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臨床検査技師を目指している学生です。今輸血移植検査学を学んでいますが、自分は免疫学自体が苦手分野です。それでも講義の試験は通ったので自分の中で大雑把に理解したつもりでいましたが、実習を通した事で私の解釈の仕方自体が根本から間違っていたみたいで何もかもがよく分からなくなりました。当たり前の知識を問いかける事になるかもしれませんし質問の意味が分からないかもしれませんが私の頭の中を整理するために、良ければ回答をお願いします。


(1)D陰性の受血者にD陽性の供血者で交差適合試験を行った場合、結果は必ず不適合になるのでしょうか?

(2)同じようにc陽性の受血者とC陽性の供血者、e陽性の受血者とE陽性の供血者で行った場合必ず不適合になるのでしょうか?不適合になる可能性が高いというだけでしょうか?

(3)不規則抗体とは輸血を行った後に産生される抗体で、輸血をする前は抗体を持っていないという認識であっていますか?
つまりRh血液型が異なるもの同士の輸血は、輸血をした後に不規則抗体が産生される可能性があるというだけで、必ず抗体ができる訳ではなく。受血者の血清中には元から抗D抗体や抗C抗体がある訳ではないという事でしょうか?
それとも抗体は元々持っていているけど同じRhの血液型の人が同じ抗体を持つとは限らないから、不規則抗体、なのでしょうか?

質問が多くてすみません、勉強不足だと思います。全く見当違いの質問をしていたら申し訳ありません。

A 回答 (2件)

亀ですが。



ここはよく学生さんでごっちゃになるところですね。
ABO式血液型の抗A・抗B抗体は、
 規則抗体であり、必ずもともと「規則的に」持っています。
 グロブリンクラスはIgMで、低い温度で反応しやすく、生食法(や酵素法)で検出されます。
Rh式血液型の抗D・抗C・抗c・抗E・抗e抗体は、
 不規則抗体であり、もともとは持っていず(規則的でない)、妊娠・輸血などでの免疫により産生されます(妊娠・輸血したからと言って必ず産生されるわけではありません)。
 グロブリンクラスはIgGで、37℃で反応しやすく、クームス法や酵素法でよく検出されます。

これを踏まえて質問に答えると、

1、交差適合試験の限界として、
 ・RhDの不適合を見落としてしまう
 ・抗体価が低い場合検出できない
 の2点があります。
 交差適合試験の主試験は、受血者の血清と供血者の血球を混ぜます。
 受血者血清中に抗体がなければ結果は適合になります。
 RhD陰性の人には必ずしも抗D抗体があるわけではないので(というか普通はないので)
 「結果は必ず不適合」にはなりません。

2、同じように、例えばc陽性のひとは必ず抗Cを持つわけではありません。
 よって、C・c・E・eどの抗原陽性の人でも「必ず不適合」にはなりません。
 それから、Rh式血液型は、c陽性だと必ずC陰性ではありません。CcDEeとかの人もいますからね。

3、
>不規則抗体とは輸血を行った後に産生される抗体で、輸血をする前は抗体を持っていないという認識であっていますか?
大体あっています。
輸血だけでなく、妊娠・出産などでも産生されますね。

>つまりRh血液型が異なるもの同士の輸血は、輸血をした後に不規則抗体が産生される可能性があるというだけで、必ず抗体ができる訳ではなく。受血者の血清中には元から抗D抗体や抗C抗体がある訳ではないという事でしょうか?
そういうことです。

>それとも抗体は元々持っていているけど同じRhの血液型の人が同じ抗体を持つとは限らないから、不規則抗体、なのでしょうか?
上が合っているのでこれは違いますね。

少しはお役にたてたでしょうか。
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1)2) RhD陰性者に抗体があるとは限らないので、通常のウラ・オモテの交叉試験で不適合とならない可能性はあります。


3) IgM型とかは自然にできます。また、IgG型でも輸血以外に妊娠などでできます。

>抗体は元々持っていているけど同じRhの血液型の人が同じ抗体を持つとは限らないから、不規則抗体、なのでしょうか?
質問の意味がわかりません。
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