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台湾も韓国も日本領として工業・経済発展し、現在の地位があるわけですが、台湾は親日、韓国は反日という感じを受けます。両国の感情の違いはなぜなのですか?

※台湾は中国と、韓国は北朝鮮と対立している状況で韓国の反日感情は国益を損ねていると思いますが…

A 回答 (7件)

日本の統治以前の歴史がぜんぜん違います。



 台湾には、日本統治まで民族統一国家と言うものが事実上存在せず、日本の統治と対立する観念としての、「民族国家」という概念が、台湾の人々の間には成立していませんでした。

 朝鮮では、1000年以上に渡って、「民族国家」が成立しており、日本の統治=他民族による支配という考えが、朝鮮民族の間に普遍的に存在しました。

 日本がほぼ同じ統治をしても、相手側の歴史的民族意識が違うので、朝鮮では「新しい近代的社会システムの導入」=以前からの朝鮮社会・文化の破壊であるのに対し、台湾では「新しい近代的社会システムの導入」=社会の発展(破壊されるほどの普遍化した民族社会がなかった)、となったのです。

 また、日本が作った社会インフラ(道路・鉄道・橋その他の生活に必要な社会的施設)ですが、台湾にはそのまま残って初期の台湾社会の基盤になりましたし、中国本土から台湾に逃げてきた相当数の人々(=外省人。日本統治時代の日本人の数よりもはるかに多かった。)の国民党政府が、元々台湾にいた人々(=内省人)を支配し、中国本土との軍事対立によって、軍事費が過大になった結果、日本統治時代のほうが暮らしよかったと、多くの内省人の人々が感じたことによります。

 それに対して、韓国では朝鮮戦争によって国土のほぼ全部が戦場になり、日本が作った社会インフラは壊滅的被害を受け、壊されてしまいました。
 とは言え、土木建築技術や社会制度といった目に見えないものは、しっかりと根付いており、日本からの資金提供もあって、韓国の人々は国土の再建・復興を成し遂げ、『漢江の奇跡』と呼ばれるようになりました。
 韓国の人は、日本からの資金提供があったものの、社会的インフラを実際に設計して作ったのは自分たちであったので、日本人によって社会的インフラが整備されたという意識は持っていません。 


<日韓併合の時代背景>
 韓国併合の頃の世界情勢は、1等国といわれ広大な海外植民地を所有したり広大な国土を持っている、イギリス・フランス・アメリカの3カ国と弱体化したロシア(日露戦争とそれに続く革命騒ぎで1等国から脱落。)の勢力圏であったバルカン半島に勢力を伸ばし1等国として不動の地位を作りたいドイツ、ロシアの勢力圏であった満州を勢力圏とし1等国の仲間入りを目指す日本を軸に動いていました。

 すでに広大な土地を自分のものとしているイギリス・フランス・アメリカおよび、国土は広いものの国力が低下しつつあるロシア(革命後は混乱状態だったソ連)は、当時の国際情勢の現状維持が国益と考えていました。
 しかし、支配する土地が狭いドイツと日本は、支配地を広げないと、1等国の地位を失い、他国の顔色を伺う(それがいやでアメリカと戦争を起こした日本ですが、敗戦により軍事的には完全にアメリカの顔色を伺う状況になっています。)ことになるため、他の民族の居住する土地を新たな勢力圏にすることが国益と考えていました。

 他民族が多く住む植民地の場合、その土地の民族を教育せず国土の開発も必要最小限にとどめることで、植民地からの利益の増加は少ないものの力が弱いままなので、本国に対する独立の動きをコントロールしやすくなります。
 フランス・イギリスの場合、植民地からの搾取が比較的少なくても支配地が広大なため、本国の国力に対する貢献は大きなものとなりますから、この方法を選びました。(これが、一般に言われる植民地)
 
 支配地が少ない日本がこれらの欧米の強国と互角の国力になるためには、支配地を極力経済発展させ、本国と一体化することが必要不可欠です。
 その最初の実験台が、民族としての独自の歴史・文化の形成が未熟であった台湾でした。
 この台湾を日本と同化して、経済を伸ばす政策はかなりの成功を収めました。

 その成功例を基に、朝鮮もまた国土を開発し朝鮮人を日本人化することにより、日本は国力を増大しようとしたのです。
 これが、日韓併合の政治的時代背景です。

 日本政府は、朝鮮人の日本人化を目指した以上、基本的には朝鮮人を迫害する方針など、どこにもありませんでした。日本人化が進むとともに、徐々に日本人と同等に扱う予定でした。(日本人個人の中には、韓国人に対する差別や危険視する意識を持つ人もありましたが・・・)

