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歩掛がわかりません
ある建物の改修工事で自火報をPからRに変更します。
中継器を介して感知器はPのものを使用します。
中継器と受信機の歩掛が見当もつきません・・・
中継器・・・70個 70アドレス
PA感知器もあります 設定費?

R型用の副受信機もあります

よろしくお願いします

A 回答 (2件)

同業ですか、ご苦労様です。



うーーんホーチキのR型だけはまだ見たことがないんですよね・・

一般的な内容で書きます。

P型はご存知のとおり1警戒区域に対して、コモンC線とL線の1対が必要です。(Cは7警戒まで一本ですよね)ですので100警戒あればコモンは別にしてもL線だけでも100本必要になります。

R型はこれを解決する為に作られたというものです。
R型は一種のコンピューターで、電送(通信)することで、どこまでも1対(2本)で引き回せるようになっています。
ただしメーカーによって通信線・電源線・起動信号線などがあって必ずしも1対だけとはいえないですし、ぶら下げられる中継器も限度がありますので、それ以上の中継器を使う場合には別の通信線を使います。これを「系統」という言葉で表し「1系統255アドレス」という書き方だと1対で255個の中継器(アドレスの数)をぶら下げることができる、ということになります。(本当はもっと複雑です)

この中継器はいろいろな種類があり、イメージとしては「P型3級の受信機」とか「1回線型連動操作盤」だと思っていてください。中継器から先は一般型の(既存の)感知器を使えるということは、中継器が1回線型の受信機で、そこで受けた火災信号を通信線を使ってR型受信機本体に送る、というイメージになります。
こうすることで、PA感知器はそれぞれに、また連動操作盤などは各出先(防火戸やダンパー直近の中継器まで)まで常時監視することができるようになります。

別の言い方をするとパソコンのLANのイメージで、サーバー(メインのパソコン)に端末がぶら下がっている感じだと思っていただければOKでしょう。常に通信して状況を確認し、応答が無ければ監視員のエラー表示で教えます。

ということで、いままでの配線は原則的に利用できないはずです(メーカーによって違うかな?)メーカーの推奨する配線材で引き直す必要があるのです。
これは中継器の場所まで引き換えることになるのですが、中継器もまとめて受信機の横に置くつもりなら、配線はあまり関係ありません。
(もっともこれだとR型にする意味がありませんね)

設定費は二種類あります。
・受信機のアドレス割付の設定費
P型は端子盤に線を挟むことで、警戒区域の割付ができますが、R型は電送(通信)なので、どのアドレス番号が「何」なのかは、自由に設定できます。

たとえば火報・防火戸・ダンパーを1階は1-20まで、2階は21-40までと割り付けたり、火報は1-100まで、防火戸は101-150までという風に割付することができます。
ですから56番=○○と割付表を受信機内に設定しておかないと、受信機は何も判断できないわけです。
この費用は、警戒区域や連動表から抽出して作りますので、とても大変ですしメーカーが行う設定費もとても高いので、もの凄く注意が必要です。
まともな図面はたぶん無いでしょうから、現場調査(P受信機解析)だけで1週間以上掛かると思います。(しかももの凄く火報をよく知っている人間じゃないと出来ないですね)

後は、中継器への設定があります。これは受信機の割付が済んだらどこそこに何番と設定して設置していくのです。
メーカーによっては専用の設定器が必要になります。

とりあえず、こんなところでしょうか。
ちなみに私もいまR型への更新工事をやっている最中です(能美です)。
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この回答へのお礼

ありがとうございます
一応はR型の受信機はいじったことはあります(ホーチキ、ニッタン、沖、パナ)
うちの会社はホーチキの代理店やっていて・・・まあほとんどがホーチキです。

R型の仕組みは解ってはいるのですが、いかんせん役所の積算ともなると民間とは話が違うわけで・・・

結構いい金額になるので会社的にこの物件を落としたいのです!!
でもやっぱり中継器やR型の受信機の歩掛けが・・・・・・???

やはりR型受信機、中継器の役所用の歩掛けは解らないでしょうか?

遅くまでご苦労様です。
ちなみに自分は札幌人です。

お礼日時:2011/08/02 00:52

消防設備業やっています。



なんにも知らないのに、歩掛の計算するのですか?ほぼ不可能ですよ。

まあ一応の目算だけ書いておきます。本来ならメーカーか工事する下請けが積算するものですが・・

・中継器-受信機間はP型と違って電送線になります。簡単に言えば線の引き換えが必要だということです。これが出れば、中継器の歩掛は大体出ると思います(種類がわからないとなんと言えませんが・・)

・電送線ですので、中継器やPA感知器はそれぞれ個別のアドレスをもちます。中継器から先は一般の感知器を付けることもできます。
中継器やPA感知器など「アドレスを持つ機器」の分の設定費が必要です。

・副受も変えるのはまあ当然として、ここも専用線に引き換えが必要です。副受の取り付けや設定費は(メーカーによっても違いますが)P型とそれほど変らないはずです。

PA感知器と書いておられるところからパナ製の自火報を利用されているのかな、と感じますが、いずれにしても素人が積算・歩掛するのはかなり難しいです。アドレスが出ているなら原設計をしている所があるはずです。
そこに確認して、人工だけ御社でやればいいと思います。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
ちなみにメーカーはホーチキです。

これは市の入札物件で自分は一応消防設備業をやっていて積算をやらされています・・・

もう少し突っ込んでお聞きしますが線の引き換えとはどういう意味でしょう?
あと積算の資料では設定費が出てきません。
これはメーカーのものをそのままでよろしいのでしょうか?
よろしくお願いします 

お礼日時:2011/08/01 23:12

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