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ドットインパクトには水平型とラウンド型があるようですが
どのような差があるんでしょうか?

同じような機能なのに価格が大きく違っているようなので
機能にどんな差があるか知りたいです。


給紙経路がいくつかあるのがラウンド型で
価格も高いものが多いみたいですが・・・・


ご存知の方いらいっしゃいましたら教えてください。

A 回答 (4件)

プリンタの修理屋です。



歴史の長い商品の場合、市場からのニーズの変化に対応して大きく様変わりして、昔の常識から外れる機種も出てきたりします。
ドットインパクトプリンタもそういうことがあるかも知れませんけど、
今のところ、他の方も言われている通り、水平プリンタのほうが高価という判断でよろしいでしょう。


まず、ドットインパクトプリンタで使う用紙は(現在は)複写伝票に限られるといってよいでしょうね。
私が始めてパソコンを購入した30年前はドットプリンタ以外に選択肢はなかったです。(少したってインクリボンを使ったサーマルプリンタが出ました)
当時のプリンタはヘッドのピンの数で印字密度を表していたような時代です。
一応、漢字も印字でき、認識は出来るものの、JIS第一水準だけなんていう時代でした。

ドットインパクトプリンタの場合、トラクタフィーダーが多く装備されています。
これは何枚も重なった分厚い複写伝票をスムーズに送るためです。
今のインクジェットプリンタやレーザープリンタのように、ゴムローラーで給紙する方式の場合、紙が極端に厚くなったり、重なったりすると紙送りが非常に不安定になります。
そこで、用紙の左右に穴を開けて引っ掛けて送るわけです。


ラウンド型というのは、基本的にトラクタフィーダーを装備して連続紙を送る前提のプリンタと考えてよいです。

トラクタフィーダーには2種類あります。
プッシュ型とプル型です。
多いのはプッシュ型ですね。
紙の入口側に装備し、用紙を機械の中に押し込むような構造です。
用紙の先端から印字を始めることが出来て、用紙の無駄もないのですけど、紙を押し込むわけですから、腰が折れて紙詰まりを起こすこともありえますし、印字速度は上げられません。

プッシュ型は排紙口付近に装備し、出口側から引っ張り出します。
紙の流れは非常に安定します。
ただ、トラクタフィーダーに引っ掛けなければならないため、最初の1ページには印刷できない訳で、必ず無駄になってしまいます。
大量の印刷を行う場合は、その程度の無駄は無視できますので、そういう機械に装備されることは多いですね。

ラウンド型のプリンタでも、手差し印刷は可能なのですけど、普通紙程度ならいざ知らず、バラになった複写伝票では位置が上手く拾えなかったり詰まったりしやすいですね。
これは機械の中でほぼ180度ターンさせていることも大きな理由です。

それに対して水平プリンタは、正面から用紙を引き込んで、印刷してくれます。
一般的には、ラウンドプリンタに付加した形のものが多いです。
そのため、水平プリンタのほうが高価になることが多いわけです。

水平プリンタでトラクタフィーダーを装備していないものはきわめて少数派のはず。
http://www.epson.jp/products/printer/dot/index.htm


水平型は正面から用紙を差込、印刷後そのまま戻すように出してくれます。
印字速度は実質かなり遅くなりますけど、カウンタ業務などでは重宝しますね。
また、単票の複写伝票を安定して印刷しようとすれば、水平型以外に選択肢がないようなものです。

「給紙経路がいくつかあるのがラウンド型で価格も高いものが多いみたいですが・・・・」・・これは水平型の説明と考えて良いでしょう。
上記のエプソンのラインナップでもそうなっています。


では、同じラインナップの中での価格差ですが、これは単純に耐久性と考えてよいですね。
OKIの「SU2-R」シリーズのように印字位置を自動的に合わせてくれるという付加機能で高くなっているケースもあるのですけど、基本的には耐久性の問題が大きいです。

何しろ、かなりの力でピンを押し出し、紙に打ち付けていきます。
さらに、それを受け止めるプラテン部分も頑丈である必要があります。
24本のピンが非常に速い速度で何度も何度も打ち付けられているわけで、機械の振動、騒音も大きくなります。
フレームなどを丈夫にしておいて、そういうものを吸収させることもしています。
高額な機械ほど、印字速度が速めになっているはずです。(漢字の速度を見るとよいですね)
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「ドットインパクトには水平型とラウンド型があるようですがどのような差があるんでしょうか?」


 印字の効率を考えると、用紙を1枚ずつセットするより、連続紙が使える方が遙かに効率が良いのは言うまでもありません。ラウンド型の場合、両側に丸い穴がある連続紙を使用するのを前提とし、連続紙の穴をトラクタフィーダに引っかけて給紙します。

 しかし、宅配便の送付用紙のように、複写式であるにもかかわらず、連続紙が存在しないものがあります。また、用紙が分厚いために、ラウンド型にカットシートフィーダを用いても、ローラで引っかかってうまく打てません。このような用紙では水平型でしか印字が出来ません。

 一般的に、ラウンド型の方が水平型より安価です。それは、ランド型の方が給紙機構が単純だからです。単純なので、連続紙打ち出しの利便性を考えて、複数経路での給紙が可能に出来たりするのです。
水平型は連続紙が使えない用途向けなので、ラウンド型より需要は少なく、高価になります。
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この回答へのお礼

遅くなりました。

ご回答ありがとうございました。

お礼日時:2011/08/25 22:13

>給紙経路がいくつかあるのがラウンド型で


>価格も高いものが多いみたいですが・・・・

そんなことないです。水平型のほうが高価な物が多いOKIの例だってあります。
http://www.okidata.co.jp/products/dot/

水平型とラウンド型の違いは、紙がどの様な経路で印字されるかだけの差なんで他のパーツの採用の仕方によって値段は変わっているだけなので、水平型だから安くてラウンド型だから高いなんてことはないんです。
基本的にはラウンド型は印字面を円筒にしているので、筐体自体もコンパクトにまとめやすいので「省スペースにしやすい」だけで、要は紙を水平に置くのと、丸めて置くのとではどっちが省スペース?と言うのと同じです。
逆に言えばラウンド型は印字面が円筒ですから接地面が少なくなるので一度に打てる文字も少なくなる訳で、水平型に比べると高速印字に弱いです。

高速印字の弱いですから、印字桁数がほぼ同じなら印字速度が速いほうが高く売れますので、ラウンド型は水平型よりも安いはずなんですけど?
同じ印字桁数(英数:136桁)のプリンタで同じくネットワーク対応型で比較すると(エプソン製の場合)

水平型(VP-6200N)は¥443000で印字速度510字/秒(英数・カナ)
http://www.epson.jp/products/printer/dot/vp6200/ …

ラウンド型(VP-5200N)は¥343000で印字速度360字/秒(英数・カナ)
http://www.epson.jp/products/printer/dot/vp5200/ …
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この回答へのお礼

知らなかったです。

ご回答ありがとうございました。

お礼日時:2011/08/25 22:11

どれを選ぶかは印刷する用紙によります。

数枚重なった伝票ならずれにくい水平型でしょう。

価格差は複写能力と耐久性の違いだと思いますよ。

この回答への補足

メーカー発表ですが、耐久性は変わらないとの記載がありました。
複写の厚さもそこまで変わらないようなんです・・・

価格の差が10万近いのでそこまでの差は
何にあるか不思議で・・・

補足日時:2011/08/23 21:23
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