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電磁開閉器及びサーマルリレーと押しボタンスイッチを使った自己保持回路について知りたいです。
現在第一種電気工事士の実技に向けて勉強しています。
そこで候補問題No.6に電磁開閉器が出てきます。ネットの複線図などを参考に勉強しているのですが、
電磁開閉器とサーマルリレーについては端子台で出題されるそうなのですが、
1次側と2次側の入力、出力は理解できますがその周りの配線がよくわかりません。
教えて頂ければ幸いです。

問題サイトです。
http://www.shiken.or.jp/candidate/pdf/P_H23.pdf

A 回答 (1件)

まず、自己保持回路というものを理解する必要があります。


この回路は、呼んで字のごとくの動きをします。

初めに添付図を見てください。
制御回路はこういった書き方をします。
上下の横線が制御電源線、中間が制御回路になります。
Eのような記号は自己復帰ボタン(タンブラのように切り替わらない)を指します。
□Mgは、マグネットの電磁石コイルを指します。

1.ONボタン(a接点)を押すと、Mgの電磁石コイルに電流が流れ磁化し、接触器を閉じます。
2.接触器と接点Mgは一体化しているので、接点が閉じます。
3.ボタンを離しても、接点Mgが閉じていれば、□Mgには電流が流れるので、接点Mgを閉じようとさせます。

これが自己保持回路です。
自分で自分を生かす事が出来るという回路です。

この回路の重要な部分は、ONボタンと接点Mgとを並列に接続することです。
つまり、どちらかに電流が流れていれば、□Mgは磁化し接触器を閉じます。
ただこれだけでは切る事が出来ないので、ONボタンと接点Mgの両方を切れる所にOFF(b接点)ボタンを入れます。
サーマルも同じ考えで、過電流が流れた場合に切りたいので同じ所に入れます。

たったこれだけの制御回路でも、人により接続の順番が入れ替わったりするので、回路図以外で簡単に説明できません。
ただ、サーマル回路を入れるとややこしくなるので、単にマグネットだけを入れる方法で出題されると思います。

詳しく実配線を知りたい場合は、大浜庄司著書の制御回路の解説本を読まれると良いと思います。
「電磁開閉器及びサーマルリレーと押しボタン」の回答画像1
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