 何が問題だったかというと、基本的に日本人と同等に扱った結果、当時の多くの日本の法が朝鮮人に適用されたのが問題となったのでした。

 この頃の日本経済は、財閥による独占資本主義の時代で、日本では労働運動・社会運動・女性人権運動などを、ロシアに起こった革命と同じことが日本に起こるのを恐れ、政府は厳しく監視していました。

 1923年関東大震災では、焼け野原となったため東京の治安が大きく悪化し、デマ・うわさ・憶測で多くの悲劇が起きました。
例を2つ
1.甘粕事件。
 社会運動家の大杉栄・伊藤野枝および大杉栄の甥、橘宗一(当時6歳)、憲兵隊により惨殺。橘宗一がアメリカ国籍を持っていたため、アメリカが関与し、問題が表面化しました。
2.震災後の朝鮮人虐殺。
 うわさに踊らされて、被災した人々が作った自警団が朝鮮人と疑われた人々を虐殺。真相不明・被害者も日本人を含む多数でした。

 このような時代を背景に、国民の不満・不安をコントロールするための飴と鞭として「普通選挙法」と「治安維持法」が成立しました。(1925年)

 この「治安維持法」によって、多くの新しい考え方をする人々が、社会的治安を乱す恐れのある考えの持ち主として、思想犯・政治犯として逮捕・取締りを受け、取調中の拷問・獄中死などが続発しました。

 日本本土では社会主義思想家・労働組合幹部などがその対象となりましたが、朝鮮半島ではそれに加えて、「朝鮮独立」を口にした人々が、その取締りの対象となりました。
 朝鮮独立=併合によって一つになった日韓の分離独立の考えを他人に広めることは、当然治安の維持に反する行為なのですから。

 この法律によって、多くの高等教育を受けた指導的な朝鮮知識人(「朝鮮」という民族意識を強く持ち、日本の同化政策に反対。)が、投獄されることになりました。
 
 当時の日本にとって、治安維持に反する行為を取り締まる、当然の法の運用でしかありません。(「朝鮮独立」を唱える人々のほとんどが朝鮮人であったのは当然ですが。)
 また後に、1945年に戦争が終わって朝鮮半島に朝鮮民族による独立国家ができた結果、治安維持法のもとで獄中死・刑死した人々が、「独立」の先駆者として、英雄となり迫害による殉死者とみなされるようになったのもまた、自然の成り行きなのです。

 その結果、「朝鮮は近代国家としての基盤を作ってもらったので結果的に良かったのだけど、民族のプライドは大いに傷ついた。で、いまでも激しく日本を恨んでいる。」という状況になってしまったのです。

 尚、せっかくの産業基盤もその後に起こった朝鮮戦争で、ほとんど破壊されてしまったので、現在生きている韓国の人々が日本が投資した産業設備の恩恵を受けているという実感は、ほとんど持っていないと思います。(道路・鉄道はほとんど同じ位置で、再建されました。)

<参考>歴史は繰り返す
 歴史では同じようなことが、繰り返されます。
 
 フランス革命によって、力を得たナポレオンがドイツに軍を進め古いドイツの小王国が倒れた結果、その影響下で新しく改革を進めたドイツ国民は、民族意識に目覚めフランス人をドイツから追い出す運動を始めました。

 最近でもイランの王様が、石油を売って得た多くの収入を使って、アメリカの技術を使って経済開発をしたり、国民教育をしたところ、国民が民主的になって「国王が直接政治をしているのは、おかしい!」と言い出して、国から追い出されてしまいました。

 イギリスやフランスは、それがいやだったので、植民地の人をあまり教育しない(1年間の儲けは少なくなりますが・・・)方針を取りました。


*長期の韓国の国益を考えるなら、ナショナリズムは、マイナスでしょうね。

・政府首脳層のナショナリズムに対する扱いは、短期の利益を優先しています。
1、国民のナショナリズムを抑えると、政権が不安定化して、政権が崩壊する可能性が高い。
2、外交的危険度を客観的に評価すれば、「北朝鮮のリスク」を極めて大きく評価しなければならず、現状でも韓国の政治・経済・社会を圧迫している、巨額の防衛費を増額しなければならず、そのような対応は不可能となる。従って、韓国・北朝鮮に共通の国民感情をクローズアップし、醸成して、韓国・北朝鮮間の緊張を少しでも和らげる必要がある。
 ということでしょうか。

 分断国家である韓国にとって、同じ民族である北朝鮮に対する緊張を少しでも緩和し、悲願である統一を目指す姿勢が、政権運営の必須事項要です。
 そうなると、分断直前の、日韓併合による『北朝鮮と同じ価値観を共有した』時代をクローズアップするしかありません。

