プロが教える店舗&オフィスのセキュリティ対策術

 小学校の教員です。就学時知能検査でも2次検査でも、測定不能という結果がでた児童がいます。親御さんの了承が得られず、普通学級に在籍しています。
 しかし、ともだちとのトラブルがひんぱんにおき、親に連絡をするのですが、「誤解をうけやすい。他の子が先に何かいったりするから。」という返事です。
 また、学習も大変です。ひらがなの単語が読めない(ひろいよみ)なので、教科書などは読めないし、読んだとしても理解できません。なので、授業中はお客さん状態で、結局近くの児童にちょっかいを出し、その子を巻き込んで騒がしくなってしまいます。
 親には、特支の話もだすのですが、それだけはイヤだと取り合ってくれません。教頭・校長にも相談はしているのですが・・。どうか、アドバイスがいたたければうれしいです。

A 回答 (4件)

とりあえず家の場合をお話しします。



我が家の第一子は特支級に通っています。小さいころはすごい多動でした。
ずーっと幼少から療育で育ち、療育にて学習も伸ばしてもらってきました。
わずかながらの成長は子供なりの頑張りで、ほんのわずかな成長が本当にうれしく育ててきました。
学校に上がってからも学校とは別に療育を探して通っています。
なのでこういう子供を持つと特に幅広く色々な親御さんがいるのだなあと痛感して今まで育ててきました。
同じく子供も様々です。

ちなみにうちの子の場合は年中でひらがなはとりあえず読めました。
ロゴマークのように覚えて塊で読む感じです。名前や歌は丸暗記していました。
ひらがなの書き順はむちゃくちゃでしたが同じころには全部書けました。
カテゴリー分けなども自然に身についた感じでした。
書き順は学校に上がって先生に一文字づつ直してもらいました。

3年ですが今はかなりきれいに字が書けます。漢字まじりの文章も読み書きできます。
PCも教えてませんが「KIDS」と打ち込んで子供向けページを検索して自分で楽しんでいます。
そういうことは知らないうちに勝手に覚えていました。私はノータッチです。
読みは1年の2学期にはそれなりつまりながらも読めるところまで成長していました。
これは療育と特支級なくしてはありえなかったと思います。

意味を理解するという意味でコミュニケーション障害が前提なため
語彙の意味を把握するのは困難を極めました。今も言葉の意味を理解するのは難しいです。
なので家の場合は45分の授業を5時間、全く分からない授業を365日と思うとぞっとして
とてもじゃないけど普通級に入れようとは思いもしませんでした。

私の私見だと問題の親御さんは、「現実逃避」をされていると思います。
子供の障害を受け止めるというのは将来が暗礁に乗り上げてしまうと考えがちです。
考え方や受け止め方によっては事実「暗礁に乗り上げる」という文字通りでもあります。
そういう親御さんは実際家の通う学校にも数人存在し、特支学判定で普通級に通ってます。

どこの学校にも実際必ずいらっしゃるんではないかと思います。
子供同士「会話」が成り立っていたりすると親御さんはなかなかあきらめられないと思いますよ。
どんなに子供が「阻害」されていても親御さんは受け止められないというのが現状です。

よかったら発達障害について深く広く知識を広めていただくことも先生を続けていかれるうえで
これからは必要不可欠な課題なのではないかと思います。
認めたくない親御さんを強く追い込んでも子供には決して良い結果にはつながらないので難しいと思います。
だからと言って他の子供たちをないがしろにするというわけにもいかないので先生の立場は本当に難しいですね。

発達障害は子供の問題だけではなく、子供の現状をきちんと前向きに受け止められないような
親御さんも実際に非常に多いのが現状です。そしてそこが本来の問題点でもあります。
実際「障害を受け止める」というのはストレスのある作業だと私自信、身をもって思います。

特支級でも特支学判定のお子さんが1~2割入ってきてるのが現状で
実際にどうしても手のかかる特支学判定の子のほうに思いっきり手がかかり、
本来手をかけてもらわなければならない正規の判定の子供に
実際は充分な支援が回ってないというケースも多いのが現状です。
事実そういう憂き目にあい、私もイライラと心配した時期もありました。
そこに着眼するのも教育現場ではこれからは重要なのかもしれません。

どうしても親御さんの理解を促したいのであれば
児童相談所や保健センターに発達について相談するのも手かもしれません。
うちの場合はまず保健センターの~歳児検診で引っかかり
手帳習得に児相、就学相談で教育委員会に相談する感じでした。

