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日本が欧米諸国のような主権国家になるためには「国境画定」が必要不可欠だということはどういう意味なのでしょうか?

A 回答 (1件)

あ、別件の質問なのですね。

タイトルが同じなのでマルチポスト(重複質問)と思って無視していました(苦笑)。

表題通り、明治時代の国境確定について回答させて頂きます。

まず、「欧米諸国のような主権国家」の主権とは何か?ですが、これには3通りの意味があります。

 1 広く領土や国民を支配する国家の権力そのもの
 2 国家権力の属性として最高独立性の意味
 3 国家の意思の最終的な最高の決定権
 (「憲法入門 [第4版補訂版]」伊藤正己 (株)有斐閣 2006より)

主権国家とは、これら1~3の意味を持つ主権を行使できる国家のことを指します。今回のご質問の場合は1と2の意味が重要となります。
次に、国境とは何か?ですが、これは

 狭義には国の領土の限界を画する線,広義には領海(中略)を含む領域,(以下略)
 (「国際関係法辞典 第2版」国際法学会 (株)三省堂 2005より)

を意味します(明治時代に合わせて編集しています。)。
「主権国家になるためには「国境画定」が必要不可欠」となるのはなぜか?というご質問ですが、これらに照らし合わせて言い直すと、

 主権の意味1と2の及ぶ範囲を決定することが必要不可欠となるのはなぜか?

となります。ここまでくれば、答えは出たも同然で、

国境を確定しなければ,住民の生命や財産を保証したり,国民としての平等な権利を住民に与えたりする範囲を,明確に定めることができないからだ。
(「市販本 新しい歴史教科書[改訂版]」 (株)扶桑社 平成17年より)

だからです。
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