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ピアノはハンマーが弦を叩くことによって音が鳴る楽器ですが、ハンマーが叩く弦のポイントは厳密に定められていると聞きます。
ピアノの場合、8倍音が基音と不協和音になるので、弦の8分の1の長さの位置を叩くのが理想だそうです。

そこで気になったのですが、ピアノ以外の弦楽器でも、最も不協和音の少ない理想的な打弦ポイントが存在するのでしょうか?

A 回答 (2件)

>他の弦楽器では厳密に打弦ポイントを定めず、「ブリッジの近く」「弦長の真ん中」というように、大雑把な区別で構わないのでしょうか?


また、他の楽器では厳密に打弦ポイントを定める必要がないなら、なぜピアノだけが厳密な打弦ポイントを要求されるのでしょうか?

ピアノはメカニカルな構造で弦を叩くので、理論的にもピンポイントで理想の場所にハンマーを当てることが出来ますが、他の弦楽器は、人間が指やプレクトラム(ピック)、弓で弾くので、ピンポイントでピタリというわけにはいかないと思います。
例えばクラシックギターであれば、弾くのに右手の親指と人差し指・中指・薬指の4本の指を使いますが、すでに右手を構えた時点で、弦に触れている指先のポイントは違います。更に、ギターは弦がたった6本しかないので、左手は、同一の弦の「フレット」と呼ばれる音階線の位置を変えながら押さえていき、そのため振動している弦長が刻一刻と変化します。
これを考えると、理論的にベストの位置を選びながら弦を弾いていくことは実際の演奏に際しては不可能と言えると思います。
同じ撥弦楽器でも、弦が多いハープなら、各々の理想の場所にピンポイントで目印を付けておいて、そこを狙って指を持っていくということは、あるいは可能かもしれません。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

やはり厳密に打弦ポイントを定められるのはピアノだからで、他の弦楽器では不可能なのですね。

お礼日時:2011/09/29 04:33

>ピアノはハンマーが弦を叩くことによって音が鳴る楽器ですが、ハンマーが叩く弦のポイントは厳密に定められていると聞きます。


ピアノの場合、8倍音が基音と不協和音になるので、弦の8分の1の長さの位置を叩くのが理想だそうです。

さらに、ハンマーヘッドの硬さとサイズも音色に大きな影響を与えます。
小さなヘッドだと、多くの倍音が「生き」、大きなヘッドだと、ハンマーに触れた範囲の倍音が振動できずに「死に」ます。

>そこで気になったのですが、ピアノ以外の弦楽器でも、最も不協和音の少ない理想的な打弦ポイントが存在するのでしょうか?

存在します。もっとも不協和音が出ない弾弦ポイントは、有効振動弦長の丁度二分の一の場所です。
この場所で弾くと、純音に近い紡錘型に弦が振動して、高次の倍音がほとんど出ず、柔らかい音がします。
逆にブリッジにごく近い場所を弾くと、弦が棒状に振動して、高次の倍音がたくさん発生します。
弦長の二分の一のところを動かす(弾く)と、本来その場所が静止して「節」になることによって発生する倍音が殺されます。三分の一の場所を動かすと本来その場所が「節」になって静止することにより発生する倍音が殺されます。ブリッジ近くを針や釘で弾くと、あらゆる倍音の節を妨げないので、高次の倍音がよく鳴り、その結果、音色が硬質で金属的なものになります。
このように、弾く位置で、倍音の配合率が変わるので、奏者は好みの音色のする場所を選んで弾いています。手許に弦楽器をお持ちであれば、ブリッジ近くを爪の先で弾いた音と、弦長の真ん中を指のアタマで弾いた場合との音色の違いを体感して下さい。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

> ブリッジ近くを爪の先で弾いた音と、弦長の真ん中を指のアタマで弾いた場合との音色の違い
「ブリッジの近く」「弦長の真ん中」といってもかなり幅がありますが、弾く箇所はピアノの打弦ポイントのように厳密に定まってはいないのでしょうか?

ピアノの場合、打弦ポイントが1ミリずれるだけで音色が大きく変化するらしいので、実際は8分の1よりもさらに厳密に打弦ポイントを決めると聞きます。

他の弦楽器では厳密に打弦ポイントを定めず、「ブリッジの近く」「弦長の真ん中」というように、大雑把な区別で構わないのでしょうか?

また、他の楽器では厳密に打弦ポイントを定める必要がないなら、なぜピアノだけが厳密な打弦ポイントを要求されるのでしょうか?

お礼日時:2011/09/28 12:44

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