プロが教える店舗&オフィスのセキュリティ対策術

皆様こんにちは。本カテゴリ、天文学の趣旨からは脱線気味の質問でありますが、何卒ご容赦お願い致します(すみません)。

皆様、サイエンスフィクションの世界、小説や映画やアニメーション等々において時折用いられるお話し、これに関する質問であります。

皆様、仮に地球外知的生命体の手になる様々なモノ(宇宙船等)、これらを人類が何らかの形で入手した場合、上の空想世界におけるような修理改良再利用、これはどの程度現実的に可能と思われるでしょうか。

これらの知的生命体がもしも存在した場合、地球にまでワザワザ御来航されることはまずもって恐ろしく大変と思われますが、もしかすると難破漂流(もしくは遺棄)に近い状態の品、我々の星の近くに流れ着く可能性が無いとも限りません(苦笑)。

こういった場合、ある程度文明レベルが近い形であれば、それなりに解析することも可能かなぁと思われる次第ですけれど、果たして皆様は如何お考えになられますでしょう。

基本的には旧石器時代の人間が現代のハイテク機器を相手にどうこうという、そんなレベルに近いお話しとは思われますが(むしろ、それ以上の格差でしょうけれど。苦笑)、こちら、皆様のご意見を賜れれば、当方誠に幸いであります。

夏休みということでありまして、当方の息子、そしてただいま当方宅へお見えの親戚の子供さん、これに代わっての愚問であります。ひとつ皆様、お時間のある際にでも、お気軽にご回答下さりますよう、何卒よろしくお願い申し上げる次第であります(礼)。

ちなみに皆様、当方自身は機械関連にも携わる職でありますが、マクロスやインディペンデンス・デイの世界、「それはやっぱ無理でしょ」という感であります(苦笑)。

A 回答 (3件)

初めまして。


たいへん興味深いご質問であることに加え、遊び心に満ちた質問者さんの筆遣いに楽しくさせられました。
なかなか鋭い疑問をお持ちのお子さん達ですね。以下、素人考えですが回答させていただきます。

> 地球外知的生命体の手になる様々なモノ(宇宙船等)……修理改良再利用、これはどの程度現実的に可能と思われるでしょうか。
> 単純に技術の問題、これにおいてはまずもってどの程度の対応が可能と考えられるでしょう。

私の考えをまず述べると「原理的には可能。ただしどれくらい時間がかかるかは現場を見ないと判らない」と、まっとうなエンジニアのような回答になろうかと思います。

 旧石器時代人には無理ですが、現代の人類は(特にこの百数十年の間に)多少の物理学等の知識・理論は手にしています。
 解析する対象(例えば、墜落した異星人の宇宙船)がモノである以上、何らかの物理現象に則って作動しているわけだから、時間さえかければ現代の技術でもある程度までは解析できるのではないか?と思いたいです。
 
 異星人のテクノロジーを解析しようとする際には、以下の1)→3)の順に難しくなると思います。

1)素材の分析
 これは比較的たやすいかと思われます。ただし今の技術では合成は不可能、と判る場合もあるでしょう。

2)機械装置の作動原理や機構解析
 機械的な機構に関しては意外に人間にもなじみ深いものだったりするかも知れません。効率を追求すれば最適の設計にたどり着くだろうからです。
 ただし動力機関などが人間には未知の物理現象を応用するモノだったりした場合には、その物理理論を新たに構築しながら解析しなければならないので、相当時間はかかるでしょうね。

3)情報処理装置の作動原理や機能解析
 これは一番やっかいでしょうね。
 まず、情報処理装置の素子が分子・原子レベルのサイズだったりしたら、物理的構造をたどるだけで大変な作業です。
 加えて、回路レベルでそれらがどんな風に作動してどんな信号をどのように処理しているかを分析するためには、それらが活性化した状態(電源?が入った状態)でないとなりません。
 さらに、それらの装置が全体としてどんな働きをしていたのかを知るためには、何かしらソフトウェア(?)が動いている必要があるでしょう。そうでないとと見当すらつかないことでしょう。
 仮にソフトウェアが走っていたとしても、その動き方を分析するためには異星人の言語・思考・論理体系までも合わせて解析する必要が出てくるかも知れない……等々。

