継して身体末梢に分配されています。
交感神経の神経節は運動神経と同様に脊髄の出口近くににありますが、副交感神経の節前細胞は身体に対して長く軸策を延ばしており、その神経節は効果器の近くで形成されています。はい、ここテストに出ます。
副交感神経の多くは脊髄を通らない脳神経ですが、副交感神経のS2~S4までは仙骨神経です。ですから、仙骨神経といいますのは脊髄の最下部に当たりますので、そこまでは脊髄内を下行しなければなりません。
「体性神経」といいますのは、解剖学では自律神経以外の末梢神経、即ち感覚神経と運動神経のことを指します。因みに、神経生理学では身体感覚神経のことを体性神経という場合がありますので気を付けて下さい。
脊髄内で感覚神経と運動神経といいますならば、それは運動下行路か感覚上行路であり、副交感S2~S4の仙骨神経下行路は体性感覚の中を走っているのではなく、それはこの何れかと平行していると解釈するのが妥当と思われます。

脳神経12対、脊髄神経31対にはそれぞれ名前が付けられています。ですが、それは何処から何処に繋がっているかを基にした解剖学的名称であり、飽くまで機能的な分類ではありません。
迷走神経といいますのは「第十脳神経」に当たり、それは運動、感覚、副交感神経が混在する「複合神経束」です。当時の解剖学ではそれがどのような役割を持つ神経線維であるかは分りませんでした。ですが、現在では運動神経と自律神経の役割がどのように異なるかは判明してします。まして、感覚神経と自律神経では信号の流れる向きが逆なんです。ならば、解剖学的には顕微鏡を使っても識別できないとしましても、これらの複合神経が機能的にはきっちり分離しているということに、果たして疑の余地はありません。

交感神経が血管と平行するなどというのは聞いたことがないと申し上げましたが、ここは潔く「知らなかった」と訂正させて下さい。ですが、それは飽くまで解剖学的知見です。自分の勉強不足を棚に上げてはいけませんが、ここは「神経生理学」と「解剖学」は区別して考えるべきだと思います。
外科医が患者さんの手足を手術するならば交感神経が何処を通っているのか知らなければ話になりません。ですが、精神科医が治療を行うならば、それが身体の何処にあるのかよりも、その機能や働きがどうあるべきかが最も重要となります。
解剖学といいますのは比較的長い歴史を持っていますが、当時はその臓器の機能というものがほとんど解明されていませんでした。このため、大半の解剖学的名称といいますのは、その機能と対応するものではありません。では、ここで「構造分類」と「機能分類」をごっちゃにしてしまいますと、まず九分九厘迷路に嵌ることになります。

何を勉強なさっておられるかは分りませんが、生理学であれ解剖学であれ、やはり生物学の基本をもっときちんと押さえておかなければ質問者さんがこの先に進むのはたいへん困難だと思います。
別に高校生物をやり直せという話ではありません。何か問題にぶち当たったならば、まず高校生物レベルに立ち返り、その都度正しい用語や定義を徹底的に拾い出すということです。これを続ければ、そのうちに高校生物は卒業してしまいます。ですから、焦ってはいけないです。私も独学で脳科学の勉強を始め、何とか理解できるようになるまでに三年掛かりました。私もそれまで、現在の質問者さんと同じようなもやもや状態を体験しているんです。大丈夫です。基本をひとつひとつ潰してゆけば、しだいに全体が見えてきます。
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この回答へのお礼

ruehas様
ご回答ありがとうございました。確かに高校生物の内容を忘れた(というより、ゆる~く勉強していた)ため、基本が解っていませんでした。ruehas様の知識に感嘆していましたが、独学で学ぶ意志の強さとご努力の結果なのですね。叱咤激励ありがとうございました。基本(教科書)に戻って基礎を固めます。

お礼日時:2011/07/15 23:34

No.1です。


交感神経の走行については、鍼灸専門学校用の解剖学の本(教科書)に次のような記載がありました。
交感神経節前線維の通路として3つのケースがありますが、
そのうち交感神経幹に入るものの、
交感神経節でニューロンを替えずに節前線維のまま交感神経幹の前方へ出て
内臓神経になるものは、

「内臓神経は大動脈から出る臓器の動脈基部で神経節(腹腔神経節,上・下腸間膜動脈神経節)をつくって節後ニューロンに交代する.その後,血管に伴行して各臓器に至る.」
解剖学第2版 社団法人東洋療法学校協会編 河野邦雄他著 医歯薬出版株式会社

