パレスチナ人はなぜ故郷を失ったのですか？

Question

ユダヤ人の国家がないからホロコーストが起こったといってシオニストユダヤはイスラエルを建国しましたが、どうしてパレスチナ人が故郷から追い出されたのですか？
自爆テロを非難する人もいます。たしかにひどい行為ですが、しかしパレスチナ人が故郷を取り戻すにはほかにどうすればいいのでしょうか？

http://www.youtube.com/watch?v=ks28bd0aR78

phj · Accepted Answer

＞ユダヤ人の国家がないからホロコーストが起こったといってシオニストユダヤはイスラエルを建国しましたが、どうしてパレスチナ人が故郷から追い出されたのですか？

確かに第二次世界大戦後の混乱に乗じてイスラエルは独立宣言をしましたが、パレスチナ人が追い出されるようになったのはもう少し後のことであり、これは単純に土地の問題ではありません。

問題なのはユダヤ人が「どうしてあの場所にイスラエルを建国したかったのか」という最大の理由であるエルサレム神殿にあります。
　エルサレム神殿は紀元前10世紀にユダヤ王であるソロモン王が建築し、その後のユダヤ人が存亡の危機から脱するたびに再建してきたという歴史があります。
つまりユダヤ人からすれば「エルサレム一帯はユダヤの地であり、特にエルサレム神殿は神聖なユダヤ人の神殿である」ということです。

ところがユダヤ人が紀元前20年にローマ帝国の迫害を受けてユダヤ国家が滅亡し、流浪の民となった後、キリストが磔にされたゴルゴダの丘は聖墳墓教会としてキリスト教の聖地になり、エルサレム神殿にはイスラム教の神殿である岩のドームがAD692年に建設されています。

つまりエルサレムはユダヤ教・キリスト教・イスラム教のそれぞれの聖地であるわけです。

この中でキリスト教はユダヤ教徒と比較的良好な関係を保っていますので、聖墳墓教会はイスラエルの中にあってもキリスト教各宗派の共同管理の形態をとっています。

しかしイスラム教は「エルサレムはイスラム教の聖地であり、他の宗教がそれを侵す事は断じて許さない」という立場を取っているのです。

そのため、エルサレム（特にエルサレム神殿）はユダヤ教の土地かイスラム教の土地かで争いが絶えず、どちらも譲らないため、今のところイスラエルがイスラム教徒（主にパレスチナ人）を追い出して、ユダヤ教の整地として保護している、ということになるわけです。

パレスチナ人にとっては自分の土地や財産以上に、エルサレムがイスラム教の手に戻ることが重要なので、自分たちが元の家に帰れたら解決する、という単純なものではありません。

紛争の時間的経緯が2000年間（ローマによるユダヤ迫害から約2000年で自分たちの土地に戻ったということ）でのことですから、解決までの後2000年ほどかかってもおかしくないのです。

一応国際連合などは、ユダヤ・イスラム両教による共同管理を提案していますが、パレスチナはエルサレム（地域）の完全主権を主張していますい、もちろんイスラエル側も一歩も引く気はありません。

ということで、これを解決できれば絶対にノーベル平和賞がもらえるというぐらい、国際的に最大の民族問題であり、今のところ解決の道筋はまったくたっていませんので、パレスチナ人が故郷を取り戻すのはほとんど不可能といえるでしょう。

tomo328 · Answer

エルサレムが聖地云々というのは建前であって、ほとんどのユダヤ人にとって本音はどうでもいい話だと思います。

国を持たない民族に国を作ってくれると言うのですから、反対するのが普通に考えておかしいだけです。
まあ、そりゃあホロコーストにしたって予言にしたって、聖地にしたって、自分たちの正当性を主張するためには最大限利用しますよ。当たり前の話ですよ。中国人だって朝鮮人だって同じでしょ？

だいたい、今のユダヤ人の大多数がハザールを起源とする偽ユダヤ人のはずです。生まれた場所が聖地というのであれば、トルコの辺りに住めばいいはずです。
ハザール人がユダヤ教信者になった経緯だって、生き残るために選んだ選択だったのじゃないですか？
別に自ら進んでユダヤ教信者になったわけじゃないでしょうに・・・