・個人はどうなのか
http://oshiete.goo.ne.jp/qa/4957288.html
 韓国の人の個人的感情としてナショナリズムに走る人は、No.5のような気持ではないかと思います。


 日本の韓国統治の状況について、重複部分もありますが、詳しい説明が必要なら
http://oshiete.goo.ne.jp/qa/6190075.html
 No.8、No.9、N0.10を参照してください。
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ANo.3さんちょっと待って下さい。



>韓国:「竹島は韓国の領土」と言います。
>日本:「北方領土は日本の領土」と言います。
>どちらも同じレベルであり、そのような教育をされてしまった結果です。

どこが同じレベルなんでしょうか。
竹島は日本が統治し、GHQも竹島は日本領土という最終見解を出してるのに武力に物を言わせて支配しています。
北方領土も武力に物を言われ支配されました。
強いて言うなら、「韓国とロシアは同レベル」の方が正解でしょう…
どう見ても日韓は同レベルじゃないんですが

>台湾は中国からも見放され、独自に日本との交流を始め、メリットがあったので反日ではありません。

中国から見放されてるなら、台湾ももっと楽になれるでしょう。見放されていないから今現在台湾は困っているんです。
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韓国の反日は、日韓併合が原因ではないからです。



幕末、西郷隆盛の書見に
「韓国は反日感情が強いから・・」
という下りが見られます。

江戸時代、将軍の代替わりに朝鮮通信使が来日しましたが、
その通信使の日記に「この穢れた国」云々という
日本蔑視の表現が見られます。

元寇は、渋るモンゴルを説得して日本を攻撃させた
のは時の朝鮮王「忠烈王」でした。

野蛮な日本を文明国にしたのは我々だ。
我々の方が格上だ。
なのに、現実は日本がいつも韓国を凌駕している
という処に、反日の根本原因があります。

日韓併合は韓国から頼んできたのに、併合のお陰で
当時アジア最貧国であった韓国がここまで来られた
のに、そういう功績は学者ですら当然無視します。

これに対し、台湾はそんな歴史的反日感情などありません
から素直に、日本を評価しているだけです。
ただ、台湾は全部が親日ではなく、反日も結構いるようです。
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台湾が親日なのは、素直に日本の占領で発展した事を認めています。

加えて、日本が中国と国交を回復する際台湾を国家として認めないことにするのが条件だったのですが、この際ハッキリと「申し訳ないが、台湾を中国の唯一の正当な政府と認めることは今後できなくなる。しかし、友好関係は従来通り維持していくし、援助もするからね。」と言いました。ある意味、この潔さと以後の災害援助の数々が台湾を親日にしているのではないかと思います。

対して、台湾は韓国が大っ嫌いです。これは、韓国が中国と国交を回復する際日本とは対象的に「台湾の存在は公には地域と見るが、我々の中では国として扱うよ。」と見えを張った割 わりに、いざとなると台湾を無視したりおおよそ国として扱わず台湾人の逆鱗に触れるようなことばかりしたからだそうです。いさぎの悪さと、やり口の汚さが台湾人を反韓へと導いたのでしょう。

韓国は、未だに反日教育を続けています。彼らは、感情先行型ですから北朝鮮の国益とか考えてないんじゃないですかね。目先のものしか見ていなくて、その先のものを見ないのでは?
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韓国:「竹島は韓国の領土」と言います。


日本:「北方領土は日本の領土」と言います。
どちらも同じレベルであり、そのような教育をされてしまった結果です。

台湾は中国からも見放され、独自に日本との交流を始め、メリットがあったので反日ではありません。

反日も親日も過去の教育のあり方に左右されていると思います。
日本に来ている外国の方々はとても素直に日本を学ぼうとしています。

政治的な意見は抜きにして、外国人個人個人の人間性を評価したいと思います。
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韓国(朝鮮)は、もともと事大主義と言って、中華文化圏(中の国王朝を中心とする冊封関係)の文化を取り入れ「小中華」を誇りにしていました。

