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機械化すると人件費がカットでき利益が増えるというのはなんとなくわかっているのですが、明確には理解していません。設備投資にもいえることですが・・・。
10年で壊れる機械を想定すると10年払うであろう人件費よりも同じ生産量では機械の方が初期投資が大きくても(金利負担などあっても)安いってことですよね。

これで生産性があがったとして、人件費は減ってるわけで大規模に起これば需要は減るのではと思うのですが・・・。消費者はいままでより安い価格で買えるとなっても・・・。
ある業界の生産性が上がっても、消費者が商品が安くなったことで余ったお金を別の消費に使う方法がなければ意味ないってことでしょうか?

また、機械を生産している人がこの機械の価値(生産性を高めて利益が出るということ)を知っていたらそこまで値段が吊り上るような気がするのですが。。。

詳しい方、やさしく解説していただけると助かります。

A 回答 (4件)

メーカー側における機械化の動機は人件費削減が大きいですが、他にも様々な動機があります。


生産量の増大に対処するため、
品質の均質化 など、更に
自動機械、制御技術など新しい産業分野の育成発展

上記のトータルな結果としての生産コストの削減です。
彼らはそれらを勘案して機械化の是非を決定するのでしょう。

>これで生産性があがったとして、人件費は減ってるわけで大規模に起これば需要は減るのではと

これは社会学者があと追いで考えることで、生産者側も、その管理をする役人たちもこれを考慮して機械化をコントロールすることはなかったし、成長期とはいえない現在でもありえないことだと思います。機械化による失業者の増大はごく初期の産業革命時代に見られた過去の出来事です。その後は産業自体が多様化し、就業人口もぼうだいになりましたから、その影響は無視できるほどの微々たるものです。むしろ個々の産業の衰退と発展、競争と事業者の失敗の方が影響は大きいいでしょう。

工業製品が安価になって、大量に出回ることは、その需要を喚起し、消費を高める場合がほとんどだったと思います。

ちなみに、機械化のメリットは近年消費者の好みの多様化と先端技術の進歩のために困難度が増して鈍化し、ある時点からコストが損益分岐点を割ることが多くなり、また、発展途上国の人件費との兼ね合いで、半導体などそれが必須の業態を除き、先進国では組立てラインなどを含めてあまり進歩がなくなっています。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございました。

お礼日時:2012/01/02 20:03

社会全体の利益が増えることと、自社だけの利益が増えること、の2つを分けて考える必要があります。



自社の利益のみを考えた場合、設備投資額と人件費を天秤にかけて、投資を行っても人件費が安くなって差し引きで利益が増えるのなら設備投資を行います。ですから、自社の利益を増やしたい場合、設備投資を行なって人件費を減らし、差し引きで利益を増加させようとします。

例えば10億円の設備投資をすることで、作業員を20人減らすことができたとします。作業員の人件費が年間1000万円だとすると、人件費が年間で2億円削減できます。この設備を5年間使うと、収支トントンですが、10年間使うとすると、10億円払って20億円の人件費が減るわけですから、差し引きで10億円の利益が増加したことになります。

しかし、国中の全企業がこれを行うと、不要になった人員を解雇するので、失業者が増え、製品を買うことができる消費者の人数が減り、社会全体の需要が落ち込みます。1930年代の大不況でこのようなことが生じました。

さて、この状況下で、ある企業X社が「機械化を行うと社会全体の需要が減るから、わが社は機械化を行わないことにしよう」と考えたとします。するとその企業では作業に必要な人員が減りませんから、リストラを行いません。ですから、社会全体の需要はその分だけ増えます。

しかし、他社は機械化を行って人件費を削減しているので、利益額がX社よりも多くなっています。すると、他の企業Y社は値下げをして売っても利益が出せるので、値下げをして売り上げを増やそうとします。するとこれに対抗するためZ社も値下げをしなければならなくなります。そうしないとY社にお客を取られてしまいますからね。Y社とZ社が値下げをすると、W社もU社もV社も値下げをしなければなりません。
さて、それではX社はどうするでしょう?

X社も値下げをしないと他社にお客を取られてしまい、売り上げが減って倒産してしまうかもしれません。そころがX社は機械化をしていないので、コストが他社より割高になっています。他社がもっと値下げをすると、X社は製造コストより安い価格で、原価割れして売らなければ売れなくなってしまいます。こんなことをしていたら、X社は倒産してしまいます。倒産しない方法が一つあります。

それは機械化をしてコストを下げることです。

ですから、社会全体の需要が減るとわかっていても自社が生き延びるためには機械化を行わざるを得ないのです。

また、機械生産をしている人が製造機械の価格を釣り上げると、機械化してもコスト削減ができなくなるかもしれません。そうなると企業は機械化をしなくなってしまいますから、製造機械メーカーは、機械化によるコスト削減で利益を増加できる程度に価格を下げなければなりません。

また、製造機械を作っている企業が複数ある場合は、他社が製造機械の価格を安くすると、それに対抗して安く売らなければならなくなります。ですから、自由に価格を釣り上げることはできません。
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生産量あたりのコストが安くならなければ、他に特別な理由がない限り機械化するメリットはありません。



同じ生産量なら、機械が10年で壊れるとして、機械にかかる費用(初期投資、メンテ費用など)が、削れる人件費より安くなければ意味がありません。

作業員の安全性向上など、ほかの理由があれば別ですが。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
そもそも論として、機械化して効率化されるということはどう考えればいいのでしょうか?
エネルギーの使い方を学んだのか・・・。
石油などのコストの低い製品が発見されたが故でしょうか?

お礼日時:2011/12/28 15:35

 


>10年で壊れる機械を想定すると10年払うであろう人件費よりも同じ生産量では機械の方が初期投資が大きくても(金利負担などあっても)安いってことですよね。

いいえ、そんな投資はしません。
10年の人件費よりも投資額の方が少ないから機械化するのです、そうでないと稟議の決済がおりません。
 

この回答への補足

わかりにくかったかもしれません。。。
10年で壊れる機械を想定すると10年払うであろう人件費よりも同じ生産量では機械の方が初期投資が大きくても(金利負担などあっても)1年あたりでみれば安いってことですよね。

補足日時:2011/12/28 11:29
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。そのように書きましたが。

お礼日時:2011/12/28 11:28

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