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製造原価の材料費に関してです。

ある企業の材料費削減について調べているのですが、研究開発の技術で製造コストを下げていることは材料費削減入るのでしょうか。

A 回答 (1件)

>研究開発の技術で製造コストを下げていることは



というのが研究開発した技術により、歩留まり率を向上させて材料の使用量を減少させている、という意味であるなら材料費を削減させていることになります。

また、研究開発した技術により、従来使っていた素材よりも安価な素材(もしかすると物性の劣る素材)で作っても同じ性能を発揮できるようにして材料費を減少させたのであるのなら、材料費を削減したことになります。

「材料費削減」というのは「材料費」が「削減」されることであって、手段は問いません。研究開発を行なおうが、電子調達を行なおうが、「材料費」が削減されれば「材料費削減」になりますし、「材料費」が削減されなければ「材料費削減」にはなりません。

材料費を削減する方法は2つです。購入単価を下げるか、使用量を減らすか、です。このどちらかを行わなければ材料費削減にはなりません。

また、材料費が削減されなくても、トータルでコストが削減されれば「製造原価削減」になります。新しい技術を使うことで製造時間が短縮されると、人件費が減少されるので材料費が減らなくても製造原価は削減されます。新しい高価な素材を使うことで製造時間が短縮されれば、材料費が増加しても製造原価は減少するかもしれません。製造原価はトータルで考える必要があります。


私は歯科医師ですが、歯の詰め物やかぶせ物、いわゆる銀歯に使う材料は、通常は「パラジウム合金」が使われます。保険が適応される材料では、このほかに「ニッケル・クロム合金」があります。これはとても安価なので、これを使うと材料費削減になります。しかし、この合金は硬くて加工が難しいため、1個作るのに必要な時間が長くなってしまいます。そのため、製造単価のうちの人件費が増加してしまい、トータルでの製造原価はあまり削減されません。
さらに、患者さんの口に装着する時の調整時間が長引いてしまいます。パラジウム合金を使うと簡単に短時間で調整ができるので、すぐに装着が終わって、すぐに他の患者さんの治療をして売り上げを増加させることができます。

安価なニッケル・クロム合金を使うと、人件費の増加で材料費削減が帳消しになってしまう上、機会費用も増加して、これも含めるとかえって高くついてしまいますから、ほとんどの歯科医師はこれを使いません。

材料費削減のみを考えるのはいかがなものでしょうか?
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