中国から見れば日本や朝鮮半島は東夷という野蛮な民族になるのですが「朝鮮は中華の文明を取り入れた国であり、近隣の野蛮な国と違って文化を持っている」と考えていたのです。
もちろん、近隣の野蛮な国には日本も入ります。江戸時代の1764年(明和元年)に第11次朝鮮通信使の書記として来日した金仁謙は日東壮遊歌という文章を残しており、それには
(大阪を見て)
・人家が堀や軒をつらね、その賑わいの程は、わが国の鍾絽(漢城の繁華街)の万倍も上である。
・北京を見たという訳官が、一行に加わっているが、かの中原の壮麗さもこの地には及ばないという。
とうらやましがりながらも
・穢れた愚かな血を持つ 獣のような人間が、周の平王の時にこの地に入り、今日まで二千年の間世の興亡と関わりなく一つの姓を伝えて来て、人民を次第に増えこのように富み栄えているが、知らぬは天ばかりなり、嘆くべし恨むべしである。
と言ってみたり

・惜しんで余りあることは、この豊かな金城湯池が、倭人の所有するところとなり、帝だ天皇だと称し、子々孫々に伝えられていることである、この犬にも等しい輩を皆ことごとく掃討し、四百里六十州を朝鮮の国土とし、朝鮮王の徳をもって礼節の国にしたいものだ。

と朝鮮のほうが徳も礼節もある国だ、と見ていたのです。

ところが、近代になり西洋文明が一気に東アジアに入ってくると、清(当時の中国王朝)西洋の傀儡政権になり、朝鮮王朝は身動きがとれず、日本だけが明治維新を経て近代化に成功します。
そして、日清・日露と朝鮮半島を取り巻く巨大勢力と日本の対決では日本がどちらも勝利したため、朝鮮は結局日本に併合されることになったのです。

江戸時代まで(いや明治時代でも現在でも)「文化」を誇り近隣の国に教えてきたつもりだったのに、馬鹿にしていた日本に併合されたのですからこれほどの屈辱は無いでしょう。

韓国人が「武士の起源は朝鮮のサウラビ」だとか「ソメイヨシノは韓国原産」と発言し、韓国人が(多少の疑いは持つでしょうが))信じてしまうのは、歴史的に「(日本を含めて)朝鮮は文化の発信地」という思想があるからです。

ですので、朝鮮から見れば日本は常に「文化の劣る国」「野蛮な国」であり、国民を挙げて「日本大好き!」とはいえないのです。
ただし、韓国人も大多数は冷静であり、過去は過去、現在は現在、という考え方の人も多いのも事実です(実際に韓国で体験してきました)


対して台湾ですが、実は単純に親日というわけではありません。
もともと台湾は歴史的に中国領土として扱われ、沖縄を含めた琉球として中国と冊封にあると考えられてきました。
日本から見れば沖縄は歴史的にも薩摩藩が1609年に琉球王朝を属国として組み込み、明治維新後1879年に琉球を廃止して沖縄県を設置した事実をもって明確に日本領土なのですが、台湾や中国から見れば沖縄はもともと中国領土であり(冊封関係ですね)日本が収奪したという見方も間違いではないといえます。

これらの歴史的な経緯と、台湾自体が(中国領土とはいいながら)清王朝まではそれほど発展したわけではないこと、そして日本占領の後にやってきた中国国民党の支配がやたらに悪政だったことから、まがりなりにも近代的な教育を施し、経済を発展させた日本の統治時代を懐かしむ人が多かったために現在では「比較的」親日といわれています。
しかし尖閣諸島問題のように「愛国心」に火がつくと反日に容易に変わりえます。

日本人が心すべきなのは「日本はGHQの占領以外国土を侵略されたことがない」ということです。
それに対して朝鮮半島は大陸側から何度も侵略をされています。ですから反日というだけでなく「自国を保持するためのアイディンティティー」には非常に神経質になるのです。
また、台湾は現在のところ国民党が作った国家であり中国共産党とは犬猿の仲です。しかし、共産党中国の経済発展により、関係性を見直す時期に来ているといえます。
今後、共産党中国が瓦解し台湾もわだかまり無く中国として統一される日が来たときには、反日に転じてもおかしくないのです。

単純に反日・親日と他国を語るのは不遜であり危険でもあります。
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韓国在住の韓国人は意外と日本好きっていう人多いですよ。


というのも韓国旅行した時に色々な人からかなり良い待遇されまして、そりゃ日本人が目の前にいるのに悪く言う人もいないでしょうし心の中じゃ何て言ってるかわかりませんけど、
ただそれだけじゃなくて何か本当に日本嫌いといったような感じではありませんでした。
現地で知り合った人も、若い人は日本好きな人が多いと仰ってました。
正直韓国は反日っていう印象が僕にも会ったのでそのような良い待遇は驚きでした。
もちろん全員がそうじゃないとは思いますが、その辺は台湾も同じようなものかもしれません。

日本にいる在日韓国人は何故か反日の人多いですけどね。

台湾も韓国も年寄りは結構な確立で反日らしいです。
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