プロが教えるわが家の防犯対策術!

今ニュースで騒がれているips細胞について質問です。

ニュースで見てても驚く程、再生能力の素晴らしさに感動しました。
臨床の現場で活用される日も遠くないように感じます。

そこであまり詳しくない素人の質問ですが・・・・・

Q:人工透析業務をしている者ですが、透析巻患者に腎臓のips細胞を移植するには、そう簡単にできるものなのでしょうか?

Q:また20代の透析患者からの質問されたのですが、ips細胞が臨床で幅広く活用される日が来れば、透析という治療がなくなる日も来るということでしょうか?

Q:また全く検討がつかないのですが、あと何年後くらいに「透析」という治療法がなくなると考えられますか?

透析だけでなく他の医療の分野にもips細胞の発明は大きく臨床の業界を変化させると思います。
楽しみではありますが、透析業務をしている人達は失業するのですかね~

A 回答 (2件)

数日前のイレッサの裁判の報道を覚えておられるでしょうか?


抗がん剤の新しい薬として華々しく登場した薬も間質牲肺炎の副作用が一部にあらわれて「夢の薬」から一気にどん底に叩き落されました。ただ、症例をえらんで使えば有効のようです。マスコミはこういう風に持ち上げといてなにかあれば一気に評価を反転するのが得意です。

iPSに関しても同様で 現在の評価はあきらかに過大評価です。一昔前の遺伝子治療と似ています。遺伝子治療も大きく期待されましたがめだった有効性は確立できませんでした。

ipsの臨床応用はここ10年以内に始まるでしょうが、腫瘍化の問題が完全に解消しない以上、まずは現在の治療法では予後が1年以内といった病気に限られると思います。

慢性腎不全のように透析といった確立した治療がある病気への応用は20年以上先の話でしょう。ラット、マウスとちがって人間は長生きですのips細胞を治療に使って10年たって癌が多発したなどいうことないようにする必要があります。急性期の病気と異なり、この実証が非常に難しいのです。
臨床治験されてさらに長期にわたって経過観察などで癌化などの問題がないと証明されるにはさらに10年以上はかかりそうです。もちろん、うまく言っての話です。

内科医の私としては、再生医療そのものが期待されているほどうまくいかないと予想しています。
    • good
    • 0

糸球体まではできているようですが、臓器としてはまだまだでしょう。


想像としては、最近は話題になりませんが、異種移植(例えばブタから移植)のほうがまだ、早いのではと思っていますが、結構、これも苦労しているようです。Tgブタの次のbreak throughが必要です。
iPS細胞の応用としては、パーキンソン病などへの細胞移植がまず考えられます。これすら、まだまだですから、今世紀中は無理ではないでしょうか..
ちなみに、例えば心筋梗塞の時に骨髄細胞を投与して心臓の再生を促す研究では、どれも有効ではありませんでした。それから類推すると、腎臓にiPSもしくはもう少し分化させた細胞を注射しても、効果はなさそうと思います。
    • good
    • 0

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!