まあ、そういう偽ユダヤ人が本来のユダヤ教徒と呼べる黒人系を２等国民としているあたりも、問題あると思いますし、こういう経緯はもちろん日本人なんかよりパレスチナ人の方が良く理解できているのですから、簡単に和解なんかできるわけ無いでしょうね。

アメリカとイギリスがイスラエルから手を引けば、中東全ての国から袋だたきにされ滅亡するでしょうが、今の現状ではまず不可能なんでしょうね。

PENPENMAKKY · Answer

一部の方に誤解があるようです

ユダヤ人がパレスチナ（ユダヤ）から追放されたのは紀元前ではありません
紀元１３２年から１４０年にかけてユダヤ人がバル・コクバの反乱を起こし、ハドリアヌス帝の怒りを買ってユダヤから追放になったのです。その跡地はパレスチナと改名され、周辺に住んでいた住民が移住しました。

第一次世界大戦後、シオニズム運動が起こってユダヤ人のパレスチナ入植が始まりました。この時からパレスチナとユダヤの対立がおきます。

ホロコーストとイスラエル建国は関係があまりありません。

英国は自国及びヨーロッパ全土にいて嫌われているユダヤ人を移住させるため「ヨーロッパにいるとまた迫害されるからイスラエルに行こう！」というキャンペーンを行ったのです。その恰好の材料がホロコーストです。

戦後、怒涛の如くユダヤ人がパレスチナに押し寄せます。対立が悪化する中、英米の後ろ盾でイスラエルを建国したのです。これに周辺アラブ各国は反発して戦争が起こります。それが第１次中東戦争です。

問題は１９６７年に起こった第３次中東戦争です。これは戦争気運が高まる中、イスラエルが先制攻撃を行って圧勝しまし、パレスチナ全土を制圧したのです。そして全世界から集まるユダヤ人の入植地にしたのです。これは明らかな国連決議違反でした。ですが、米国は非難決議を拒否権で握りつぶし続けたのです。

hekiyu · Answer

国家が無いからヒドイ眼にあった。
なら、国家を建設しよう。
場所は、ユダヤ人の故郷にしよう。
あそこは２０００年前まではユダヤ人の土地だった
のだ。
それをローマに迫害され、追い出されたんだ。
それを取り戻すだけだ。

しかし、２０００年経っているから、そこには
既に人が住んでいる。
場所がない。
場所がなければ造ればよい。

ということで、金で土地を買いあさり、それが
ある程度進んだところで、腕力を使って追い出した訳です。

国際関係は力関係ですから、追い出された方が
愚か、という言い方も可能です。
イスラエルは、西側先進国、特に米国とがっちり
タッグを組んで、今の地位を築きました。

これじゃ、追い出されて、ホームレスになった人が
怒るのは当然です。

パレスチナ人が故郷を取り戻すには、交渉か武力、
又は時の経過を待つ、という方法が考えられます。

交渉→見込み無し。返す訳がない。

武力→多少の見込みはあるが、イスラエルは連戦連勝だし
　　　アラブ諸国は内紛ばかり。
　　　バックに米国がついているので、難しい。
　　　当分はほとんど不可能。

時の経過→旧ソ連時代。ソ連に支配されていた小国が、海外で
　　　　　独立運動を継続していました。誰も成功しないだろう
　　　　　と思っていたのですが、ソ連が崩壊して、あっさりと
　　　　　実現しました。

米国が衰退し、イスラエルが何かでつまずいたり
　　　　　するのを待つ。それまで息長く運動を続ける。
　　　　　子々孫々まで続ける。
　　　　　これが最善かもしれません。

williumblake · Answer

イスラエルを建国するに当たって、現在のイスラエル周辺の人々を迫害したから、難民が大量に発生。
　その難民が自らをペリシテ人と称するようになった、というのが実際のところでは？
　
　答えは簡単、イスラエルが滅べばよい。
　可能かどうかは別の話。

パレスチナ人はなぜ故郷を失ったのですか？

＞ユダヤ人の国家がないからホロコーストが起こったといってシオニストユダヤはイスラエルを建国しましたが、どうしてパレスチナ人が故郷から追い出されたのですか？

エルサレムが聖地云々というのは建前であって、ほとんどのユダヤ人にとって本音はどうでもいい話だと思います。

一部の方に誤解があるようです

国家が無いからヒドイ眼にあった。

イスラエルを建国するに当たって、現在のイスラエル周辺の人々を迫害したから、難民が大量に発生。

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