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評論家の方が 「米国で長期金利が上昇することになると、日本やEUも長期金利が上昇してしまう」 とさらっと言っていたのですが、よく解らないのですがどういう流れでそのようになると考えられているのでしょうか?
ご解説をいただきたく思います。よろしくお願いします。

A 回答 (2件)

 彼らを擁護するわけではありませんが、格下げにより長期金利が上昇し、日本が大変なことになる、というのは合ってます。

事実、最近格下げされたギリシャ、アイルランド、ポルトガルは長期金利が上昇して大変なことになっていますね。
 でも実際は、日本はそうなりませんでした。
 当時日本が格下げされた(現代では)前例がなかったので、エコノミストの間でも「いや、日本国債はほとんど日本国内で消化されているので、大丈夫なんじゃない?」という意見も聞かれていました。

 というか、格下げされてもほとんど動揺しない日本の市場の方が異例、ヘンテコなんです。
 昔グリーンスパン元FRB議長が、「日本はあれだけ金融緩和をして(長期金利を低くして)いるのに、何で長期国債が買われてるの? わけわかんない、どういうこと?」といった発言をしていたことを思い出されます。
 経済史や金融工学を用いて理論上はそうなるであろうと予想されても、実際はそうならない場合もある。これがいわゆる実学というものなんでしょうね。
 現在海外では日本のサブカルなんかに触れて「日本て不思議、面白い」とブームですが、経済史や金融工学史上でも「日本て不思議、面白い」て思われてるんでしょうね。
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 モーニングサテライトでの話ですか?


 あの時は、確か米国の国債の格付けが下がる→米国の長期金利が上昇する→相対的に日本やEUの国債の格付けが下がる→日本やEUの長期金利が上昇する、というお話だったと思います。
 なんで米国債の格付けが下がると日欧債の格付けが下がるのかというと、米国債と比べて日欧債はどうか、という判断なんですね。米国債に限っては、絶対評価ではなく相対評価になります。というのも、長らく基軸通貨として君臨していた米ドルを通貨とするため、評価の基準とされているのです。
 何年か前、日本国債が格付けが唐突に上がった事がありましたが、それは米国債の評価が下がったのですが、基準である米国債を下げるわけにはいかず相対的に日本国債の格付けが上がった、というちょっと不思議な現象でした。

 現在かまびつしいの米国債の格下げという話は、実は歴史的な事件なんですねぇ。 
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この回答へのお礼

書き込みありがとうございましした。

番組はワールドビジネスサテライトという夜遅い時間の7チャンネルの経済番組でした。

ただ「格付機関からの格付けが下げられると長期金利が上昇して大変なことになる」とさんざん言われ続け、みんな警戒し、誰も異論を訴えることもなかったのに、少し前日本国債の格下げが大きく報じられた結果、長期金利は上がるどころか下がりました。
それまでの報道ってなんだったの?それを信じていた私って馬鹿なの?みんな馬鹿なの?という気分になりました。

しかもその格付機関についてネットを検索してみると少し怪しいHPなどには 世界中の信頼を得ている格付機関はサブプライムローン債権にAAAを付けていた、格付け会社が世界の金融を牛耳っている、発表される格付けとは関係なく世界の市場が動かされるシステムが構築されている といった趣旨のことが書かれており、それらのHPなどは嘘だとは思いますが、なぜかその通りになっているという実態があることに困惑させられます。


あのような番組へ出演する専門家の方でも言っていることは嘘が多いということなのでしょうか?それともただ単に適当な事でウケの良いことを言っていれば儲かるというビジネスモデルなのでしょうか。

経済というのは言葉も難しいし(回りくどい?)、権威のありそうな人の言っていることが結果として明らかに間違っていたり、それなのにみんなそれを事実のように言っているし、ホントに経済って難しくて訳がわかりません。

お礼日時:2011/07/25 19:10

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