 ところで以上はテクノロジーを解析する場合に難しさについてですが、ご質問の「修理」に限って言えば、もしも故障箇所が特定できて故障原因がわかれば、他はブラックボックスのままでも当座の応急修理は可能、と言う場合もあり得るかも知れません(このあたり、質問者さんはお仕事がらご経験のことかも知れませんね)。

 ただ、いずれにせよ仮に地球外文明のオーバーテクノロジーが眼前に現れれば、たとえそれがすぐには解析不可能であったとしても、人類にとって技術革新の大いなるモチベーションになることだけは間違いないでしょう。
 様々な試行錯誤を通じて、少しづつではあっても、いつか必ず解明され応用されていくと思います。
 願わくばその技術が人類全体のために役立ってほしいものです。

 余談ながら、私も映画「インディペンデンス・デイ」で異星宇宙船のコンピュータにウィルスを仕掛けて破壊するというシーンにはドン引きしました(現役の米大統領が戦闘機パイロットとして出撃すると言う設定までは、かろうじて許せたのですが……)。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

phobos様、ご回答、心より御礼であります。

当方らの我儘にあたたかいご配慮頂戴致しまして、重ねて深く感謝申し上げる次第であります(ありがとうございます)。

これはまさに、実際の状況を想定した感の詳細なご見解と感心致しました(ナルホドでありますね)。そうなのでありますよ、物理の原則に基づいたモノであれば、一応の解析はそれなりに可能ではないかなぁという気もするのであります。

しかしながらphobos様仰るところの2番から以降、これは本当に難しそうでありますね。加えてこの段階においては先にご回答賜りましたkagakusuki様のお話し、こちらにあります「不測の事態」も考慮せねばなりませんから(汗)、もう正直申し上げて「やめておきましょうよ」の心境になるやもしれません(苦笑)。

ただkagakusuki様、様々良い面と悪い面も混在しておる次第ですが、我々人類が今現在の文明レベルに到達した要因、これは尽きることのない興味や向上心(加えて欲)のおかげではないかと愚考致しております。

もしも今回質問におけるようなケースが以後生起した場合においては、まさにphobos様のお話しにあります通り、まずは目先のことにとらわれず、長いスパンにおいてこの星の生き物に役立つ形。これを第一に考えて、対象を学ぶ姿勢が欠かせないものと思いました。

ちなみにphobos様、いきなりドーンと程度は下がりますが、当方も以前より風力発電装置や太陽熱温水器等、諸々の自作で個人レベルのエネルギー対策に取り組んでおります。もしこれらの対象物からエネルギー関連の革新的技術を学ぶことが可能となれば、これはどんなに素晴らしいだろうと心が躍ります。

地球外知的生命体の落し物、絶対にこの星に来ないということは言い切れませんので、またこちら、気長に待って見たく存じます(笑)。

ちなみにphobos様、当方のこれらの妄想癖、素地となっているのは幼少期より熱中したサイエンスフィクションの様々な小説ですが、最近は小学生の息子もクラーク先生やレム氏の作品、これを熱心に読んでおります。

時々「これはどういう意味なのか?」という質問を受け、当方も答えに窮しておりますが(ラーマ人の性格やソラリスの海の意図などです。正直、困ってしまいますネ。苦笑)、しかしながら当方、phobos様のお言葉の最後にありますコンピューターウイルスのお話し、これにおいてはクラーク先生のモノリスに対する最終措置が、当方思い切りのドン引きでありました。

「3001年終局の旅」では、これまで不可思議孤高そのものの存在であったモノリスが、コンピューターウイルスによって何とも簡単に機能停止。これには本当に、見事なまでにズッコケた次第であります(苦笑)。

