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Wikiによりますと、
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%90%8C%E7%B4%A0% …
ダイヤモンドとグラファイトは同素体(allotrope)だそうです。
O2(酸素)とO3(オゾン)も同素体。

一方、銅の酸化物の固体Cu2OとCuOの関係はなんと呼ぶのでしょうか?

どちらも銅と酸素からできていますが、組成比が異なります。
銅の価数も+1と+2と違います。

これも同素体と呼ぶのでしょうか? Wikiの同素体は単元素のみでした。

Cu2OとCuOの関係をなんと呼ぶのでしょうか?

できたら、同素体Allotropeのように英語名も併せてお教えいただけたら幸いです。

A 回答 (10件)

> 狭い業界の話ですみませんが、Cu2Oは「亜酸化銅」、CuOは「酸化銅」と呼び分けられているようなので、


> 厳密には「酸化銅」というとCuOのみを指すようです。

そうなのですか。それはちょっと面倒ですね。

すこしうるさいことを言うと、「CuOのみを指す『酸化銅』」は、copper oxide の訳語ではなく、cupric oxide の訳語です(NOのみを指すnitric oxideの訳語が、N2O,NO,NO2などの総称のnitrogen oxideの訳語と同じ「酸化窒素」になるのと同じ理屈)。ですので、「酸化銅(copper oxide)」と書けば、cupric oxide ではないことを表すことができます。ですけど、それなら「酸化銅(Cu2OまたはCuO)」と書いた方がずっとわかり易いですよね。

> CuOは英語でCupric Oxide, Cu2O はCuprous Oxideだそうです。

化学では、CuOは英語でcopper(II) oxide, Cu2O はcopper(I) oxideになります。日本語名は、それぞれ酸化銅(II)、酸化銅(I)といいます。酸化数(銅の原子価と考えて下さい)を表すローマ数字を省くと、総称になります(例えば理化学辞典では「酸化銅」が見出し語で、その項目内に酸化銅(I)と酸化銅(II)の小見出しがあります)。

cupric oxideとcuprous oxideは、化学では推奨されない名前なのですけど、やはり便利なので、私を含めて使う人は結構います。ですけど、それらの日本語名である酸化第二銅、酸化第一銅という呼び名を使う人は、だいぶ少なくなりました。

> No.6さんが、「銅と酸素の二元化合物」とおっしゃったので、
> binary compoundsだから、binary oxidesかなと思ったのですが、

はい。binary oxidesでも構わないです。例えばWellsのStructural Inorganic Chemistryでは、CuOとCu2Oはbinary oxides に分類されています。 ですけど「銅と酸素と別の金属元素の三元化合物」をbinary oxideと呼ぶ流儀もありますので、回答No.8では「酸素の二元化合物」であることがユニークに示せる、unary oxides という名前を紹介しました。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。

その通りです。Copper oxideと書けば、Cu2OとCuOの両方を含みます。

ただしCopper oxideと書くと、3元や4元化合物も含めると考える人が
超伝導屋にいます。

いろいろ調べていただいたようで、大変ありがたいです。

お礼日時:2011/12/08 21:16

>厳密には「酸化銅」というとCuOのみを指すようです。



そんなことはありません。
辞典を見て下さい。

酸化銅の中にCu2O,CuOが出てきます。

区別する時は
酸化銅(I)、酸化銅(II)です。

従って混ざって出てくる時は酸化銅と呼んでもいいのです。

この回答への補足

酸化銅(I)、酸化銅(II)という記述はよく存じています。

しかし私のイメージでは高校の理科室にあった薬品ビンの中の粉末というイメージです。

結晶屋の業界だと、Cuprous oxide(Cu2O)の訳が亜酸化銅で、
Cupric oxide(CuO)の訳が「酸化銅」なのです。

Cupper oxideも「酸化銅」と訳されるので混同します。

亜硝酸の場合は「亜」がつくが、硝酸になると「亜」が付かないのと似ているかもしれません。


化学の分野の人の方が同素体とかよく御存じだと思って、化学カテで質問したのですが、
分野によっても使い方が異なるのかもしれません。

補足日時:2011/12/08 21:23
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> Cu2OとCuOを含み、YBa2CuO7を含まないカテゴリーの呼び名



日本語では、「酸化銅」がもっとも誤解が少ない呼び方になると思います。

英語では、「酸化銅」も「銅酸化物」も copper oxide になるので少し面倒です。

銅酸化物に限らない、一般的な呼び方になりますけど
YBa2Cu3O7 が ternary oxide で
La2CuO4 が binary oxide なので
CuO,Cu2O は unary oxides と呼べます。

または
multiple oxide, composite oxide
の対義語として
simple oxide
という呼び方もあります。

unary oxide, simple oxide の訳語(と思われるもの)は、ネット検索してみたところ、
単独酸化物、単純酸化物、単酸化物、単成分酸化物、などなどでした。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。

> 日本語では、「酸化銅」がもっとも誤解が少ない呼び方になると思います。

狭い業界の話ですみませんが、Cu2Oは「亜酸化銅」、CuOは「酸化銅」と呼び分けられているようなので、
厳密には「酸化銅」というとCuOのみを指すようです。

No.7さんのような方に馬鹿にされると嫌なので、知識をひけらかしておくと
CuOは英語でCupric Oxide, Cu2O はCuprous Oxideだそうです。

