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首相が国家元首の国はありますか?

A 回答 (3件)

 ありませんねぇ。



 もちろん、首相と元首扱いされる役職を兼務している「人」が元首として扱われる場合はありますが、首相が元首となることはありません。

 首相というのは、日本語では「内閣総理大臣」、英語で言えば「プライム・ミニスター the Prime Minister」となりますが、大臣という言葉のなかに「臣」という字があることから判るように、臣下です。家来です。

 また、英語のMinisterも、召使いという意味があることからも判るように、ザックリいうとこっちも家来ですので、同じです。

 主君がべつにいることになります。

 筆頭とは言え、家来が主君を押しのけて「国家元首」になることはありえません。

 天皇制や王政でない場合は、首相の上に、大統領がいるのが普通で、大統領が国家元首です。首相は主席実務作業者、というような立場になります。

 アメリカのように、首相がいないで直接大統領が行政を行う場合もありますが、それでも大統領が国家元首です。


 ちなみに、G7サミットの記念写真撮影では、大統領つまり国家元首が列の中央に立ち、首相は国家元首ではないのでその外側に立つことになっています。

 また、同じ首相同士の場合は、長く務めている人ほど中央側に立ち、日本の首相のように1年ほどで辞める総理は、一番外に小さくなって写るのが通例です(例外は中曽根さん。彼は強引に米大統領ロンの隣に立ってしまいました)。
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 2番回答者です。



 学生時代に憲法の先生が言っていたのを思い出した。

 日本の天皇は、なんの実質的権限も持ち合わせていないので、元首とするのは無理で、日本では内閣総理大臣つまり首相をもって日本の元首だと考えなければならない、なんてことを言っている憲法学者もいるそうです。

 それを踏まえた質問かな、とも思えてきましたので付け加えます


 が、元首などは他国との関係で意味を持つ概念です。

 言い換えると、他国がその国の、日本の元首なら日本の代表者として他国が扱ってくれてナンボのもんです。

 自分だけで言っている分には、「俺は仏陀の生まれ変わりである!」と言っているようなもので、勝手に言ってろ!みたいな話です。


 前に書いたとおり、G7などでは「日本の首相は元首ではない」として隅っこに置かれ、首相が他国を訪問しても元首としての待遇を受けません。

 逆に例えば、何の権限ももっていなくても、天皇が訪問すれば日の丸の小旗を振って歓迎してくれるわけで、他国政府や他国国民が誰を日本の代表として尊重してくれているかは、明らかです。

 よって、日本の首相も元首ではないと考えるべきです。
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その国の憲法にもよるが、



ブルネイやサウジアラビアでは、
元首たる国王が、首相を兼任するのが、普通。

キューバは
元首・国家評議会議長と首相・閣僚評議会議長は、憲法で
兼任することになっている。

スペインのフランコも、国王を空位化し、
元首・摂政兼首相であったし、
ドイツのヒトラーは、
首相から、ヒンデンブルク大統領死亡後
大統領権限を接収し、
元首・総統兼首相 を称するに至った。


ただし、日本においては、
天皇もしくは、皇位継承者が、
代議士・参議に立候補し
国会議員になることが、
まず、前例ないので、
可能性としてあるが、実現する可能性も低い\(^^;)
(皇族は、憲法上は被選挙権制限されないが、
戸籍が、市区役所・町村役場に委任されている戸籍法の戸籍でなく、
国が直轄する皇統譜なので、
千代田区役所に住民票はあるが戸籍無いので、
現状は、有権者名簿に記載されてないので、
投票券が送られてこない\(^^;).
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