しかしphobos様、「インディペンデンス・デイ」にもありますこれらの感覚がもしも比較的現実領域のお話しであれば、あながち地球外知的生命体製作物の解析、決してお手上げ不可能ではありませんですね(笑)。

架空の前提に架空の事例を重ねる愚ではありますけれど(苦笑)、またこれら、諸々先々が実に楽しみと思われました。

phobos様、改めましてご回答、誠にありがとうございました(勉強になりました)。子供達も当方も十二分に納得、これでいつ対象物が落っこちてきても準備万端であります(笑)。

phobos様、また機会がございましたら当方愚問へのご助言、お時間のある際にでも何卒よろしくお願い申し上げます(礼)。phobos様、重ねて御礼、ありがとうございました!

お礼日時:2011/08/11 05:10

 もしも、地球外知的生命体が作ったものが手に入ったのならば、それは貴重な資料です。


 それを調べれば、「地球では知られていなかった技術が手に入る」というだけではありません。
 それを造った知的生命体は、どの様な体格をしているのか、という事に関する情報や、どの様な生態なのか、どの様な文化を持っているか、どの様な設計思想をしているのか、という事に関する断片的な知識が得られます。
 又、もしかすると、異星の微生物が付着しているかも知れませんが、それも貴重なサンプルとなります。
 ものが宇宙船の場合には、その知的生命体の母星の大気成分も推測が可能となります。
 重要な事は、これらは全て、「我々とは起源が異なっているものである」という点です。
 我々人間は、自分達以外の知的生命体を知りません。
 又、地球以外の生命を知りません。
 もしも、異星に期限を持つ物品や生物等のサンプルが手に入れば、それらと、地球のものとを比較する事で、「知性とは何か」、「文明とはどの様に生まれるのか」、「生命が備えていなければならない特徴にはどの様なものがあるのか」、「惑星に生命が存在するためにはどの様な条件が必要なのか」、等々、これまでは比較対象が無かったために知り得なかった事に関する、想像する事も出来なかった新たな知見が、数多く得られる可能性があります。
 それに何より、それは地球外生命体が実在する事の、動かぬ物的証拠でもあります。
 もし、下手に改良などしようものなら、地球の物質が混ざってしまい、折角得られた筈の情報を破壊して失う羽目にもなりかねません。
 例え改良はしなかったとしても、再利用等すれば、使い方を間違えて壊してしまう恐れもありますし、使っている間に、付着していた微生物が死んだり、地球の物質に汚染されたりする等、残されていた情報が失われてしまう恐れもあります。
 コンピューターの様なものが搭載されている物品の場合には、再利用した際に、コンピュータ-に記憶されていた情報が失われるかも知れません。

 ですから、解析する事で、再現して利用する事が可能な技術があれば、劣化版のコピーを作って利用するという事ならばあると思いますが、情報が失われる危険を冒してまで、極めて貴重なサンプルである、オリジナルの物品を、再利用する事は有り得ないと思います。

 又、解析する事が完全には出来なかった場合には、どの様な動きをするかも判りませんし、もしかすると安全に関わる部分が故障しているという事も考えられますから、下手に動かすと、思いもかけない動作をして、周囲に危険を及ぼす可能性もあります。(「突然ミサイルを発射する」、「突然核爆発を起こす」、「環境を破壊するナノマシンを放出する」、等々)
 例えば、江戸時代の人々が、大型トラックを手に入れて、やり方も解らないまま、運転しようとすれば、大勢の人を轢いてしまい、大惨事となる事でしょう。
 そのため、地球外知的生命体の物品が手に入ったとしても、安易には再利用する事など、到底出来ないと思います。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

kagakusuki様、ご回答、誠に恐れ入ります。

こちら、大局的見地においては、まさしくkagakusuki様の仰る通りであります。人間というものはエゴと欲が服を着て歩いているようなモノと考える次第ですが、本来であればkagakusuki様お話しの形、これが最も正しい選択と思われます。

