プロが教える店舗&オフィスのセキュリティ対策術

よく信用経済が実体経済よりも膨らみすぎたと聞くのですが、どういう意味なんですか?
どのような取引にもキャッシュ等の流れというものが存在すると思うのですが、実体以上に経済が膨らみすぎて実体がついていけてないというのは自分の中では全然イメージがわきません。
よくわかっていないため、質問の内容すらおかしいのかもしれませんが、よろしければ回答のほどよろしくお願いします。

A 回答 (10件)

これは、非常に本質をついた質問で、ニュートン力学のような、まさに正解というものはないと思います。



疑問は、イメージがつかめないということです。何故、イメージがつかめないかというと、お金を使うことを消費のイメージで考えるからではないかと思います。

普通の人は、殆どがサラリーマンですから、お金を使うことのイメージが消費になるのは無理からぬことと思います。また、借金することも稀でしょう。ローン地獄の人の方がわかりやすいかもしれない。

例えば、10万円使って、旅行にいくのと、英会話スクールに通う、目的が、英検1級を取得しないと、昇給しないといった場合です。旅行は消費です。旅行に行ったからといって昇給するとは限らない。英会話スクールに通えば、ほぼ確実に昇給する。10万円が先々、100万円、1000万円になる、経済成長する、と思うから、10万円出費します。これは投資です。

そう考えると、英会話にとどまらずMBAの資格取得(多分数百万円かかるか)とか夢も膨らみます。年収1億円も夢ではない。あなたにそれなりの能力があれば、周囲も勧めるでしょう。銀行も教育ローンを喜んで出してくれるかもしれない。もしもこうなったら、あなたに信用があるということになり、年収1億という信用価値がついたことになります。

ところが、貴方が口ばかりで、本当はそんな能力はなかったとします。それにもかかわらず銀行が見抜けなくて、融資してくれたら、まさに信用経済が実体経済よりも膨らみすぎた状態です。当然、MBAも取得できず、年収1億円は夢のまま。借金は、ただの消費にまわって、ローン返済もままならず、自己破産(そう簡単にはできませんが。)となったら、バブル崩壊ということでしょう。英会話学校程度にして、年収500万円でガマンすればよかったのです。

消費目的だと、銀行はまず融資しません。また、銀行から借金しなければならないほどの消費といったら、カジノくらいでしょうか、ますます融資するはずがない。自分のお金でやりなさいということになります。

投資目的でお金を使うことを想定すれば、信用経済が実体経済より膨らまないと投資する意味がありません。英会話学校に10万円支払った結果、1万円にしかならないのであれば、誰も英会話学校に行かないはずです。勿論、教養を高めるといった消費目的は別です。

成長率に一喜一憂するのは、そのためです。ただ、膨らみすぎると元も子もないとうことです。
    • good
    • 0

最初に回答したものです。



最初に挙げた例で、世の中に何倍のお金が増えたかを考えるといいですよ。
債権や購入物を利用して、手元の資金を増やすことができます。
この現象で世の中の資金全体が増える現象がバブルです。

また、役に立たないものでも、ある人が価値がある、と思えば、それは売れます。そういう人が複数いて、その間で売り買いされればそれは投機になり、売り買いされる間にどんどんと値段が上がります。価値が価値を生み出してしまうんです。実体とはなれて。
そうなると、たとえトイレが無くてすめないマンションでも、交通手段が無くて行けない原野でも、月にある土地でも、ぐるぐる売り買いをされて価格が上がります。
この売り買いへの参加者は、資産がどんどんと増えることになります。同じものをお互いに売り合っているだけでも、その価値がどんどんと上がるので。
    • good
    • 0

