プロが教える店舗&オフィスのセキュリティ対策術

長文すみません。
まずこれまでのことですが、約7年前に右耳の突発性感音難聴と診断され、1週間の入院と1週間の通院で計2週間のステロイド治療をしましたが、変化はありませんでした。MRIの異常もありませんでした。

その後すぐに大学病院に行きなさいと紹介を受け、通院で2週間ステロイド投薬も変わらず、次いでもう2週間ステロイドと高圧室に入る治療をしましたが改善しないどころか、左耳の圧迫感と耳鳴りが出てきてしまい、もう出来ることはないので慣れて下さいということで治療を終えました。

これで亡くなった方はいないと聞きましたし、長い人生こんな試練もあるのねと暮らしていましたが、
丁度1年前頃、急に右耳を塞いでしまったかのようにもっと聞こえが悪くなり受診も、ステロイドしかないということで治療をしませんでした。念のためのMRIも異常なしでした。

そして先日、10日程前に急に、視点を定めた所から90度位回るという変な目まいが起き、左耳に高音の金属音のような耳鳴りが大きくなり始め、とともに聞こえが変になりました。不定期ですが、刀を合わせたようなチャキンという大きなアタック音もします。

一番変なのはTVの音で、鳴っているのはわかるのに何を言っているのかはわかりませんし、音楽が全てグニャグニャのレコード盤を酷い針でかけているかのようで、これもどんな旋律なのかもわかりません。蝉しぐれは安い宇宙船のようですし、どの方向から聞こえてくるのかわかりません。
が、小さい筈のスリッパの足音や布団のすれる音、生の人の声や自分の声、犬の声などは機械のような雑音混じりですが聞こえますしちゃんとわかります。

という症状でお盆休診明けに受診、聞こえの脳波検査は異常なし、あいうえおの聞き取り検査もやや悪いけれど異常なしでした。耳を換わって確かめて貰うわけにはいかず、打つ手なしです。

歯医者さんには通っていますが、噛み合わせはそんなに悪くないと思います。肩こりはいつもですが悩むほどではありません。生活もほどほどで仕事は好きです。

好きなドライブでのカーステレオやラジオの音楽がグニャグニャで悲しいです。
私はいったいどうしてしまったのでしょうか。何か出来ることはありませんか?
少しでも心当たりのある方がいらっしゃいますように。

A 回答 (4件)

感音性難聴というものは、説明がむずかしいのですよ‥‥。


なぜかと言いますと、「聞こえる」ということと「聴き取れる」ということとは、意味合いが全く異なるからです。
お医者さんでさえ、なかなか上手く説明できないことが多いようです。

「聞こえる」というのは、入って来た音をそのまま、ただ「音」としてとらえることができること。
その音が言葉なのかメロディーなのかといったような、細かいことは問いません。
要は、「音がしているんだな」ということさえわかれば良い、という状態ですね。
とすると、オージオメータや語音聴力検査で聴力を測定したとき、細かいことは抜きにして、音に対しては反応を返す(例えば、聞こえたときに機器のボタンを押す)わけですから、「聞こえる=聴力は悪くない」とされてしまって、あなたが「ほんとうに困っていること」が見逃されてしまうんです。

一方、「聴き取れる」というのは、とらえた「音」をさらに意味のあるものとして認識すること。
その音が言葉なのかメロディーなのか、言葉だったら男性の声なのか女性の声なのか、どういうことが話されているのか‥‥。メロディーだったら、使われている楽器の音色であったりビブラートであったり、曲の表情だったりします。
実は、感音性難聴では、この認識能力がとても悪くなるんです。

「聞こえる」力、つまりは「測定機器で客観的に測れるもの」は、人によってはさほど悪い値が出ません。
おそらく、あなたもそういうケースでしょう。
ところが、「測定機器では測りようがないもの」、つまりは「意味のあるものとして認識する力」が衰えていて、そのことによって、日常生活がかなり不自由・不自然になってしまうんですね。

「測りようがない」ということは、表にも出てこないので、お医者さんとしては「悪いところがありません」としか言いようがありません。
実際に、鼓膜をのぞいてみたりしても何1つ異常が見られないそうです(伝音性難聴との大きな違い)。
聴神経や脳の細胞レベルで何らかの異常(神経信号の伝達が乱れたり歪んだりして、上手く認識されなくなってしまう)が起こっていて、その結果として「聴き取れる力」がダウンしてしまう、ということまではわかっているそうですが、現時点では、たいへん残念なことにほとんど手の打ちようがないそうです。

