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最近、今更ながらも、乙一著『GOTH』を読みました。
この本では、犯人の犯行に至るまでの異常な思考が書かれており、それがとても面白かったです。

その中で、私が最も興味を持ったものは、「犬」の章、
飼っているペットが望んだこととして、女の子が男の喉を噛んで殺そうとする、という話でした。

この話の要約

この女の子は小学三年生くらいで学校には行っておらず、身長は小さく、やせ細っている。
父親もおり、兄弟は何人かいたようだが、今は母親とペットの犬と暮らしている。

平穏に暮らしていたが、ある時、母親が男を連れて帰ってくる。
(その男が来ると、楽しかった雰囲気が急にしぼむ。と表現)
そして、その男は、ペットの犬を蹴ったりするようになる。

この時期から、少女と犬は、近所の小型犬を誘拐し、殺すようになる。
少女曰く、「犬がそうすることを命令する。」

何匹も殺した後、少女は犬の考えに気づく。
暴力を振るってくる男を、殺す練習をさせていたのだ…。

だいぶ端折っていますが、大体の流れはこのような感じです。
この他にも少女は、犬が「明日の朝、決着をつけよう」などと囁かれている描写がありますが、
この言葉は少女自身が発した言葉であると、後の文章でわかります。

さらに、この少女は、犬を神のように崇拝していることも、
主人公の考えとして述べられています。

このように、自分自身の望みを、あたかも他者が望んでいるから実行するようなこと。
また、本来ならばありえないようなものを、崇め奉ることは、
何かしらの心の病の症状にあてはまらないでしょうか?

ただの思い込み、と考えられる方もいると思いますが、
ここまでくると、思い込みでやられたらたまったもんじゃないなと…。


どんな些細なことでも構いません。
可能性のあるものを教えていただけるとありがたいです。

長文、乱文、失礼致しました。

A 回答 (2件)

多重人格障害と言うものではないでしょうか?


”辛いのは自分ではなく他の誰か”って、三人称的に人格を作っただけの話だと思います。
ある意味、自分で自分を洗脳する事によって、平穏を保っていられると信じ作り上げた偶像であり、それを偶像崇拝の対象として「犬」の司令として捉えていると思います。

乙一著『GOTH』については、読んで無いので予想的な回答で申し訳ありませんが、質問文だけです。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
多重人格障害ですか…早速図書館で調べてみたいと思います!

お礼日時:2011/11/27 12:09

普通、小説は架空のものだということを忘れないでください。

どれほど本当らしく描かれていても、けっして現実ではないお話だから、恐がれるし楽しめるのです。

そうした虚構(つくり話)と現実の病気をつなげてしまうと、中世ヨーロッパの魔女狩り・魔女裁判と同じことになります。

「多重人格障害」についての関心も高くなっているらしく、多くの小説に登場するらしいですが、それと現実の病気とは区別してください。作品をおもしろくするために作ってあることを事実とかんちがいしないでください。

病気については実際に治療に関わっている医学者が書いたものを読んでください。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
、確かに乙一さん自身も「この小説に出てくる犯人たちは、人間ではなく妖怪」と、あとがきでも述べられていますから、現実にはありえないことなのかもしれないですね…。

そこであえてこの犯罪に理由をつけるのであれば、どのようなことになるのだろうと興味が湧いてしまいまして…(笑)

お礼日時:2011/11/27 12:15

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