動物看護師

Question

私は将来動物看護師になりたいと思っています。自分なりにどのような職業なのか調べたりしましたが実際働かないとわからない大変さややりがいなどがわかりません。詳しく分かる方回答お願いします。

mochi7 · Accepted Answer

元動物看護師です。
質問者さんも動物看護師を目指してらっしゃるとのことで、嬉しいです＾＾

私が実際に動物看護師として働いて大変だと思った事や嬉しかった事を書きますね。

《大変だった事》

＊ひとつの命、ご家族の一員を預かるという事の責任の重さ＊　
やはりこれが第一です。
ぬいぐるみを預かるのではない。おもちゃを修理するのではない。
失ったら二度と戻らないたった一つの命が私達の手にかかっています。

＊看護師と動物達、お互いの言葉が通じないという事＊
当然ですが人間の言葉はワンちゃんや猫ちゃんには理解できません。
何故注射を打たれるのか、自分だけ病院にお泊りするのか、点滴をしなければいけないのか…不安になり、パニックを起こす子も少なくありませんでした。
普段はとてもおとなしい子が入院して犬舎にひとりぼっちにされると豹変する子もいました。

＊不安を抱えている飼い主さんやご家族の方々へのフォロー＊
怪我や病気、お腹を開けるような大きな手術…病院に連れていらっしゃる飼い主さんはとても不安な気持ちでいっぱいです。
中には突然の事態にパニックになり、泣きじゃくりながら飛び込んで来た方もいました。
「入院しているうちの子は元気になりましたか？」と毎日お電話を下さる飼い主さんも。
「お薬を上手く飲ませられない」「爪切りを嫌がってさせてくれない」という相談もたくさんありました。
そんな飼い主さんに少しでも安心してもらう為に看護師は獣医師の言葉をさらに噛み砕いて分かりやすいように飼い主さんに説明しなければいけません。
実際に飼い主さんの目の前でお薬の飲ませ方を説明して見せたり、爪切りをして見せたりする事もあります。
誰かに説明する事は、自分がしっかり理解していないと出来ません。
どうすれば分かりやすく伝えられるか、同僚達と日々勉強です。

＊ほんの少しのミス、気の緩みが取り返しのつかない状況になるという事＊
処方するお薬を取り間違えた、説明不足で正しく伝わらなかった、手術を受けている子の容体の変化を見逃した…たったひとつのミスで最悪の結末が待っています…。

＊経験不足、判断ミスによる怪我＊
警戒して暴れる子、人見知りで飼い主さん以外に触られたくない子…病院に来る子達の性格も様々です。
ワンちゃんと猫ちゃんでも保定（診察・処置しやすいように宥めたり体をおさえる事）の仕方が違います。
豹変してとっさの判断が迫られる場面もあります。
無理なおさえ方をして余計に状況を悪化させない為にも保定は沢山経験しましょう。
また、自分が引っかかれたり噛みつかれたりするのを防ぐ事も大切です。
自分が怪我する事で仕事をこなせなくなりまわりに迷惑をかけてしまうのもひとつですが、飼い主さんにもショックを与えない為です。
「うちの子が看護師さんを噛んじゃった…」「あんなに引っかかれて血が…」とてもショックを受ける方をいますし、中には「自分もいつか噛まれるのでは…」と思ってしまう方もいます。
飼い主さんとご家族の間に溝を作るきっかけになってしまうのは絶対に避けたいところです。

《嬉しかった事、やりがいを感じた時》

＊元気になったワンちゃんや猫ちゃんを送り出す時＊
ぐったりしながら運び込まれてきた子が元気になって飼い主さんと一緒に帰る時。
迎えに来た飼い主さんの笑顔と、大好きな飼い主さんの腕に抱かれて安心した顔を見た時。
やはり一番はこれですね。
どんなに引っかかれても、手をやいて「あーもー…;;」となってしまった時があっても、この瞬間には吹っ飛びます。

＊警戒していた子が懐いてくれた時＊
仕方のない事だとは思いますが、獣医師や看護師は時に動物達から嫌われてしまいます。
犬舎の前に立っただけで威嚇されたりドアの隙間から強烈な猫パンチをお見舞いされたり。
そんな子達が入院のお世話や、空いている時間に話しかけたりしている内に警戒をといてくれるようになったり、尻尾を振ってくれたり、撫でた時にのどをゴロゴロ鳴らしてくれたりすると「やった！」ってなりました。

＊自分のスキルアップを実感出来たり、上司に認めてもらえた時＊
最初は引っかかれまくりだった猫ちゃんの保定が上手く出来るようになったと褒められた時。
高齢の子のリスクが高い手術での麻酔操作を任せてもらえた時。
「採用した時は貴方がここまで成長するとは思わなかったよ。」と言ってもらえた時。
同僚や上司に認めてもらえた時も「もっと頑張るぞ！」とやる気になりました。
仕事仲間にも信頼してもらえた時、仕事は格段に楽しいものになり、とても大きなやりがいを感じる事が出来ました。

他にも思い出など色々あるのですが、どうでしょうか？（長すぎてごめんなさい;;）
上手く纏められませんでしたが、少しでも参考になればと思います。

素敵な看護師さんになって下さいね！

shougaya · Answer

病気がちな愛犬の飼い主として、動物看護師さんにはいつも大変にお世話になっています。
ぜひ夢を叶えて、素敵な看護師さんになっていただきたいと、思います。

さて、動物看護師さんのお仕事がどういったものか、就職チャンスは……？
と、いったお話しを、ちょっとおもしろおかしく記事にしている獣医さんがいらっしゃいます。
↓
http://pet-net.sakura.ne.jp/ido/ido3.html

http://pet-net.sakura.ne.jp/ido/ido53.html

記事ページを２つ程抜粋しましたが、お時間が有る時にでも、他の記事を読んでみるのも参考になると思います。

動物看護師

元動物看護師です。

病気がちな愛犬の飼い主として、動物看護師さんにはいつも大変にお世話になっています。

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