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今盛んに円高円高といわれています。

宮崎哲也氏は現在デフレ、円高であるから円を刷れ。高橋洋一氏も似たような主張です。

しかしビックマック指数は円高ではない。日銀も実質実効レートでは円高ではないといっています。

(1)一体どれが本当なのでしょうか?

(2)円はいくらが妥当なのでしょうか?

(3)直接各国に対して通貨の高い安いがわかる指標などがあったら教えてください。
  対ドルに関しては円高ですよね?

A 回答 (6件)

(1)一体どれが本当なのでしょうか?



えっと、日本にお札(とコイン)は、80兆円くらいしかありません。国家予算くらいなんですね。で、経済規模は480兆円くらい。日本政府の借金が1000兆円くらい。
で、逆にご質問者さんに質問なんですが、円を刷れという人は、何兆円くらい刷ろうというのでしょう?
借金分刷ったら、今の10倍以上のインフレになりますが、そういう意味でしょうか? もし、赤字国債分のお札を刷るべき、という人がいたら、小学校の算数からやり直した方が良いくらいに無茶な話です。
あと、ビックマック指数の話は、騙されちゃダメです。ハンバーガーを作るすべての材料費が、世界中でものすごい値上がりをしています。円高だから日本のマクドナルドはほんのちょっとの値上げ(昨年、3~4回くらいフェアの度に値上げをしていたの気づいています?)で済んでいますが、海外では生活がたち行かないくらいに原油や農産品が高騰しています。
2つの問題を1つにすると、ごまかすことができる例ですね。

(2)円はいくらが妥当なのでしょうか?

これは、じつは答えが出ているはずなんですが、今よりも10円くらい安い値から今よりも5円くらい高い間に入るのが「庶民の暮らしがまともに行える」ための妥当な範囲です。ほぼ今の水準がまともな範囲です。
先に書いたように、猛烈な物価高に教われなかったのは、円高誘導に成功した日本だけです。ここで円安に誘導したら、その分だけ物価が上がると思ってほぼ間違いないです。
あと、輸出産業についてですが、本来は15年くらい前に1ドル100円を切った範囲でメーカーはやりくりをしなければならなかったのを、無理な円安誘導で延命をしてきて、それもダメなら税金を投入して国内市場での売り上げ確保を行ってきました。
本来、原材料を輸入をして生産をしている自動車産業や家電産業は、円高なら国内市場ではかなり優位な状況になるはずなのですが、モノが売れない状況です。
円高で有利なはずの国内で、輸入勢に負けている産業が、円安誘導をして有利になるはずがないので、そろそろ産業のシフトを真剣に考えるべき時期かと思います。

(3)直接各国に対して通貨の高い安いがわかる指標などがあったら教えてください。
  対ドルに関しては円高ですよね?

世界で量がほとんど変わらないのは金ですが、通貨が有り余っていて、あらゆる分野が投機の対象になっているのが今です。その中で、発行高があまり変わらない「円」は良い指標のはずですよ。
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この回答へのお礼

詳しい回答ありがとうございます。
国内においても某国メーカーに押されてますからね。円高でもなく、円安誘導もする必要ないかもしれませんね。
確かに物価においても海外の混乱を考えると、日本は安定しています。ガソリンが値上がりしないのは円高のおかげと聞いたことがあります。今のままでいいような気がしてきました。
先にお答え頂いたお二人が普段マスコミなどで言われていることと正反対で妥当な価格だと仰るのは驚きました。

お礼日時:2012/01/03 23:17

幾らが妥当とかビッグマックの値段とかいうことよりも円高の問題で大事なのは「円高のスピード」です。

今は円はほとんど独歩高であらゆる通過に対して急速に円高が進んでいます。

輸出する会社は売り上げや生産コストの予算を(例えば半年刻みで)建てて仕事をしています。ところが急に円/ドルが10% あがると海外での売り上げがそのとたんに10%減るわけです。黒字の製品の筈が赤字になります。これでは対応が難しい。ゆっくりした円高なら改善策は考えられますが、円高のスピードが早いと対策が間に合いません。それでも工場を海外に移したり、海外の会社を買ったり、長期対策の前倒しをやっているわけです。

日本全体としては産業の空洞化(失業問題)、日本農業のますますの高価格体質などを抱えながらも、海外進出出来るような会社であれば会社経営自体は何とかなります。海外製品の価格は下がり、産業の空洞化問題を抱える国民生活はどうなっていくか、それが問題でしょう。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
確かに円高、適正価格如何に関わらずこの円高スピード自体は悪影響しかななさそうですね。
国債は国民の預金で買い支えてると聞いています。産業の空洞化は止めることはできないかもしれませんけど、できる限り遅らせ、対策を練る必要があると思います。