私自身も、実は同じような難聴者なのですが、「どうしようもならないので、慣れるしかない」とサジを投げられました。
たいへんな困惑がありますけれども、ステロイドにしてもメチコバール(末梢神経障害の治療を目的としていますが、実は単なるビタミンB12製剤に過ぎません)にしても一時的な効果しかないそうなので、あなたや私のようにもはや慢性化してしまった場合には、正直、割り切るしかなさそうです。
お力になれずに申し訳ありません。
 
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この回答へのお礼

kurikuri_maroonさま

ご返答を有難うございます。
何と申し上げましたらよいか、上手な感謝の言葉がみつかりません。
私が求めていましたのはこれでした。
読ませて頂きながら涙が滝のように出ます。
有難うございます。本当に有難うございます。

もう随分と前に諦めていたつもりでしたのに、何か全てが不確かすぎて、せめて納得のいく病名をと無いものねだりに受診したのがいけませんでした。
また今回検査がみな異常なしとのことでしたので、余計に不安が増えてしまいジタバタしてしまったのだと思います。

この度は優しいお心遣いと細やかなご配慮でご説明を下さり、心から感謝しています。

kurikuri_maroon様もどうかどうかご自愛くださいませ。
本当に有難うございました。

お礼日時:2011/08/22 22:44

感音性難聴の典型的な特徴が出ているようですね。


周りの音がとても歪んで聴こえてきて、特に、周りで話されている会話がまるで外国語を耳にしているかのごとく聴こえてきます。
ですから、音がしていることはわかるのにどこから音が出ているのかがわからなかったり(方向感が喪われます)、自分に向かって何を言われているのかがわからなかったりします。
補聴器も効果がないことが多く、かえって歪みを増幅させてしまうことがあるのでおすすめできません。
一方で、ごく小さな音のはずなのになぜか聴き取れる音がありますが、補償効果とかリクルートメント効果と言われている、実に不思議な耳の働きからきているそうです。
この効果が大き過ぎると、ちょっとした音で耳の神経をさらに傷めることにもつながってしまい、なおさら補聴器の適用がむずかしいそうですよ。

聴こえの脳波検査(聴性脳幹反応、というものを調べたのだと思います)や、言葉の聴き取りの検査(語音聴力検査といいます)もなさったのですね。
これらでは、通常、大きな異常は見られないようです。
にもかかわらず、何とも言えない不快感をもって聴こえてくるはずですが、正直申しあげて、自分の経験から言ってもどうしようもありません。
耳鳴りもだんだんめだつようになってくるときがありますし、めまいが出るときもあります(耳の周りの動脈硬化やリンパ液貯留が原因の1つとなっていることがあるそうです)。
ただ、これらの症状は一時的・発作的に出ることが多いので、長く続くようなときには、もう少し経過を追って、より詳しい検査をしていただいたほうがよいかもしれません。

一度喪われた聴力は、感音性難聴の場合は、正直言って、もう元には戻りません。
また、ステロイド依存性の難聴というものがあるそうで、投与されているときには調子がいいのに、投与が切れると逆に悪くなるようなこともあるようです。
http://www.nanbyou.or.jp/entry/309
http://www.nanbyou.or.jp/pdf2/084_k.pdf

ところで、特発性両側性感音難聴の可能性は指摘されませんでしたか?
突発性難聴を両側で繰り返しながら徐々に進行してゆくような場合は、もしかしたら可能性があるかもしれません。
ご参考までに、下記をごらんになってみて下さい。
http://www.nanbyou.or.jp/entry/163

耳を酷使するようなこと(たとえば、聴こえにくいからといって音量を上げることも含みます)を避け、睡眠不足や飲酒などのストレスを避けることも大事です。
その他、電話のやり取りがたいへん困難になるはずです(そもそも電話の音声は聴き取れる領域を制限するしくみになっていますので、難聴者にはとてもしんどいのです)。電子メールやFAXで代用できるのですから、電話にこだわらないことも必要になってくるかもしれません。
どうぞお大事になさって下さい。
 