全ての交感神経が血管と並走するわけではないようですが、内臓神経から交代する節後線維は血管と並走すると理解してもいいようです。
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この回答へのお礼

misa-on28様

二度目のご回答、本当にありがとうございます。

交感神経は中枢神経の脊髄から出てすぐ中継されて各器官に至るので、節前繊維よりも節後繊維の方がずっと長いですよね。その節後繊維が「血管に伴行して各臓器に至る」、という訳ですから解剖学的に交感神経が血管に伴行、と
見えて、そのように理解しても良い、という事なのですね。

交感神経の走行について調べて出典も教えて下さり、お手数をおかけしましたがありがとうございました。

お礼日時:2011/07/14 00:08

あまりに盛りだくさんなので、質問の意図をこちらが間違いなく理解したかどうかも少し心配ですが。



末梢神経と中枢神経は当然シナプスして情報伝達しています。もしそうでなければ運動を脳が企画しても末梢の筋肉を駆動することができませんし、感覚器からの入力を脳が判別する事もできないはずです。

中枢神経と末梢神経のシナプスの伝達物質はちょっとわかりませんが、神経筋接合部の化学伝達物質はアセチルコリンでOKです。

感覚器官が受けた刺激については、感覚器で適刺激を受けたとき電気が発生し、感覚神経にシナプスするときは化学伝達物質によると考えられます。たとえば味覚などは味細胞が唾液にとけ込んだ化学物質に反応し、受容器電位が一定に達すればシナプスを介して味神経に活動電位を発生させると考えられているようです。

ネットの記述については、
交感神経は脳脊髄神経とは別系統の独立した神経系をつくるが、副交感神経は脳脊髄神経の中にまぎれ込み形態的に分離するのが難しいということを意味しているのでは無いかと思います。
例えば脳神経12対の中で動眼、顔面、舌咽、迷走の4つは副交感神経成分をふくんでいたと思います。(語呂合わせはみなとくで服交換:3、7、10、9脳神経は副交感線維をふくむ)
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この回答へのお礼

misa-on28様

早々にご回答を送って下さり、とっても嬉しかったです!質問してから何回も回答が届いていないか確認していたつもりでしたが、不注意で見逃していました。お礼のメールが遅くなりましてすみませんでした。また、質問にまとまりがなく、内容が理解して頂けるか心配でしたが、解って下さってありがとうございます。

自律神経のシナプス(節前繊維と節後繊維の間)及び節後繊維終末ではACh又はNAによる化学伝達、ということは理解していました。しかし、中枢神経終末から末梢神経へは何の化学伝達物質が情報を伝えているのか?という疑問があり、ネットで色々調べたのですがそれについての記載は全く見つけられませんでした。それで思わず「中枢神経と末梢神経はシナプスで情報伝達して繋がっているよね!?違うの?」というおバカな質問をしてしまいました。misa-on28様が優しく「情報伝達している」と回答して下さって「そうだよね!!」とおバカを恥じながら納得しました。
misa-on28様がおっしゃる様にシナプスでは化学物質が情報を伝達しているのですよね。それなのに、中枢神経終末から末梢神経(自律神経、運動神経)への伝達、感覚器から感覚神経への伝達を行っている化学物質は何か?についてはネットで調べても全く見つかりません。検索方法が悪いのでしょうか…。

自律神経の走行について補足致します。下記の記載は記載元を表示していいのか(著作権等で違法?)、わからないので記載文のみ貼り付けました。“解剖生理学”との記載はありましたが医学専門ではない分野からの引用です。

交感神経→交感神経の中枢は、胸髄から腰髄にあり、脊髄を出た後、主に血管、特に動脈と一緒に走り、様々な臓器に分布しています。1本の節前線維は、多数の節後線維に接続しており、神経節は目的器官から遠く離れた中枢に近いところにあって、節後線維が比較的長いため、広範な部位に同時に作用することができます。
副交感神経→副交感神経の中枢は、脳幹と脊髄の下の方の仙髄にあり、体性神経の中を走行しています。

この文から交感神経は動脈と並行に走っている?副交感神経は体性神経の中を走る?神経の中に神経があるなんて変じゃない??副交感は遠心性だから運動神経の中を走っているのか?…と、さっぱり解らなくて質問致しました。
三省堂の大辞林に、「迷走神経は運動神経、感覚神経及び副交感神経を含み…」とありました。またwikipediaに迷走神経は運動神経と副交感性の感覚神経…という記載がありました。副交感性の感覚神経、という表現から感覚神経(体性神経)とみても良いし副交感神経(自律神経)とみても良い、という事なのかと思いました。つまりmisa-on28様が回答されたように分離するのが難かしい、という事を「副交感神経は体性神経の中を走る」、と表現していたのではないかと思いました。脳神経の説明もすごく解り易かったです。

misa-on28様、私の愚問に丁寧に解り易く回答して下さいまして本当にありがとうございました。

お礼日時:2011/07/13 04:06

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