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スポルティーフとシクロクロスは、「太いタイヤをはけるロードバイク」という意味で同じものでしょうか?

A 回答 (5件)

ロードもシクロクロスもスポルティーフも全て競技車です。

しかしながらその競技の性格がかなり異なります。

(1)ロード
ロードは、舗装路を、決められた距離(最近は200km程度です)を如何に速く走るかの競技です。
ですから反応性の高い自転車が求められまして、剛性は高く、ホイルベースは短く、タイヤも23C程度の細いタイヤを使用し、ブレーキはダウンヒルでのスピードコントロールに重点が置かれたキャリパーブレーキです。

(2)シクロクロス
シクロクロスは、自転車を担がねばならない部分を含めた原野を、決められた時間(最近は1時間程度)に如何に長い距離を走れるかの競技です。
ですから泥対策としましてブレーキはカンチでトップルーティングと言いましてワイヤーをトップチューブに這わせたワイヤー取り回しをします。また、担ぐことが前提ですからホリゾンタルで、さらに低速走行がメインですのでホイルベースは長く安定性に重点があります。タイヤは34C~32Cがメインです。クロモリが現役で活躍している数少ない分野です。

(3)スポルティーフ
スポルティーフは、ロードより長い距離を決められた時間内で走りきり、規定時間で走りきった人の中からコンクール・ド・エレガンスといいまして、走っていた際の格好の美しさを競う競技です。
当時の服装は、ニッカボッカにストッキングでまさに乗馬スタイルですね。ですから服が汚れないように泥よけは必須です。ブレーキはカンチで、リアキャリアーはみっともないですからタブーです。付けてもフロントのみです。高速走行ではありませんからホイルベースは長く安定性に重点があります。タイヤは28Cがメインです。この競技は直ぐになくなりましたから一番早く絶滅した車種です。

現在日本では、スポルティーフもどきが近年発売されてきました。例えばジオスのスパジオ等です。色々なメーカーが、スポルティーフのフレームは見た目はシクロクロスに一番近いですから、泥よけ用のダボを取り付けまして、ダウンチューブにワイヤー取り回しを変更してスポルティーフを発売しています。スポルティーフは走りではなくあくまでも格好が大事なわけですから本人が格好良いと思うことが第一です。
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この回答へのお礼

すばらしい回答をありがとうございます。
歴史の勉強になりました。

お礼日時:2011/11/18 19:35

>スポルティーフとシクロクロスは、「太いタイヤをはけるロードバイク」という意味で同じものでしょうか?



起源としてはそんな感じでするどいトコついてますねー。
昔は舗装路が少なかったですから、ロードはオンオフ共用バイクです。
今でもクラシックレースやツールドフランスの最終ステージのパリシャンゼリゼの周回では、石畳がコースに組み込まれていることで有名ですね。
http://www.cyclingtime.com/modules/ctnews/view.p …
http://gaagle.jp/gagazine/kiji_img/1793/1429_123 …
http://f.hatena.ne.jp/images/fotolife/t/tomoshit …
http://gaagle.jp/gagazine/kiji_img/1793/9bb1cd6b …

シクロクロスはオフロード専用で、昔はロード乗りの冬場のトレーニングだったそうです。

スポルティーフはもっと昔の、泥除けが装備されたものかな。
http://www.81496.com/jouhou/rundnar/panaosd.html
そういえば、パナソニックがロードレースにフレーム供給してツールに出ていいた頃のチーム名がパナソニックスポルティーフだったような。。。
ちなみに1988年ごろの話しで、区間優勝や暫定トップでマイヨジューヌも獲得しましたが、最終的な総合結果は9位が最高だったかな?
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この回答へのお礼

シクロクロスは冬場のトレーニングだなんて初めて知りました。
ありがとうございます。

お礼日時:2011/11/18 19:36

スポルティーフ


ロードとランドナーの中間のような存在です。

シクロクロス
MTB(リジッドのクロカン)とランドナーの中間のような存在です。

クロスバイク
ロードとMTB(リジッドのクロカン)の中間のような存在です。
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この回答へのお礼

それぞれの距離感がよくわかる回答でした。
感謝申し上げます。

お礼日時:2011/11/18 19:37

厳密にいうと違いますが、どっちにも


対応可能ではあります。

但し、ちょっと厳しい部分もある事はたしかです。

シクロ→スポルティーフだと、泥よけを
つける事を考慮してないんでフレーム
にダボがないですし、入る隙間がない
ものもあります。


逆にスポルティーフ→シクロの場合、
ブレーキがセンタープルやサイドプル
であれはまだいいのですが、一部
ディスクのものもあります。レギュレー
ション的にアウト(上位カテゴリの場合)
のもあります。ここが一番の問題かも
しれませんね。
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この回答へのお礼

それぞれの関係がよくわかりました。
ありがとうございます。

お礼日時:2011/11/18 19:38

もちろん違いますけど、


もっとも違うのはフレームジオメトリおよびブレーキ形式。

シクロはカンティ台座が標準~ディスクも出てきていますね
スポルティーフはロングアーチキャリパー+泥よけ

ジオメトリも、
シクロがオフロードバイクであるのでBBハイトが高くとられており、
重心も高めですが
スポルティーフはロードバイクに近いBBハイトとチューブ角度を持っています。
=太いタイヤ用にチェーンステーが長いだけ同じ感じ。

・・・同じだったら別の名前はいりません。
スポルティーフをシクロとして使うのも
シクロをスポルティーフとして扱うのも無理です。
ただ、実際のシクロクロスでの町乗りは
ほぼ昔の「スポルティーフの乗り方」と同じだとは思いますけどね。
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この回答へのお礼

ジオメトリとブレーキなんですね。
ありがとうございました。

お礼日時:2011/11/18 19:39

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