プロが教える店舗&オフィスのセキュリティ対策術

「軍事」や「ミリタリー」などのカテゴリーが見当たらなかったため、こちらで質問します。

私が子供の頃(今から30年ほど前)ですが、戦艦大和のプラモデルを何回か作ったことがあります。
当時の金額で300円や500円ぐらいの安い、小さいプラモでは省略されていたのですが、1500円以上する縮尺が大きなプラモデルには戦艦大和の甲板にびっしりと機関銃のような機銃が設置されており、子供心に「まるでハリネズミのようだ」という印象を受けたのを覚えています。
自信はないのですが、おそらくハセガワのこのモデルだったと思います
 ↓
http://www.amazon.co.jp/gp/product/B0017TDB5E/re …

で、数年前に見た映画「男たちのYAMATO」でも気になったのですが、子供の頃作ったプラモに存在した機関銃が見当たりません。
今、漫画の「ジパング」を読んでいるのですが、こちらにも甲板上に機関銃が描かれてはいません。

子供の頃だったため、もしかしたら「大和」と「武蔵」を取り違えている可能性もなくはないのですが、記憶が確かなら大和の甲板には対空用と思われる機関銃がびっしりあったはずなのです。組んだプラモデルの箱には「大和最終型(=対沖縄戦時)」という記述があったことを記憶しております。

最近の調べでは大和の甲板に機銃が取り付けてあったというのは間違いだったという解釈か何かになっているのでしょうか?ご存知の方、教えて下さい。
ちなみにその機銃というのは機銃砲の左右両サイドに装甲鈑が取り付けてあるタイプで、横や上からは射撃手が丸見えになっているタイプのやつです。中近東でピックアップトラック上に置かれて使われているやつで、あれの前面に装甲鈑がついているようなイメージです。
艦橋や煙突付近にあるような装甲鈑で覆われたような完全装甲タイプではありません。
銃の口径は定かではないのですが、12.なんミリといった小口径型だと思われます。数は木の甲板上に全部で20基近く設置してあったと思います。

よろしくお願いいたします。

A 回答 (2件)

九六式二十五粍高角機銃(通称25mm機銃)といいます。


http://p.tl/XWlE
大和新造時は対空戦闘はそれほど想定されず、大砲の撃ち合いを想定していたために、対空兵装は貧弱です。敵の着弾観測機を撃退するのが主な役割。次第に航空機主力の戦いになると、対空兵装が強化されていきます。

<新造時 1941年12月16日>
25mm3連装機銃:8基
13mm連装機銃:2基

<第一回対空兵装増備 1943年7月下旬>
25mm3連装機銃を4機増設

<第二回対空兵装増備 1944年3月下旬>
25mm3連装機銃を12機増設

<第三回対空兵装増備 1944年9月下旬>
25mm3連装機銃を5機増設

<第四回対空兵装増備 1945年1月3日>
25mm3連装機銃を21機増設

<最終時 1945年4月>
25mm3連装機銃:52基
25mm単装機銃:6基
13mm連装機銃:2基

(Wikipedia、太平洋戦史スペシャルvol.1より)

細かい数が合っていないかも...。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

早々のご回答、ありがとうございました。

><最終時 1945年4月>
>25mm3連装機銃:52基
>25mm単装機銃:6基

おそらくはこの「25mm3連装機銃:52基」のことだと思います。
ただ、記憶では「3連装機銃」ではなく「単装機銃」がいっぱいついていたと思うのですが。
プラモを設計した側が間違えたのか、あるいはプラモのコスト削減のため3連装を単装にして誤魔化したのか、あるいはwikiに書いた人が単装機銃と3連装機銃の数を間違えてひっくり返しに書きこんでしまったのか、のいずれかでしょうね。
個人的には最後の可能性が大だと思いますが。

3連装機銃か単装機銃の違いはあれど、甲板上に設置されまくっていたことは事実みたいですし、子供の頃の記憶が完璧とはいえないまでもある程度正しかったみたいだということも確認できました。
映画「男たちのYAMATO」ではなぜこの機銃を省略したのかはわからないままですが、個人的には教えていただいた結果に満足しています。
ありがとうございました。

お礼日時:2011/07/28 01:03

「大和」は、1944年の1月-3月に、両舷の副砲を撤去し、「12.7センチ連装高角砲」や「25ミリ機関砲」、「13ミリ連装機銃」を多数装備します。



(航空機の発達により、対空能力を強化するためです。)

その後も、対空兵装の強化は行われており、「大和最終型」ともなれば、まさしく「ハリネズミ」状態になっていきます。

なので、竣工時と、改装時では「大和」の印象が大きく変わります。

(映画や漫画の「大和」は改修前の「大和」という事になります。)

ちなみに、「武蔵」も同時期に同様の改修が行われていますが、高角砲は増設されませんでした。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

早々のご回答、ありがとうございます。

>(映画や漫画の「大和」は改修前の「大和」という事になります。)

なるほどですね。
けど、なんでリアルさにこだわるのにそこの部分だけいいかげんなのかはわかりませんね。
漫画ジパングの方は舞台が昭和20年ではないため、最終型になってないためという理屈はつくかもしれませんが、映画「男たちのYAMATO」はそこがキモのひとつでしょうにね。

映画見てて思ったのは「あまり小さな機銃が配備されていたら機銃の陰になって俳優さんの演技が見えなくなるから」かな?と想像しました。

ありがとうございました。

お礼日時:2011/07/28 00:55

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!