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初歩的な質問ですが、マーケティングにおける「ニーズとウォンツの違い」について、
教えて下さい。この2つの明確な区別がついていません。

よろしくお願い致します。

A 回答 (5件)

 突き詰めていくと数通りの解釈の仕方があるようですので、通説的なものでお答えします。



 コトラーの本によれば、次のとおり書かれています。
  ニーズ(必要性)=人間生活上必要なある充足状況が
             奪われている状態。
  ウォンツ(欲求)=そのニーズを満たす(特定の)
             ものが欲しいという欲望。

 つまり、ニーズは抽象的な欲求、ウォンツはそれに対するより具体的な欲求ということになります。

 例をあげて説明しましょう。

 ある田舎町には酒屋が1軒しかありません。
この酒屋で顧客アンケートを取ったところ、「この酒屋を利用する」と答えた人は95%にものぼる、との結果が出ました。
 ところが、「この酒屋に満足しているか?」(顧客満足度)との問いに対してYESと答えた人は20%しかいませんでした。

 「利用率は高いのに顧客満足度が低い(客は仕方なく利用している)」と結果が出たのでした。

 そこでより深く原因を調べてみたところ、「本当は、今流行りのA銘柄の日本酒を飲みたいが、ないのでB銘柄で我慢している」などの意見が多く、品揃えに問題があることがわかりました。

 つまり、「酒が飲みたい」というニーズは高いけれど、「A銘柄が飲みたい」というウォンツを満たしていない、ということがわかったのです。

※この場合「酒が欲しい」というニーズ(抽象的な欲求) に対応するウォンツは「A銘柄が欲しい」(それに対す るより具体的な欲求)ということになります。
※他の例:ニーズ:「きれいになりたい」
     それに対するウォンツ:「化粧品が欲しい」

参考URL:http://www.melma.com/mag/57/m00002757/a00000053. …
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だいたい答が出ちゃったみたいなので


ちょっと余計なお世話させて頂きます。

ニーズ、ウォンツときたら
もひとつシーズを覚えておいて下さい。
定義としては
■ニーズ(Needs) - 消費者の(意識化された)必要性
■ウォンツ(Wants) - 消費者の(意識化されていない)欲求
■シーズ(Seeds) - メーカの所有している技術・材料・アイデアなど
となります。
  
ウォンツを「ニーズを満たす特定のものが欲しいという欲求」と
説明することもあるようです。

消費者ニーズから発想して商品を開発することをニーズ志向
自社の所有する技術などをから発想して
商品を開発することをシーズ志向と言います。
だいたい同じような意味で
マーケットイン/プロダクトアウトという言葉もよく使います。

ニーズ志向は、市場に受け入れられやすい商品の開発がし易いぶん
どのメーカーの商品も似たり寄ったりといった結果になりやすい
一方、シーズ志向は、独創的な商品を開発できる可能性が高いぶん
独りよがりになり易い
といった長所/短所があります。
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ニーズは文字通り、必要に迫られたもの・・・というふうになりますが、あれば便利なもの、あったら得するものも含まれます。

ニーズがあれば、商品を投下すれば購入者がいるので企業も拡販できるというもの。
ウオンツは、こういうのがあれば買うかもしれない、こういう商品なら買ってもいい・・・というふうになります。潜在的には需要があるが、まだ世に出ていない商品をさします。買う人はイノベータといって革新的な使い方を先駆者としてします。購入も様子をみながらなので市場が拡大するほんの手前の時期になります。
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WANTS→欲しい


NEEDS→必要

例(私の場合)
WANTS→フェラーリ
NEEDS→通勤定期券
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商品の性格を便宜上2つに大別するとニーズ型(必要型)とウォンツ型(欲求型)になります。

ニーズ型商品は必要に迫られて買う性格のもので、なければ困る類のモノ。食品でいえば白物3品といわれるパン、牛乳、たまご。一方ウォンツ型商品は、なくても困らないが、人によっては非常に欲しいという類のモノで、食品でいえばマグロの中トロの刺身や、すき焼き用の松坂牛など。
また、ニーズ型の商品でもウォンツを刺激するタイプのものも出てきています。同じパンでもホテルのブランドのついた焼きたてパンとか、たまごでも放し飼いの鶏に産ませた自然卵と銘打ったもの、牛乳でも味にこだわった明治の「おいしい牛乳」など、安さばかりが追求されがちなニーズ型にあって、高くてもウォンツを刺激される商品も数多くでてきています。
クルマでいうと営業に必要なライトバンはニーズ型、彼女を隣に乗せてかっ飛ばしたいオープンカーはウォンツ型となりますが、同じバンの形でも、ドライバーの負担を減らす機能を満載したステーションワゴンは間違いなくウォンツ型になります。
長くなりましたが、必要に迫られて買うという動機が「ニーズ」、欲しくてたまらなくて買うという動機が「ウォンツ」ということになります。
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