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某リサイクル着物店で「紬」として購入した着物があります。
その頃はよくわからないまま、キレイだし、好みだし、サイズもよかたので買いました。
気に入ってよく着ているのですが、最近、これが紬かどうか疑問に思い始めました。

クローズアップの写真をご覧の上、
お詳しい方、見分け方のポイントとともにお教え下さい。
http://www.flickr.com/photos/14745442@N07/627804 …

色は黒で、全体に花の織り柄模様。紬特有と私が思っている節のようなものはなく、
よ~~~~~~く見ると、かすかに縦にシワのような細い隆起があります。
(中央写真参照ください)

前に織りだしの鮫小紋柄の着物nいついて質問時、お召しと教えていただいたのですが、
それほど固い感じじゃなくって柔らかめです。
織りの着物と柔らか物の中間よりは柔らかめ、みたいな感じですが、
手持ちの紅葉の地紋入りの色無地と比べると、光沢がないです。

あと、こういう柄は、更紗と呼んでいいのでしょうか?

最後に、こんな帯を合わせたらいいわよ~というアドバイスまでいただけると
感謝感激です。どうぞよろしくお願いします。

A 回答 (4件)

染めの着物にたいして織りの着物を紬と大別するなら「紬」と呼ぶことはできると思います。


しかし写真から受ける印象では「変わりお召し」だと思います。
染めの着物でないことだけは確か。
しかし節糸や玉糸を使った従来的な紬でもありませんね。

リサイクル店でお求めという事ですが、私はこの着物はそう古いものではないのでは?と推理します。(笑)
というのも昨今の着物地の多種多様なことと言ったらありません。
お召しと言っても昔ながらの塩沢や西陣お召しのようなものばかりではないのです。
いずれにしても手織りではないのは確かで、糸に強い撚りをかけて織機で織ったものでしょう。
そうしたものを大別してお召しと分類しています。
私はかなり昔(おそらく昭和初期頃?)のお召しの着物を持っていますが、うねりはないもののシボの様子はこれとよく似た地風です。

用途としてはまさに染めと織りの中間的なオシャレ着物という事になるでしょう。
黒一色というのもあまりないですし、個性的に着こなすのが似合ってると思います。
海外にお住まいとの事なのでそれこそ自由に着こなされたら良いと思います。
更紗と呼べるのかどうかは微妙で、おそらく更紗をイメージしたデザインという事になるかと思います。
なので異国情緒あるコーディネートも良いと思いますよ。
どちらにしても古典的なコーディネートより現代風に、洋服感覚に近い合わせ方が良いのでは。

フォーマルなキラキラした袋帯は合わないと思うのですが、それ以外なら調和すればどんな帯でもOKと思います。
動物やかわいい小物をモチーフにした染め名古屋帯で軽快さと優しさを出したり、バティックやイカット等の異国布を使った帯で個性的に、あるいは凝った織りの洒落袋帯を変わり結びにしたりと、私なら思いきり遊んだ着方をするかな、と思います。

ご参考まで。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございました。
逐一なるほど~~~です。

本を読むと、染めの着物、織りの着物とありますが、
織りの着物の紹介がいろんな有名な紬ばかりで、お召しについての詳しい記述がなかなかみつからず、
もっとお召しについて知りたくなりました。

初めて仕立てた着物がお召しだったので、お召しの格については
その時に教えていただきました。帯との組み合わせでとても幅広く着られる着物で気に入っています。
そのお召しと、生地質が全然違って見える
(紬と言われたこの着物は、強撚糸感がなく(笑)柔らかくて艶がなく、見た目フラットだけど、拡大したらしぼがある)ので、
何か別のカテゴリの着物かなぁと思ったのですが、先染めの織りの着物なのは間違いないのでしょうし、
「変わりお召し」という通称があるのも納得です。

キラキラ袋帯、合いませんよね~(笑)そういうものを着る機会もあまりないですし、
私の環境からして、洋服感覚、現代風、異国情緒というコーディネートは願ったり叶ったりです。

この着物のために、もっと帯が欲しくなりました!(汗)

