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このご時世、墓を立てても継承者がいついなくなるかわからない時代になってしまいました。継承者がいない墓は寺としても金にならないので無縁仏として掘り返してどこか一箇所にまとめて埋め直すのだと聞きました。そうなると墓なんてただの一時的な遺骨安置所に過ぎません。
一番心配なのは継承者が途絶えたときに自分や先祖の遺骨が粗末に扱われないことが大事なのであって、自分が生きている間に大事にする方法は墓に頼らずとも自宅供養でも何でも方法はあります。そもそも最近の寺が墓ビジネスでトラブルを頻発している有様を見ると、そんなところへ自分をかわいがって育ててくれた大切な親の遺骨を預ける気にはとてもなりません。

1.自分も含めて継承者が途絶えたときの遺骨の扱いについてどうするのがいいかは人それぞれだと思いますが、どのような方法があるのでしょうか?

どうせ無縁仏として共同墓地に埋葬されるのなら海に散骨するのも変わらない気がしてきました。遺骨をアクセサリにする考え方もあるそうですが、それも後継者がなくなればゴミ箱行きだし、先のことを考えているのかどうかよくわかりません。

2.それとも50回忌を過ぎた後はどうなろうと気にしなくて良いのでとりあえず50年間の管理さえ考えればよいという考え方なのでしょうか?

一般的に人々がどういった考え方(=前提)で墓を立てたり、自宅に置いたりしているのかが知りたいです。

A 回答 (1件)

おはようございます。



遺骨の扱いについての考え方は宗旨によって違います。
禅宗系は個人のもしくは家のお墓が基本にあるかと思いますが、浄土真宗は最初から合葬が基本です。
ただ、おっしゃる通り無縁墓となると最終的に合葬にします。
合葬の基本的な考え方は、仏教ではこの世を卒業された方は極楽の仏様の元へ生まれます。
仏の元に生まれて自らも仏となるのです。
ですから、すべての人が仏の元に往生されたのだから寺の本堂(極楽を表すところ)に一緒に合葬するということです。
個人とか家という垣根を超えた世界ということです。
ただ、合葬にはもう一つの理由もあるかと思います。
現代では墓ビジネスという言葉もあるように、墓の経営はお寺だけではなく、お寺が名前を貸して企業が参入していることにあります。
ですから経営という言葉も使われているのではないでしょうか。
地方には寺または自治体のみで管理しているお墓も多くあります。
この様なお墓には維持管理費をいただかないお墓もあるのです。
維持管理費をいただいてないということは、持ち主が維持管理をしなくてはいけません。
無縁墓となれば、草は生え放題となります。
おつとめはされません。
そんな状態で朽ち果てていくお墓が良いわけがなく、合葬墓として維持管理をしていくのです。
御法事は50回忌が終わったらその後の御法事はやめるという家が一般的には多いのに対して、合葬墓は管理する寺が無くならない限りは毎年おつとめがされます。
何故おつとめがされるのかというと、寺の合葬墓の場合には歴代の住職及び坊守が入ります。
寺の後を継いだ住職は、住職の務めとして合葬墓のおつとめがあるのです。

お骨を自宅に置いては・・・。というご意見もありますが、お骨を自宅に置くとお骨をお参りしてしまいます。
悪いことではありませんが、この世を卒業された方は極楽にお生まれになります。
お骨を離れて極楽におられるのです。
極楽におられるのだから、お仏壇の本尊にお参りくださいという事です。
もう一つは、自宅にお骨を置くと、お骨中心の生活になる可能性が高いという事です。
それと、お骨に縛られて悲しみのあまり食事もとれなくなってしまう方もお見えになります。
お骨は自宅に無い方が平生の生活に戻りやすくなるのです。
お骨の主も後の方が体調を崩して嘆き悲しむ姿はお喜びにはならないでしょう。

以上。足らない点もあるかと思いますが、説明させていただきました。
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この回答へのお礼

ご回答を何度も読み返してみました。いかに自分に常識がないかを知りました。おそらくこんなことは1,2世代の人たちなら普通に知っていたものを、最近は文明が進んだ代わりに核家族化して生活中の様々な当たり前のことが伝わらなくなり、おそらく事情に明るい方からすれば基本中の基本のような事を何度も繰り返しあちらこちらで聞かれるのでしょう。

親が年を取ってきて「そういえばお墓はどうしようか」となんとなく考え始めたところで、自分や親の遺骨がゆくゆくゴミのようになってしまうのはこまるなぁと事務的なことばかり悩んでいたのですが、そもそも何を大切にしなければならないかを考えるという原点に気づく事ができました。その事に結論を出しておきさえすれば、もう今後の処し方に悩む事もないと思います。ありがとうございました。

お礼日時:2011/08/09 21:07

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