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美術品管理の仕事をしているのですが、その中でモンモリロナイトを主成分とする湿度調節剤を取り扱っております。
調湿剤の納入業者さんによりますと結晶性シリカは含まれていない(熱変性を受けていないもので、顕微鏡でも確認済みであるとのこと)とお聞きしました。

しかしたまにネット上でモンモリロナイト(結晶性)という記述を見かけるので少し気になりました。

そこで質問なのですが、モンモリロナイトには珪肺の原因とされている結晶性シリカは含まれていないという解釈で正しいのでしょうか?

特に健康被害を心配しているわけではありませんが、なんとなく気になっているもので。

長文・駄文で申し訳ありませんが、よろしくお願いします。

A 回答 (1件)

「モンモリロナイト」は、アルミノケイ酸塩で、


ケイ酸四面体層-アルミナ八面体層-ケイ酸四面体層の3層が
つぎつぎ積み重なった薄い板状の結晶性粘土鉱物です。

一方「結晶性シリカ」は石英のようなケイ酸(SiO2)の結晶で、
針状結晶のクリストバライトなどは、発がん性もあるとされます。

一般に、自然の鉱山などから採掘精選するので、
産地により「モンモリロナイト」と表示した製品の中に
「結晶性シリカ」が含まれる場合もあるでしょうが、
両者は本来全く別の物質だ という事を第一にお考えください。

すでに、健康被害を心配しているわけではない とお書きですが、
調湿剤として使用するのであれば、
仮に結晶性シリカが含まれていたとしても、問題になることはあり得ないと存じます。

まして、結晶性シリカを含まないことが確認されているのですからね。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
非常に詳しい説明で納得できました。
一言に結晶といってもどのような形状を取っているかで影響の度合いが変わってくるという解釈でいいでしょうか。
おかげですっきり致しました。

お礼日時:2011/08/29 02:01

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