亜硝酸なんかと同じでCu+1価の価数が少ないものに亜がつくのですね。
(No.7さんのような方に怒られそうなので、宣言しておくと
 私は「化学」屋ではないので、亜がつく定義はよく理解しておりません。)

> CuO,Cu2O は unary oxides と呼べます

No.6さんが、「銅と酸素の二元化合物」とおっしゃったので、
binary compoundsだから、binary oxidesかなと思ったのですが、
unary oxidesなのですね。勉強になります。

お礼日時:2011/12/08 15:54

同素体や化合物の定義、酸化物などは、原子は電子の手で繋がっている等といった、


高校生レベルの化学ですよ。

結合は大学1回生の最初でさえ、電子の手ではなく電子軌道や混成軌道でした。
と学習するのに、その程度も理解してなさそうな程度の内容の理解で、
銅酸化物超伝導体やらYBa2Cu3O7が銅酸化物となどといったことを論じるのは、
あまりにも基本ができていないように感じますね。

論文のタイトルや、学会発表などで一言で表したいのかもしれませんが、
原子が同じだからといって化合物が違う以上、それぞれ表現するしかないでしょう。

例えば、methanolとacetoneは同じ一言で表現できるのですか?
物理的性質・化学的性質が大きく異なり、求核性も違えば、沸点や揮発性も違う、
全く異なる化合物としか言いようがないでしょう。

この回答への補足

率直な意見ありがとうございました。

それでは私も率直な意見を申し上げます。「病んでませんか? それとも極端に国語が苦手?」

同素体の定義ではなく、CuOとCu2Oのような金属価数の異なる酸化物の総称を聞きたいわけですよ。
現実的な条件でCuを酸化すると両者が混在して生成されることが
あるわけです。この場合の両者を含む簡単な総称が欲しかったわけです。

それがどうして「原子は電子の手で繋がっている等といった 高校生レベルの化学」
と判断されるわけ?

普通の人には聞こえない宇宙人の電波が聞こえるのですか?

補足日時:2011/12/08 15:11
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「銅と酸素の二元化合物」でいかがでしょう。


これなら曖昧さは排除できるはずです。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。

2行だけの非常にシンプルな回答ですが、
要点をついています。

この回答をいただいた時点で、ベストアンサーにしようかと
思ったのですが、もう少し他の人の回答も聞きたいと
クローズしなかったら、他の人から長い詳細な回答をいただき、
....

ごめんなさい。回答は非常に的をついていました。

お礼日時:2011/12/08 21:31

銅と酸素以外の元素を含む化合物を、銅酸化物というほうがおかしい。

入試などなら、×でしょう。といっても、おかしいのが多数なら、どうしようもない。
 馬鹿馬鹿しいが、「銅と酸素だけの化合物」とでも。ただ、私が論文のレフリーなら、訂正を求めますが。
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この回答へのお礼

> おかしいのが多数なら、どうしようもない。

そういう状況にあるようです。

ありがとうございました。

お礼日時:2011/12/08 21:32

 両方を言いたいのなら、無機の化合物は、+の方によって性質が左右されることが多いので、銅の化合物。

それも酸素との化合なので,銅酸化物までは、絞れます。

この回答への補足

ご回答ありがとうございます。

> 銅酸化物までは、絞れます。

そうなんです。CuOとCu2Oをひっくるめて呼ぶ場合、私も「銅酸化物」という
言い方をしていました。
しかし、銅酸化物超伝導体の影響なのか知りませんが、
「銅酸化物」というと、CuとOを含むだけではなく、それ以外の元素まで含むものとして
とられる方が相当数いまして。

つまり、LaCu2O4とYBa2Cu3O7なんかも「銅酸化物」とされてしまうようです。

私が強調したいのは、「CuとOしか含まない物質」なんですが、
なにかいい呼び方はないでしょうか?

補足日時:2011/12/07 13:19
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よく読む癖をつけましょう。


物質
  純物質
    単体
      同素体
    化合物
  混合物
純物質とは、その物質のどの部分をとっても物理的性質が同じであるもので、混合物はそうでないので物理的性質で分離できます。
 純物質のうちたった一つの元素だけで出来ているものを単体と言う。
        ^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^
 単体であっても物理的・化学的性質が異なるものを同素体という。

 よって、それらは化合物です。

この回答への補足

同素体は単体のみに定義できる概念ということですか。ありがとうございました。

しかし、Cu2OとCuOを含み、YBa2CuO7を含まないカテゴリーの呼び名を
求める私の本来の質問は解決しておりません。

補足日時:2011/12/07 13:22
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そのような単語はないと思います。

もしあるなら倍数比例の法則がもっと簡単に説明できると思いますが、そのような記述は見たことがありません。一酸化炭素と二酸化炭素、すべての炭化水素も同じ関係ですね。「同じ元素からなる異なる化合物」等としかいいようがないですね。
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この回答へのお礼

倍数比例則が簡単に説明できる部分がよくわかりませんが、
「同じ元素からなる異なる化合物」ですか?

いい言葉ないものですかね。ありがとうございました。

お礼日時:2011/12/07 13:24

同じ単体である元素から構成される化合物でないので、


なんとも呼びません。別の化合物です。
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この回答へのお礼

いい言葉ないですかね? ありがとうございました。

お礼日時:2011/12/07 13:23

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