お礼日時:2012/01/09 01:17

過去の米国のQEや欧州における財政出動によって「円の希少性」が市場において円買いを助長させた末の「円高」であり、あくまで、マネタリー・ベースの結果であることは事実ですね。


よって、宮崎氏や高橋氏が言うように、日銀券でも政府紙幣でもどんどん刷ればいっぺんで円売りへ転向してしまうでしょう。

しかし、「円高不況」は適切ではなく、長引く「不況」の中で、更に「円高」が追い討ちをかけるのか?と言ったところですかね。
「輸出立国」と言ったところで輸出額はGDPの17%程度で、基本、内需が主体であります。
「円高」によって海外で得た日本企業の収益が目減りする方が企業にとっては痛いのです。

また、「円高」によって日本人の個人所得額はドル換算で跳ね上がっております。
国内では所得が頭打ちとなって久しく、年々、年収が落ち込んでいる最中に世界的には日本人の平均所得額は伸びているのです。

色んな方々が好き勝手に言い放題で何ら進展もないのですから、ここは一丁、「デノミ」でも打って1ドル=1円で国内通貨システムを全て変更してしまうところから始めては如何なものでしょうかね?
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
やはり円高派、適正価格派に分かれてきますね。ますます悩んでしまいます。
デノミは北朝鮮の混乱を考えるとちょっと怖いです。

お礼日時:2012/01/05 22:26

物価を基準にするとそれほど円高ではありません。

が、為替レートを見れば円高です。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
やっと円高というご意見いただけました。しかしここでは少数派ですね。ちょっと予想外です。

お礼日時:2012/01/04 23:03

購買力平価を参考に


http://www.iima.or.jp/research_gaibu.html

円を刷れと言うのは、日銀に国債やETFを買いまくれといってるのか?
日銀がそんなの買いまくって良いんでしょうか?

円を刷って直接、国民に配る方法は、ありませんし、それをしたら円の信用なくなります。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
いろんな指標があるんですね。勉強になりました。

お礼日時:2012/01/04 22:39

(1)どれも本当ではない。

全て間違いです。
(2)今の値が妥当です。
(3)そのような指標は存在しません。

為替レートは外為市場で決まります。外為市場には無数の投機家、投資家、需要家、資産家、金融機関がそれぞれの動機で公平た立場でプレイヤーとして参加していますが、誰にも価格決定権はありません。
売り価格のオファーに応じた買い手が存在し、または、買い価格のオファーに応じた売り手が存在し取引が成立すれば、それが為替レートになります。それが変動相場制の本質なのです。誰も損をしたいと考えていません。買い手は少しでも安く買いたいと考え、売り手は少しでも高く売りたいと考える。その値が折り合えば取引が成立します。それが自由市場なのです。
高すぎると判断したなら、売れば良いし、安すぎると判断したなら、買えば良い。しかしその判断が誤っていたら損失を蒙ることになります。そういう自分の財布で売り買いをしていない、口だけ参加者の弁には何の意味もないのです。全ては市場が判断することです。市場の判断が間違っていて、自分だけが正しい判断をしているのなら巨万の利を得ることができますが、実際には誰もそうした利を得ていない。常に市場の決定が正しいのです。外為市場は天文学的に巨大な市場です。外為市場は誰にも恣意的にコントロールすることはできません。以上が為替レートの基本です。にもかかわらず日本人は無類の経済オンチなので誰一人も基本を理解していません。それは経済評論家でも同じなのです。

そもそも円高不況論が大嘘です。今は歴史的にいえば、円のレートは対ドルで高くなっています。それを円高と表現しているのなら、円高というのも間違いではない。しかしだからといって不況になっているわけではないのです。不況の原因はまったく別なのです。ところが、世界一頭の悪い経済評論家はその原因が思いつかない。だから円高に原因を求めている。しかしそれは全くの間違いなのです。日本の輸出商品は価格で勝負している薄利多売の廉価品ではありません。日本の輸出商品は高機能、高品質、高付加価値で勝負している高級品、贅沢品ばかりなのです。日本の輸出商品はどれも生活必需品ではない。だから世界景気の変動の影響をダイレクトに受けます。直感的に理解できることだと思うのですが、世界の需要家は不景気になれば、高級品や贅沢品を買い控えて質素倹約に努めようとするのです。日本は貿易立国ですから、世界経済の影響を受けやすいのは当然のことなのです。今、世界経済に何が起きているかを理解しないで、不況を脱することなど絶対的に不可能です。ところが馬鹿で横着な現代日本人は頭をつかおうとせずに安直に為替レートに原因を求めようとしています。そういう姿勢が根本的に間違っています。
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この回答へのお礼

詳しい回答ありがとうございます。
確かに不況の原因は円高ではないかもしれませんね。

お礼日時:2012/01/03 22:41

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