問題のお子さんは今まで引っかからなかったかもしれませんが
自治体によってその検査精度が千差万別なのも事実です。
上の子の検診は市の保健センターでもろに発達検診で厳しかったのですが
引っ越し後の下の子の検診は行きつけの病院で内科検診なみにゆるゆるでした。
参考になれば幸いです。

追伸

「犯罪予備軍」と書かれた投稿が気になりました。
発達障害に精通してるわけでもなくひとくくりにそんな風に発言するのは大人としてつつしんでいただきたいと思います。
事件があると刑を軽減するのに発達障害だと言われてますが法的抜け道でもあると思います。
こういう発言が知ったかぶってまかり通る事が非常に腹立たしいです。
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アドバイスではないのですが、私が聞いた事をお話ししたいとおもいます。


子供の障害を言われた時、親御さんの反応は、2つに分かれるそうです。
1つめは、先生の話をきちんと受け止め、専門家の診察を受けるとか、アドバイスをもらうとか、
積極的に動く人。
2つめは、子供の障害をまったく受け入れない人。
親だったら誰でもそうだと思いますが、自分の子供に障害があると思いたくないと思います。
でも、もし本当に発達障害があったとしたら、親の対応しだいで、子供の将来がまったく違ってきます。
1つめの先生の話をきちんと受け止め、専門家の診察を受けるとか、アドバイスをもらうとか、
積極的に動く親なら、子供の障害に応じた支援を受けられますが、
2つめの、子供の障害をまったく受け入れない人は、適切な支援を受ける事がありません。
このお子さんが、本当に発達障害などの障害があったとして、このまま学習が遅れたまま、大人になったとしたら
将来は想像がつきますよね。
ネグレクト(育児放棄)と言えるかもしれないです。
アドバイスにならず、ごめんなさい。
家の子供が通っている小学校は、子供の発達のことで心配なことがあったら気軽に相談ができる、特別支援学級の先生がいて、今4人の先生が特支の先生としていて、皆協力して、学校運営に関わっています。
相談者様の学校には、特支学級はありますか?
あるとしたら、その先生にも相談してみて、その先生と一緒に対応してみたらどうですか?
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保護者の立場から・・です。



まだ、1学期終了した時点で、支援学級の話は、早すぎるのではないでしょうか・・
次女が入学した時、入学式でも目立つ行動をしていたADHD系の子がいました。次女と同じクラスになり、最初は保護者の間でも心配の声が上がっていました。
しかし、担任の先生の努力のお陰で、2年生になる頃には、だいぶ落ち着いたクラスになっていました。
担任の先生は、発達障害について、かなり勉強されていた様です。

勉強に関しても、保護者にも頑張る期間を与えてほしいですね。家庭学習を十分にしても、やはり理解力が伴わないのであれば、親もある程度の覚悟はできます。入学後の新しい環境にもなれ、これから頑張ろうとしている時、いとも簡単に支援学級の話をされたら・・・意固地になってしまう保護者もあるかもしれないです。


ただ・・・色々な保護者がいます。教師の指導力不足が原因とし、まったく耳を傾けなかった保護者もいました。学年があがり、二次障害が発覚し、事の重大さに気付く方もいます。



娘が通う学校では、wisc(発達検査)を実施しています。発達障害が疑われる生徒には、勧めているみたいです。WISCは5歳以上で検査可能なので、IQによっては、測定不能になるかもしれませんが、他の発達検査でしたら、もう少し、低年齢でも可能です。苦手部分の把握の為に、発達検査をすすめてみてはどうですか?発達検査の結果を踏まえ、苦手部分の話をするのは、効果的かもしれないです。
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質問者様には、お子様はいらっしゃいますか?「母親」の立場ですか?


または「母親」であったとしても、できの悪い子の親の気持ちがわかりますか?

