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 一次元の調和振動子の振動エネルギーを、古典力学的に見たときと、量子力学的に見たときでは、何が違いますか?

A 回答 (2件)

調和振動子の全体のエネルギーHは、古典力学でも量子力学でも(細かいことを言わなければ)


運動エネルギー+ポテンシャル=1/2m p^2 + kx^2=H  です。 
(pは運動量mv、1/2 mv^2 は、1/2m p^2 と書ける)
古典力学では、運動量は、任意の値をとれ、運動量が増えると、連続的にエネルギーは増えます。
しかし、量子力学では、p=-ih' ∂/∂x の関係があるので、
上の式は、以下となります。(p^2=-h'^2 ∂2/∂x2 なので)
(-h'^2/2m ∂2/∂x2 + kx^2)f(x)=H f(x)
これを、解くと、
H=h’ω(1/2 +n) です。  ωは、kから決まる角振動数(一定値)
nは、0、1、2、、、で、エネルギーHは、とびとび に増加していきます。
(なぜ、nが出てきたかと言うと、f(x)が、kx^2により閉じ込められているからです)

で、古典力学では、運動量pが0なら、全体のエネルギーHも0です。
しかし、H=h’ω(1/2 +n) ですから、n=0でも、
最低エネルギーとして、h’ω/2 です。
簡単に言えば、不確定性関係によって、運動量pが0という一定値で、かつ、xが0という一定値 になれない 
ことから、きています。

尚、上記f(x) のことを、波動関数といいます。
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古典力学においてはその振幅は連続的に増加することができ,いかなるエネルギーの値もとることができますが,量子力学においてはとびとびの値しかとることができません。

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