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バイオマスとして生物資源を発酵させてエネルギーを抽出させることをしている者です。
この時、発生しているガスとして主は水素なのですが、その他にもさまざまに含まれているようです。もちろんフィルター等を使用して主成分のみを抽出させているのですが、多少、他ガスも含んでしまいます。
燃料電池(PEFC)に混入させる燃料としてこのガスはふさわしいのか、なのですが一酸化炭素や硫化水素は特に悪影響を与えているらしいのです。
ここでお聞きしたいのですが、燃料電池に混入させてよい他ガスの許容容量はどれぐらいなのかを知りたいのですがよい文献、論文、HPはありませんでしょうか?
できれば、許容容量を示した表があればうれしいのですが。
また、上記以外の気体で燃料電池に悪影響を及ぼす気体は存在するのかについても教えてもらえないでしょうか?
よろしくお願いいたします。

A 回答 (1件)

一般に固体高分子型の燃料電池の電極には白金触媒が使われています。

この白金触媒がCOに被毒しやすいため、COは電池の性能を落とすと言われています。

この被毒は、COが白金触媒の表面にある活性点を覆うことで、本来の水素の酸化を妨げます。つまり、COがどれくらい白金触媒に吸着したかが問題になるため、寿命との兼ね合いになり、許容濃度のようなものはないと思います。

触媒を被毒する物質を挙げている文献がありましたので、参考にしてみてください。
http://www.safe.nite.go.jp/airpollution/
表中、除去技術各論と、設備投資額・年間運転経費の試算例

(4.4章触媒酸化法)をクリックしてください。

参考URL:http://www.safe.nite.go.jp/airpollution/
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この回答へのお礼

お返事ありがとうございます。
燃料電池にはCOが白金触媒に吸着し、水素の吸着反応を低下させるのはわかりました。
許容濃度の問題ではなくて寿命の問題だったのですね。
ありがとうございました。

お礼日時:2003/11/30 01:27

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