私は、自分が独身の頃は、理解してくれない親のことを、嫌だなぁと思うだけでした。
けれど、自分が親になり、自分の子どもにもできないことがあり、理不尽なことを言う親の気持ちもわかるようになりました。

親にとって、「障害」とか「特別支援」とか、そういうことは、薄々感じてはいても、認めたくない、たった数カ月しか付き合いのない人(担任)に知ったように言われたくない、
そう思うものなのです。
それは、モンペでもなんでもなく、親だからです。そういう生き物なのです、親、特に母親というものは。

だからそれをまず大前提として、経験はなくとも、そういうものなのだと思っておいてくださいね。

さて、ご質問の状況は、よくわかりますよ。そういう児童、私の身近にもいますから。

現在の法律では、最終的には親の希望で決まります。
寝たきりであろうと、犯罪予備軍であろうと、親が「絶対に通常学級がいい」と言えば、学校は無理強いはできないのです。
けれど、勧めることはできますし、状況を繰り返し伝えることはできます。それしかできないのです。

(「他の児童の教育を受ける権利」を大いに阻害しているようであれば、本来ならば出席停止などの措置もとることができるはずなのですが、それは現実的には小学校では難しいでしょうね。)

親は、その子と一生付き合っていくのです。その子の人生に責任を持つのは、親です。教員ではありません。
私たちは、できうる限りのことを、精一杯1年間やるだけです。僕が私が変える、などというのはおごりなのだと思います(質問者様がそうだというわけではなく、そういう考え方の人もいるという話です)。

友達とトラブルが起きた時には、どのように対処していますか?
該当児童は、ちゃんと自分がやったこと、悪かった点を認めましたか?
該当児童が納得していないのに親に連絡しても、「うちの子は悪くない」と言われておしまいです。
お互いにきちんとどこが悪かったのか納得させたうえで、親御さんにも、「○○という理由でやった、でも、××という点は悪かったと本人も言っています」と、報告したらいかがでしょうか。

また、重大なこと(けがをさせた、物を壊した)であれば、学校へ、親も子どもも呼び出すべきです。

そして、「○○が先にやった」ということを言う親や子どもがいますが、「それは違います」と、私ならいいます。問題は、どちらが先にやったかではないからです。
集団で生活していれば、嫌なことは多かれ少なかれあって当然です。気が合わない子がいて当然です。
けれど、「嫌なことを言われた時」どうしたらいいか?を学ぶのが学校なのです。

例えば、
「やめて」と口で言う。やめてくれなかったら離れる。それでもだめなら先生に言う。
そういう「方法」を教えていますか?
ただ「たたいたらダメ」とだけ言っていませんか?ダメと言われたって、じゃあどうしたらいいの?と、子どもは方法がわからないのかもしれませんよ。

一度約束しておいて、次に同じようなことが起きたら、
「この前先生なんて言ったかな?」とまた思い起こさせる。
親には、
「○○君が「変なの~」と言ったのは、軽はずみな発言で、いけないことです。その点は××君が嫌な気持ちになったことを伝え、しっかり注意しました。
××くんは、「変なの~」と言われて嫌な気持ちになったんですよね。けれどそこで、たたくのではなく、「やめて」と言うんだよ。やめてと言ってもやめてくれなかったら離れるんだよ、そう以前に指導しました。
けれど、相手に理由も聞かず、やめてとも言わず、離れることもせず、すぐにたたいてしまったんです。だから、その点は××君に指導しました」
と、「指導した理由」を伝えるのはどうでしょうか。

席はどうしていますか?一番前の真ん中、または右側(先生が右利きなら)に固定していますか?
あまりにひどいなら、一人だけ前に出すという手もあります。親には理由を話した上で。

あと、その子ができる課題を別途用意してやらせるのも良いと思います。ひらがな五十音をなぞったり、五十音表を穴埋めで埋めたり、絵を見て単語を書いたり(五十音表を見ながら)。
わからないからつまらない。つまらないから手がでる。おっしゃる通りです。
だったら、わかる課題を用意してやりましょう。皆と同じことをしなくたっていいのです。ついていけないのなら。

にっちもさっちもいかなくなったら、補助の先生を付けてもらうのが一番です。
学年主任に相談しましょう。教頭校長にも繰り返し訴えましょう。そういう子たちの対応策会議を開いてもらいましょう。
「困ってるんですよ~」と談笑するレベルではなく、「本当にどうにかなりませんか。誰か付けてもらえませんか。お願いします」と、訴えるんです。

学級崩壊一歩手前だと伝えることを恥ずかしいと思うのではなく、他の児童の教育を受ける権利を守るためなのだと思って、勇気を出して行動してください。
学校は人手が少ないことはよくわかっています。
けれど、本当に大変だということが伝われば、考えてもらえると思いますよ。

がんばってください。応援していますよ。
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