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【hANPは右房と左房のどちらから分泌されるのでしょうか?】


検索しても、心房から分泌されるとしか書かれていませんでした。

なぜこの疑問を持ったかというと、うっ血性心不全ではhANPが上昇するが、COPDによる右心不全ではhANPは上昇しないという記述を読んだためです。
もし左房の伸展が分泌刺激になるのなら、右心不全では左房は伸展しないのでhANPが上昇しないのかな、と思ったのです。

おわかりになる方、どうぞよろしくお願いします。

A 回答 (1件)

右左どちらからも分泌されるので、「心房から分泌される」という記述しかないのだと思います。



COPDによる右心不全でhANPが上昇しない(しにくい)のは、
COPDによる右心不全の発症するメカニズムが関係しています。

hANPはおっしゃるように心房の伸展刺激で分泌されます。

しかしCOPDによる右心不全では、
肺の血管が硬いため肺に血液が送りにくくなるため
右心室に負荷がかかり、右室の方が進展されています。
このとき右房はといいますと、
三尖弁が正常に機能していれば負荷は掛かりにくいです。
また、十分に肺に血液を送ることができませんので、
肺から左心系に還ってくる血液による容量負荷がないため、
左心房にも負荷がかかりにくいという心不全にしては
特殊な状況があります。(肺性心という病態です。)

上記のことより、COPDによる右心不全では、
両心房に直接の伸展刺激があるわけではないので
うっ血性心不全に比較してhANPが上昇しないだけです。
(一方、うっ血性心不全では両心系の心不全状態があるため、
心房が進展してhANPが上昇するのだと思います。)

>もし左房の伸展が分泌刺激になるのなら、右心不全では左房は伸展しないのでhANPが上昇しないのかな、と思ったのです。

右心不全の多くは左心不全に続発するので、注意してください。
COPDや心タンポナーデ、肺塞栓症などによる右心不全は特殊だと考えた方が解りやすい
かもしれません。


以上、素人の考えでした。
参考までにどうぞ。
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この回答へのお礼

大変よくわかりました。納得できました。どうもありがとうございました!

お礼日時:2011/10/13 23:14

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