お礼日時:2011/10/31 22:16

うーん、画像ではわかりにくのですが、私の手持ちの中では、同じような生地の凹凸があるのは


楊柳です。

これ、綿?だとクレープという素材で、薄くて夏物などに使われたり、
もちろん、絹だと高級品で、単で夏物です。

薄く仕上げて、細かくクレープを寄せてるものなのですが、何度か水をかぶって(洗濯)いるうちに、この畝が平準化?してきて、慣れた?感じになって、くたびれた感じ。

元の糸の練成(えーっと、糸のかたさを落とす過程?)の度合いを変えることで、生地の堅さが違ってくるところなんかは
紬的な過程を残してますから、「紬」の亜流?ともいえるのかなぁ・・・。
少なくとも、余所行き系統の生地ではないので、分類するなら「紬系」というなのでしょう。

もともと単できるのが楊柳だと思うのですが、丈夫さを追求して厚めに作ったのを(だから織りで柄を作れるのですね)、
単で、一度水をくぐらせて、
袷に仕立て直したのがコレではないかと・・・勝手に想像してます。

今となっては相当にめずらしい代物だと思います。
楊柳で織りの柄なら珍しいです。

染めは結構ありますが、畝が伸びると、柄が部分的にシャープにならないので・・、もともと大柄はないし、
多色染めというのもないです。
そういうこともあって、
いまや、楊柳そのものの生地をあまり見かけません。
私の着物も、夏物(ドット柄)ですが、お尻の部分だけどうしても延びて、ぺたーとした感じになるのがちょっとね。
それ以外は、シャリ感も、生地の陰影もそこはかとなく、色が表情を変えるのが悪くないのですが。

柄としては、更紗ではないです。
更紗は柄としてもオリエンタル(シルクロード調?)の「平織り」というのが、基本だと思うので。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。

お店からは正絹ということで購入しました。私も綿ではないと思います。
柔らかもの>この着物> >お召し くらいのしなやかさ。
しっかり丈夫にという厚みは感じられません。

リンク先の写真、クリックすると拡大されて、↓のようになります。
http://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/n/ …

真ん中の写真では楊柳のような畝が確かに見えていますが、
かなり寄って、意図的に陰影がはっきり出るように撮った写真で、
私は今回写真を撮るまで畝に気付きませんでした。(私の目が節穴という可能性は大いにありますが、、、)

リサイクルで売る前にお店が丸洗い、抗菌などしているので、少なくとも一回は洗ってることになります。
あ、洗った後、アイロンで畝がなくなったとか?!
胴裏も八掛も新品みたいなので、仕立て直しかもというのも頷けます。
サイズも身丈158センチあって、表も綺麗で私の目に見える限りでは難が全く見あたらないので
そんなに古いものだとは思っていなかったのですが、昔でも背が高い人もいただろうし、
昔織ったけど、着なかったものなのかもしれないので、この辺はわかりません。

いずれにせよ、三人の方が答えてくださった中で、一見してXXとは判断できない種類のものというのがわかり
益々この着物が何か知りたくなりました。奥が深いですね、着物って。。。

お礼日時:2011/10/29 12:36

遊びで着物を着ている者です。



お写真だけでは、私では紬かどうか判断はできませんでした。大島のような、生糸で作る紬ではないようですね。

黒地で洒落用の地紋に裏地が白かそれに近い色のようですから、非常にお洒落な着物だと思います。粋にカッコ良く着ようとした方の持ち物だったのでしょうね。
柄は更紗を意識しているのかもしれませんが、「更紗」とは呼べないと思います。更紗には色々あって、厳密な規定は難しいそうですが、多色染めというのが共通点ですね。

無地っぽいですから、どんな帯でも合いそうですが、私でしたらカッコ良さを生かした合わせ方をしたいです。
黒無地だと、上品路線は少し敷居が高そうですしね。

たとえば、博多の紋織の帯ですね。
http://www.wa-toku.com/item/1530.html
袋帯や名古屋帯で二重太鼓ももちろん、角だし風の粋な結び方や後見のキリっと感も似合いそうです。半幅帯でも似合いそうですね。
献上だと、私では少し粋に走り過ぎて、「どちらの姐御さん?」と言われるのが確実ですから、ちょっと敬遠しますが。

あと洒落袋帯ですね。
お高いのとリサイクルには滅多に出ないのが難点ですが、こちらのメーカーのものは締めやすさも合わせやすさも一級品です。名物裂は少し品が良くなりすぎるかと思いますが、他のだとどれでも合うでしょうね。
こんなイメージの帯でも合うのではないでしょうか。
http://www.watabun.co.jp/obidemd.html

