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古文書の読み方、現代語訳を教えて貰えたらと思います。ちなみに江戸時代の町触です。

材木仲買之内商売体不弁之者、板材木売直段過当之趣風聞有之、此節五ヶ所組年行事にて売直段達し可有之候間、実直に相守可申旨、御支配限り御同役方え当人御呼寄、御直談可被成候

但、材木仲買は御武家方町方作事請負も致候に付、諸職人手間賃等之義も此度伺済之高して過当に無之様、是又可被仰聞候

右急速行渡候様御通達可被成候、以上

十月十九日 御用伺当番

これは、安政二年の十月十九日、安政の大地震の後に江戸で出された町触です。長くなりましたが書き下しと訳を教えて頂けると幸いです。

A 回答 (1件)

    材木仲買のうち商売のていわきまえぬもの、いた材木うり、値段かとうのおもむき、風聞これあり、この節五カ所組年行事にて売り値段に達すべくこれありそうろうあいだ、実直にあいまもるべく申すむね、ご支配限りご同役方へ当人お呼び寄せ、ごじきだんなさるべくそうろう



    ただし、材木仲買はお武家方、町方作事うけおいもいたしそうろうにつき、諸職人てまちんなどのぎも、このたびうかがいずみの高にして過当にこれなきよう、これまたおおせきかさるべくそうろう。

    みぎ急速に行き渡り候よう、ご通達なさるべくそうろう、以上。

    十月十九日ご用伺い当番

   

   地震のあとで、新築、改築、修繕などに必要な材木の値段を不当に吊り上げるのを戒めたものと思われます。

   材木の仲買をする過程で、商業の決まりが分かっておらず、板や材木の値段が不当に高騰していると言う風評がある。この度五カ所組の例年の集まりで(公定)価格に到達したので、この(値段を)守るよう、支配区域の担当者を召喚して、直接伝えてください。

   ただし、材木の仲買人は(町家だけでなく)武家や公共施設の工事も請け負うから、いろいろな職人の報酬の件も聞いているので、高過ぎないように言い聞かせてください。

  右、急いで行き渡るように、ご通達ください。

   (あまり自信ないんですが)
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