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この回答へのお礼

ご回答下さり有難うございます。とても嬉しいです。
まず読ませて頂いてハッとすることがありました。
ステロイド依存性難聴を調べましたら、免疫異常が関係とあったことです。
私の母はリュウマチでしたし、妹は膠原病の全身性エリテマトーデス、娘は偏頭痛でみな免疫系です。
それと書くほどではないのですが私は白血球減少症で白血球数は2500前後です。感染に気を付けるのみで生活の不自由はありません。
けれど3度のステロイド治療時に聴力改善はみられませんでした。

嬉しかったのは、自分でも上手く説明の出来ないこの耳の症状を、本当に気持ちの良いほどその通りにご説明下さったことです。
実はこの状態がどうにも主治医には伝わらずにおりまして;これはもしや私が勝手に作り出した精神的な症状かしら?でもそんな重大な悩みなど無いし?とモヤモヤ状態でしたので、スッパリ言い当てて頂き、霧の晴れた思いです。

そこでご厚意に甘えて今ひとつ伺いたく申し訳ありませんが、
今回オージオや脳波や聴き取り検査で異常はなく、ちゃんと聞こえてますよ、難聴ではないし以前悪かった音も聞こえていますので大丈夫。とのことで、ではこの症状はなぜに?と問うと、悪いところがないのでわからない。と言われて困惑しているのですがどうすれば良いでしょうか。

いつでもお気の向きました際にで大丈夫ですので、お知恵をお貸し願えますととても助かります。
どうも有難うございました!

お礼日時:2011/08/22 10:44

突発性難聴は、ふつうあまり繰り返さないのですが・・・耳鼻科で検査を受けておられるので、おそらくめまいや眼震などもチェックされているでしょうから、メニエールは違うかな。



まあ、利尿剤や漢方薬あたりももうお試しになってはいると思うんですが。

状況が変わったときの再度のステロイド治療は、試してみる価値が十二分にあったと思います。できれば入院管理で点滴治療もね。
本人がどうしても嫌だったのならしょうがないですけどね。

とりあえず、不要不急のテレビは見ない、ステレオはしばらくお休み、ヘッドホンなんて論外、でしょうね。
前にあまり反応がなかったからやっても無駄と決め込まず、基本的な治療もやってみるのがいいんじゃないかと思いますよ。

この回答への補足

各所耳鼻科ではメニエールではないとの診断でしたし、メチコバールやビタミン剤に漢方や鍼灸も試しましたが効果なしでした。

ステロイドですが、治療中はとても調子が良いのですが、終えたその日から胃なのか腸なのか内臓がみな痛苦しいようで頭痛に微熱に四肢まで痛苦しい感じになり、要するに何故か酷く具合が悪く起きられなくなりますので、2日ほどで治るのですが、治療の効果が望めないのならと逃げてしまいました。

先頃50代になりましたこともあり、更年期外来や婦人科内科でさまざま検査をしてみたのですが、こちらは有り難いことに取り立てて問題もなく終えています。

補足日時:2011/08/21 09:45
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この回答へのお礼

早速のご回答を有難うございます。
状況が変わった時のステロイドは試す価値があるのですね。
もうすっかり効かないものと決め付けていました。
耳を休ませなければいけなかったとは、あまりに音が変なのでいろいろな音を聞き、変さを確認しまくってしまいました。
遅いかもしれませんが少しお休みさせることにします。
どうも有難うございました!

お礼日時:2011/08/21 09:44

もう数年前から突発性難聴の時期は終わり、慢性難聴の状態になっており、まだまだ悪化する傾向にあります。


また、質問文にもありますように、現在の医療技術などを最高に駆使したとしても、難聴の状態からの完治はいまだ勝手皆無なのが実情なのです。
難聴の症状には、個々人により悪化の一途を辿る人もあれば、ある一定において症状が完全に固定する人がおられるのもまた現実です。
難聴になられた方においてのステレオなどを利用して、大きな音での視聴などは厳禁行為の一つでしょう。
質問者自身の場合には、悪化状態がまだ止っていないように思えますので、ステレオやヘッドホン視聴や、騒がしい場所への立ち入りは、極力避けるべきでしょう。
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この回答へのお礼

ご回答下さり有難うございます。
大きくしなければ内容が聞き取れないので、TVや電話の受話音量などグッと上げてしまっていますがいけないのですね;
TVや音楽などは我慢するとして、電話は難聴の皆さんはどうなさっているのでしょうか。
取り急ぎ身内や友人には出来るだけメールで連絡をとお願いしてみます。
どうも有難うございました!

お礼日時:2011/08/21 10:04

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