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不妊になるしきい値は男性と女性では違うようです。
一時的な不妊の値をみると、男性より女性の方が高い値まで大丈夫になっています。
(男性150mGy、Sv女性650mGy)
永久的な不妊の値をみると、女性より男性の方が高い値まで大丈夫なようです。
(男性3500~6000mGy、女性2500~6000mGy)
男性と女性ではなぜこのような違いがあるのですか?

A 回答 (4件)

女性の卵子は、排卵されるのは一生で400個くらい


ですが、実は胎児の時から卵巣に存在し、出生時は
10~20万個。
そのうちのほんの一部が成熟して排卵されるので、
卵子のDNA情報は出生時のものです。

それに対し、男性の精子は、射精する度に新しく細胞
分裂を繰り返して作られます。
細胞分裂つまりコピーを繰り返せば、当然コピーエラー
でDNAが損傷するリスクが高まりますので、45歳超の
男性の精子のDNA損傷は30歳未満の2倍です。

被曝に関係なく、卵子も精子も年齢で劣化し、子供の
奇形・自閉症の発生率が高まりますが、放射線による
DNAの損傷を考える場合、細胞分裂を繰り返すうちに
損傷が拡大する精子が、影響を受けやすいと思います。
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女性は生まれたときが一番卵子を沢山もっていて、その一部が順番に大きくなり大人になって月経があるようになると排卵されてきます。

正常であれば50歳前後の閉経まで排卵は続きます。

しかし放射線で卵子が全て死んでしまうと妊娠できなくなります。これが永久的な不妊の原因の一つになりえます。

男性の場合は精子は大人になると睾丸で常に新しく大量生産されていますから80歳くらいのおじいさんでも死滅しないらしいです。放射線のダメージを受けると、男性の場合はこの精子の大量生産が一時的にストップします。これは精子のもとになる細胞が死滅しなくても起きますので、永久不妊よりは低い被曝でおきえます。しかし、男子の場合は精子のもとになる細胞の数が女性の卵子の数よりずっと多く、しかも少数でも生き残っていれば分裂してまた増える能力があるので、全滅させるのには女性の卵子よりは大量の放射線を浴びる必要があるということだと思います。

放射線の細胞への作用として「細胞分裂を一時的にできなくする」ことと「細胞を完全に殺してしまう」ことがあります。これは、細胞中のRNAとDNAに関係しています。

RNAにはいろんな機能がありますが、主にたんぱく質の合成が挙げられます。たんぱく質が産生できないと細胞質が作れなくなり、細胞分裂もできないし、分泌物も作れないということでいろんな障害がでてきます。しかし、DNAが健在ならば、RNAはDNAからコピーして再生産できるのでいずれ機能は回復してきます。これがいわば一時的不妊に対応すると思います。男性の精子のもとになる細胞は細胞分裂が活発なのでこの影響を受けやすいといえます。

一方、DNAがこわれるとこわれたRNAも再生産できず分裂もできないし何もできないままになります。そのうちその細胞は呼吸すらできなくなり死んでしまいます。こういう状態になるともう二度とその細胞は生き返りません。こういう状態で精子のもとになる細胞や卵子が全て死んでしまうと永久的不妊になります。こういう状態になるまでには、男性の精子の方がものすごく数が多いので卵子よりはたくさんの放射線を浴びないと起きないということになります。

以上をまとめると、要するに細胞への障害は男性のほうが早くうけるが、男性のほうの精子のもとになる細胞の方が数が多いのでなかなか全滅せずしぶといといえます。
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この回答へのお礼

返事が遅くなってすいませんでした。
回答ありがとうございます。

精子は精母細胞から日々作られてますよね。
卵子の場合は卵母細胞の第二減数分裂の途中で止まってますよね。
そして卵子の場合は月1回成熟して排卵されます。
精子や卵子は成熟した細胞は放射能に弱く、未熟な細胞は放射能に強いのかな・・・と思って質問してみました。
成熟するまでの期間じゃなくて数ですかね?

お礼日時:2012/01/23 23:52

No.2です。



>一時的な不妊の値をみると、男性より女性の
>方が高い値まで大丈夫になっています。
これは先の回答の、男性の精子が細胞分裂を
重ねて、DNA損傷を増幅させるから。

>永久的な不妊の値をみると、女性より男性の
>方が高い値まで大丈夫なようです。
女性は、放射線で、胎児の時に出来た卵子が
使えなくなると、再生しないので、妊娠不能。
男性は、放射線の影響を受けなくなった後で
精子を新しく作れるので、精子のDNAが損傷し、
質が落ちても、全ての精子が妊娠不能とは限ら
ない。
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この回答へのお礼

遅くなってすいません。
回答ありがとうございました。

お礼日時:2012/01/17 22:39

男性は精子、女性は卵子



精子は数こそ多いが、外部刺激などに対しすぐに死滅し、生命力が弱く寿命は短い
卵子は数こそ少ないが、ある程度の刺激まで耐性を持ち、精子よりも寿命が長い
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