長文の分析
日本語を勉強中の中国人です。下記の文に理解できないところがありますが、教えていただけないでしょうか。
「ここに示される三段階にわたるサン・マルコの形成過程をみると、はじめバジリカ形式をとっていた大小ふたつの聖堂が、中央に高く四方にそれに従うようにつくられた五つのクーポラをもった十字形プランの大聖堂に生まれ変わっていく変化を眼の覚めるような想いで受けとめるほかはない。」
「中央に高く四方にそれに従うようにつくられた五つのクーポラをもった十字形プランの大聖堂に生まれ変わっていく変化を眼の覚めるような想いで受けとめるほかはない」という部分は長すぎて、よくわかりません。分解して説明していただけないでしょうか。
また、質問文に不自然な表現がありましたら、それも教えていただければ幸いです。よろしくお願いいたします。
少し補足します。
バジリカ形式聖堂を詳しく調べました。
バジリカ形式聖堂の特徴は、
* 聖堂内部に2列、または4列の支柱が有る。
* 聖堂は長方形の建物。
* 広場の内面に聖堂を建てる。
または、聖堂の正面に広場が有る。(聖堂に広場が付属する。)
* 屋根は合掌タイプが多い。
http://farm1.static.flickr.com/52/146154549_1259 …
以上の4要素を有する聖堂を「バジリカ形式聖堂」と言うそうです。
すでに適切な各ご回答が出ていますが、わたしからも少し補足してみます。
1.
この長文の骨格は、
「(わたしは)ここに示される三段階にわたるサン・マルコの形成過程をみると、【】変化を眼の覚めるような想いで受けとめるほかはない」です。
中間の、
【はじめバジリカ形式をとっていた大小ふたつの聖堂が、中央に高く四方にそれに従うようにつくられた五つのクーポラをもった十字形プランの大聖堂に生まれ変わっていく】という部分は、全て「変化」の内容説明です。
2.
【】内にある「変化」の内容説明の骨子は、
「はじめバジリカ形式をとっていた大小ふたつの聖堂が、五つのクーポラをもった十字形プランの大聖堂に生まれ変わっていく(変化)」です。
長文の骨格が肉付けされて、
「(わたしは)ここに示される三段階にわたるサン・マルコの形成過程をみると、はじめバジリカ形式をとっていた大小ふたつの聖堂が、《》五つのクーポラをもった十字形プランの大聖堂に生まれ変わっていく変化を眼の覚めるような想いで受けとめるほかはない。」
という構造になります。
中間の
《中央に高く四方にそれに従うようにつくられた》という部分は、
「五つのクーポラ」の内容説明です。
《中央に高く(作られ、また、)四方にそれ(=中央のクーポラ)に従うようにつくられた(五つのクーポラ)》
という意味です。
3.
全体を通して、
A.ここに示される三段階にわたるサン・マルコの形成過程をみると、
B.はじめバジリカ形式をとっていた大小ふたつの聖堂が、
C.中央に高く四方にそれに従うようにつくられた
D.五つのクーポラをもった
E.十字形プランの大聖堂に生まれ変わっていく
F.変化を眼の覚めるような想いで受けとめるほかはない。
という文章ができあがります。
A⇒F
B⇒E
C⇒D(五つのクーポラ)
D⇒E(十字形プランの大聖堂)
E⇒F
にそれぞれ掛かっています。
【聖堂が】中央に高く / 四方にそれに従うようにつくられた五つのクーポラをもった / 十字形プランの大聖堂に【生まれ変わっていく】変化
聖堂が 大聖堂に 生まれ変わっていく(変化)
で、「聖堂」「大聖堂」それぞれにたくさんの修飾語がついています。
そのような「変化」を我々は見守るしかない、という文です。
まず文中の修飾節(主語・述語がそろっている部分)を切り離して考えることで、文全体の大きな構造が見えてくるかと思います。
がんばってください。
淡雪さん、こんにちは。
添付図を見てください。
著書は、おそらくイタリア国のヴェネト州に有る、
サン・マルコ寺院 [ 聖馬爾谷聖殿宗主教座堂 ]について書かれていると思います。
http://zh.wikipedia.org/wiki/%E8%81%96%E9%A6%AC% …
> 「中央に高く四方にそれに従うようにつくられた五つのクーポラをもった十字形プランの大聖堂」
とは、
このキリスト教寺院は土台部分が長方形の聖堂で、
上部に5つのクーポラ(円蓋)が十字状に配置されています。
そして、中央のクーポラが大きく高く、四方のクーポラは小さく低く作られています。
バジリカ形式聖堂 = 長方形式聖堂
クーポラ = 圓頂
聖堂の建築様式には、主に長方形式と、八角堂式、円堂形式の3様式があります。
サン・マルコ寺院は、下部が長方形式聖堂で、上部に5個の円堂形式聖堂が合体した構造です。
サン・マルコ寺院の建築形式を、円蓋バシリカ彩式と言うそうです。
> 「生まれ変わっていく変化」とは、
初期のサン・マルコ寺院は、上部にクーポラの無い、
質素なバジリカ形式聖堂でした。
貿易港にある町が栄え、キリスト教信者が裕福になると、教会への寄付金も増えます。
教会は潤沢な資金を使い、初期のサン・マルコ寺院に、
回廊やクーポラを増築し豪華絢爛に改修しました。
「生まれ変わっていく変化」= 聖堂の改修 を指しています。
> 「眼の覚めるような想いで受けとめるほかはない」とは、
豪華絢爛なサン・マルコ寺院を見た著者は、
(質素 -> 豪華に)改修されている様子を想像し、驚嘆した。
「眼の覚めるような想いで受けとめるほかはない」=「驚嘆する」
つまり、
質素で素朴だった初期の聖堂が、信者の寄付により豪華絢爛に変身した。
著者が豪華な聖堂を見て、信者の厚い信仰心や、改修への熱意、豊富な資金力を想像して驚いた。
と書かれています。
どうでしょうか、理解できましたか?
主語:(我々)
目的語: 変化を
述語:受けとめるほかない
目的語の修飾:Xが、Yに生まれれ変わってゆく
Y=(始めから大聖堂まで)
Yを絵に描いてみました、下記の6ページに写真があります。
http://www.google.com/search?q=san+marco+cathedr …
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