株取引を例に挙げますと、昔は現物取引と言って手持ち資金だけで取引していましたが、最近はこの取引に加え、信用取引というものが出てきました。


 これは、例えば100万円しか手持ち資金がないのに、この100万円を保証金として証券会社に預けると300万円まで取引が出きる、というようなものです。100万円で300万円の取引ができるということは実際の資金の3倍の取引ができるということです
 このような取引をしているのは、もちろん個人投資家もいますが、銀行、投資会社、その他の製造業や商業など手持ち資金のある企業など幅広く取引しています。
 今や株だけでなく、金、石油、トウモロコシなどの農産物などいわゆる金融商品といわれるものの多くが信用取引されています。これらは先物取引とも言われています。よくFX取引という言葉を耳にすると思いますがこれは為替の売買です(ドルが上がると思ったらドルを買い、円が上がると思ったらドルを売って円をかう)。これも一種の信用取引です。
 今世界中でお金が余っています、銀行に預金しても利子はスズメの涙ですので、どうしてもこれらレバレッジのきく取引が多くなっています。
 銀行や大企業は何億円とこれらに投資しています。
 この状態のことを、信用経済が実体経済よりも膨らみすぎ。というのだと思います。
    • good
    • 0

>自分の預金には100円、A社にも100円あるという状態が実体よりも膨らんでいるということなんでしょうか!?



kibaryoさんの資産が元になってA社の資産が増加するので信用貨幣が増えたと言えます。

銀行の3大機能
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%8A%80%E8%A1%8C# …
    • good
    • 1

新聞の見出しの解読のようですね。

前後の記事(説明)が欲しいところです。
「実体以上に経済(信用?)が膨らみすぎて実体がついていけてない」というのがキーのようで、それを対比させて説明しているようですが、それでも意味を絞り込むのは困難です。
信用(クレジット)の反対は現金(キャッシュ)ですし、実体(リアル)の反対は架空(バーチャル)ですからから、デリバティブや先物取引が思い浮かびます。
しかしやはりここは元の記事全体を確かめないと意味は特定できそうにありません。
    • good
    • 0

またなぜこのような事が世界経済の趨勢となったのかと言えば、米国が投機とサヤ取りで大儲けし米国の国益として推進されてきたからです。

    • good
    • 0

少し前まで経済は需給によって動いていました。

石油がこのくらい必要だからそれを買い付ける、鉱物がこのぐらい必要だからそれを買い付ける、米国で買い付けが必要だからドルを買う、日本で買い付けが必要だから円を買う、そうやってその時その時でみんなが競りをして価格が決まる。これがいわば本来の実体経済です。

しかし現在の市場では、実需ではなく思惑が市場価格を決定するようになっています。過去の統計的にみて金価格がこれから高騰しそうだから金を先に買い込んでおこう、どこどこが大量に石油を必要としているらしいと情報を流して買いを煽りを行う、◯X銀行が大量の買いを入れたのでその倍の金額で売り浴びせをして一時的に市場を暴落させて一儲け、などなどです。そしてこれをみんなが数十倍の借金をして行なっています。

以前のように実需を想定して買い付けなどを行なっていると、売り浴びせにあわされたり、嘘をつかまされたりなどして大損をする状況であり、それは自己責任であり、騙される方がバカだというのが現在の市場の論理です。こういった事が昔は市場の片隅で行われていたわけですが、現在は市場の中心で当たり前のこととして行われているという状況です。

そしてこのような想定の上で多くの金融商品なども販売され、それが実体経済の数倍の規模で行われています。時に実体経済とは関係のない理由市場は大きく動き、巨大ギャンブル場と化しているのが世界経済の趨勢となっているのです。
    • good
    • 0

>書き込み方がわからないので、補足形式で追加質問させてください。



「締め切り」や「ベストアンサー」をつける前なら追加の質問は補足で大丈夫です。

>預金に関しては、通常数字上でのやりとりなため、実体(紙幣等)として存在しないということでしょうか?
>なぜ数字では存在するのに、実体では存在しなくなるのですか?

実際に発行する「紙幣」や「硬貨」は必ずしも預金額と同額は必要ないからです。

昔と違って給料日に現金払いする会社はほとんどないと思います。

ということは、口座に振り込まれた給料を元にクレジットカードで買物をして、カード会社が口座から引き落としという流れの中には「紙幣」も「硬貨」も登場しません。

実際、わたしもカードを多用しますので、引き出す「紙幣」の額は預金額に比べてとても少ないです。

別の例を挙げると、たとえば銀行で定期預金をしたとします。
銀行としては満期までは引き出しが無いので「紙幣」を用意しておく必要はありません。

もちろん途中解約もあるでしょうが、突然の引き出しに備えるのであれば顧客全員分の金額は必要はありません。

このような感じでいかがでしょうか?