あとは、リバーシブルの帯で時々見かけるのですが、ほとんど無地に近い箔の帯があります。パーティなら、そんなのも素敵ではないでしょうか。お年が分からないので、無責任に書きますが、文庫に結んで、帯締めも変わり結びに結んで、色はしぶいけれど、全体の存在感はありますよ~!というのも面白そうかと思います。

帯合わせは、着る人のイメージや体型でも、かなり左右されます。たとえば着物と帯のトーンをあまりハッキリ変えると、背が低い方なら背が低いのを強調してしまいますし、逆に背が高い人なら腰の位置の高さを強調します。
ぜひ、ご自分に合ったお洒落な着方を探してくださいね。
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この回答へのお礼

更紗はエキゾチックな草花とか動物とか文様の名前と思っていました。染め限定なのですね。なるほど。

着物は胴裏が白で八掛裾回しが黒です。
八掛を何か落ち着いた色でひそかに柄ものにしたいなぁと妄想中です。

舌足らずな説明だったにもかかわらず、コーディネート提案ありがとうございました。
当方、身長高め、細身、40代
地味で無難なものよりは個性的なファッションの方が好きなのですが、
若者じゃないので、、、どの辺までオッケーか悩めるところ。おしゃれ着としてのカジュアル着物ですし、
海外在住なので、きわめて自由に着て良い環境と思っています。

博多の紋織の帯、粋だけど、色使いがかわいくて、とても好みで参考になりました。
半幅帯はあまりしないんですけど、こういのだといいですね。

遠めには無地に見える着物なので、帯はいつも柄ものでしたが、
結び方や帯締めで変化をつけたり、素材に特徴があるものだと無地っぽい帯も確かにいいですね。

黒いから、なんでも合わせやすいかと思って買った着物なのですが、
あまりはっきり違う色を持ってくると、きつすぎる感じで、意外と毎回コーデに悩むのです。
リンク先を見て、想像力が膨らみ、なるほど~と思いました。大いに参考にさせていただきます。

お礼日時:2011/10/26 05:39

着付け講師の資格を持つものです。


まず「紬」といっても種類や手触りなど、様々です。
例えば「大島紬」なら、少しお高めな傘(デパートに売っているような傘だと思ってください)に
張ってあるような肌触りで、俗にそれを「シャリ感」と呼んで表現します。
少し冷たい肌触りで、つるつるとしており、触るとシャリシャリ…というか、
ガサガサという感じの音がします。
「結城紬」なら、やわらかく、少しデニムにも似た風合いになります。
触った感じも、柔らかくて少し温かみがあります。
(反物だと少しゴワつきがありますが、着ていくと年月とともにやんわりとしてきます)

主にこの2つの紬が有名ですが、それ以外にも「牛首(うしくび)紬」「塩沢紬」
「久米島紬」「上田紬」など、たくさんの種類があり、また特徴もそれぞれです。

お写真を拝見する限りでは、質問者さまのお召し物は「紬」だと思われますが
どこの産地の紬か(紬の名称はだいたい産地名がつくことが多いです)は
写真だけでは確実なことを回答できません。

もし可能であれば、お近くの呉服メーカー等にお召し物を持参して
お伺いしてみるとよいと思います。

コーディネートについては、身長や体型(体格)のほか、ご年齢や着ていく場所
または目的、用途によってさまざまですので、こちらも「コレ」といった回答は出来かねます。
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この回答へのお礼

早速のご回答、ありがとうございました。
大島と結城紬は1枚ずつ手持ちがあるものの、証紙がないので半信半疑だったのですが、
感覚的にそうそうと実感でき、とてもよくわかりました。確かにそんな感じです。

大島に関しては、紬というものの、紡いだ糸ではなく、生糸を先染めにして織るので
紬とくくられている着物の中では例外で節がないのだと思っていました。

日本各地に紬はあるので、名の知れた特徴のある織りや柄がない限り、
産地などの特定は難しいと思うので、紬とか、色無地とか、お召しとか
見た目で判断できるカテゴリーが知りたかったのです。
紡ぎ糸特有の節がない場合、紬と判別するにはどこを見たらよいのでしょうか?

海外に住んでいるので、呉服屋さんが近くにありません。
実物見ないではやっぱり難しいですよね。。。

コーディネートはまったくもっておっしゃるとおり!失礼しました。
身長高め、細身、40代ですが、気持ちは若い(笑)です。
着物は友だちや夫と食事とか、普段のおしゃれ着として着ることが多いです。

お礼日時:2011/10/26 04:36

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