ちなみにkagakusuki様、人間はこの星におきまして「国」という概念で一種の線引きをしておりますが、こちら万が一、本愚問で取り上げているような対象物がとある土地に落ちた場合、その国の体質如何でこれらの管理は大きく変わるでありましょうね。

広く情報を公開し、全世界に呼びかけて冷静かつ緻密な対応を行う国もあれば、逆に一切を公開することなく、あわよくば何らかの己の利益に繋げようとする国家。おそらくはこういった様々な対応に分かれることと思います。

正直なところ、自分さえ良ければいいというスタンスの国、この星に幾つか存在しております。こういったところへまかり間違ってその対象物が行ってしまった場合は、kagakusuki様のお話しにあります諸々の危惧、これは絶対に無いとは言い切れない恐ろしさがありますですね(汗)。

いやはやkagakusuki様、子供の疑問から端を発した今回の愚問でありますが、kagakusuki様のご回答を拝見致しまして、人間自体の受け手側としてのスタンス、これに強く理性が求められるものと再認識した次第でありました。

ちなみにkagakusuki様、当方自身も駄作濫造の発明好き、加えて幼少の頃より何でも分解しては改造を繰り返すお馬鹿人間でありますが、仮にもしも拙宅の庭に対象物が落っこちてきた場合は、以前にこちらで拝見したご質問を参考に、最寄りの警察へ即刻届け出ることと致します。

http://oshiete.goo.ne.jp/qa/6200866.html

kagakusuki様、本ケースにおいて求められる正しい理念と行動、これは誠に勉強になりました(礼)。ご回答、重ねて御礼、ありがとうございます!


 ※この場をお借りしまして

kagakusuki様、大変申し訳ありません。こちら少々軒先お借り致します。

ちなみに皆々様、今回賜りましたご回答における諸々の問題は別と致しまして、単純に技術の問題、これにおいてはまずもってどの程度の対応が可能と考えられるでしょう。

人類とは完全に異質な存在による創作物、これらに対し、ほんのわずかの理解や応用も叶わぬのが現実でしょうか。

皆様、またこちら、お暇な際にでも、ご意見何卒お願い申し上げる次第であります(礼)。

お礼日時:2011/08/10 10:59

トーチウッドという外国モノのテレビドラマがありましたね。


http://www.superdramatv.com/line/torchwood/

異星人?の道具も使いこなす・・・侵略から秘密裏に地球を守る?ような内容だったような・・

宇宙船みたいなモノなら、長期間の旅に使用する船体なら。
内部に修理用の工具や取り説?(笑)もあるかもしれませんね。

地道に読み解いていけば・・・修理なんかも可能になるかもしれません。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

fuken様、ご回答、誠に恐縮であります。

ご見解頂戴に加え、類似ケースドラマのご紹介、当方こころより御礼であります(礼)。

いやはやfuken様、海外ドラマはコロンボシリーズやスタートレック系が関の山の当方、こちらは完全に勉強不足でありまして、本ドラマのことは全く存じませんでした(テレビ自体をあまり見ない人間でして。苦笑)。拙宅はケーブルTVですので、これら一応視聴可の環境であります。またこれら、諸々チェックを入れたく思います(ありがとうございます。それに「V」もリメイクされていたとは全く知りませんでした。苦笑)。

また本題に関するfuken様のお話しでありますが「地道に読み解いていけば」、これがまさに全てでありましょうね。対象物をどれだけきちんと解析し理解できるか、そこに尽きると思われる次第であります。

ちなみにfuken様、ご紹介頂いたドラマの出演者様でありますが、なぜか当方、このうちの数名の方が「地球人を装った異星人」に見えて仕方ありません(誠に失礼ながら、どうにも不自然、人工的なお顔つきと申しますか。苦笑)。

改めましてfuken様、ご回答、重ねて御礼、ありがとうございました!

お礼日時:2011/08/10 10:49

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!