この回答への補足

何度も回答していただきありがとうございます!
また追加質問させてください。
仮に銀行に預金する場合、自分のポケットマネー100円を銀行に直接預け入れると、自分の手元には実物のお金は無く、銀行の預金の中に数字だけで存在するようになると思います。それを銀行がA社の株に投資したとします。すると銀行では100円の数字はなくなり、代わりに株が存在する。一方A社では、資本金と同時に現金100円が帳簿上、数字として存在すると思います。
これはもう信用経済が実体経済よりも膨らんでいる状態ですか?
あ!
もしかして実体は100円だけなのに、自分の預金には100円、A社にも100円あるという状態が実体よりも膨らんでいるということなんでしょうか!?

補足日時:2011/10/27 13:16
    • good
    • 0

信用経済をひとことで言うと「信用」によって増えた「借金」による経済と言えるかもしれません。



たとえば、借金をするときに一番大事なのはその人の「信用」です。
信用が全くないとお金は借りられません。

安定してお金を稼ぐことができる職業に付いているとその人は経済的には「信用が高い」のでお金がとても借りやすくなります。

おそらく年収の何倍もお金を借りて家を買ったりできるでしょう。

この仕組を支えているのが「準備預金制度」「信用創造」などというものです。
普段全く意識しないものですから、仕組みのすべてをここで解説するのはちょっと難しいです、
申し訳ありませんが詳しくはwikipediaなどを時間のあるときにゆっくり読んでみてください。

難しい部分は飛ばし読みでも、具体的なたとえ話などよくできていますのでイメージはなんとなくつかめると思います。
また、わからないところをピンポイントでご質問されると詳細な回答が得られやすいと思います。

『信用創造』
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BF%A1%E7%94%A8% …
『準備預金制度』
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%BA%96%E5%82%99% …

----------------------
「信用」についてもう少し書いてみます。

たとえば、自分の「現金」資産は?と考えた場合、手元の「紙幣」と「硬貨」それから「預貯金」の合計を考えると思います。

しかし、実体があるのは「紙幣」と「硬貨」だけで、預貯金は通帳や銀行のデータベース上の「数字」でしかありません。

単なる数字になってしまうのになぜ皆銀行にお金を預けるのかといえば、「銀行に行けば必ず紙幣や硬貨」を引き出す事ができる、しかも引き出せない人はいないという事実に基づく「信用」があるからです。

ごくたまに起こる「取り付け騒ぎ」というのは、もしかするとお金が引き出せなくなるかもしれないという不安で「信用」が失われることによって起こります。

実際に預金者全員が引き出しに走ったら経営上問題がない銀行も潰れてしまいます。

なお、この説明ではわかりやすく「紙幣や硬貨」が「実体」としましたが、「信用創造」や「準備預金制度」を考える場合はこの考え方とは少し違うので、あくまで「日常生活における信用」についてとお考え下さい。

※不明点、間違いなどありましたらご指摘ください。

この回答への補足

書き込み方がわからないので、補足形式で追加質問させてください。
預金に関しては、通常数字上でのやりとりなため、実体(紙幣等)として存在しないということでしょうか?
なぜ数字では存在するのに、実体では存在しなくなるのですか?
これは造幣局?等の造るお金の量とが釣り合っていないからという問題にはならないのでしょうか?

補足日時:2011/10/27 00:30
    • good
    • 0

あなたが、お金を借りたとします。


そのお金を担保として、またお金を借ります。
そのお金を担保として、またお金を借ります。
そのお金を担保として、またお金を借ります。
そのお金を担保として、またお金を借ります。

担保は別に取り上げられるわけではないので、
あなたの手元には、最初に借りた何倍のお金が使えます?
    • good
    • 0

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!