東証システム高速化で証券マンはピンチ?
ネットの記事で以下のようなものがありました。
「顧客をがっちり握っていれば、歩合外務員として心配は少ないでしょう。しかし、腕に覚えのあるディーラーでも、東証が高速取引を導入したために勝手が違ってしまい、すっかり稼げなくなっているのが現実です」
http://www.sankeibiz.jp/business/news/111020/bse …
ここで、「東証が高速取引を導入したために勝手が違ってしまい、すっかり稼げなくなっている」とありますが、
以前のシステムの取引完了時間と現在の取引完了時間の差に、以前の証券マンはどのようなことを
して、稼いでいたのでしょうか?この数秒あるいは数ミリ秒(?)の間に何が起こっていて、
それが現在はできなくなってしまっているのかを知りたいです。
ご回答よろしくお願いします。
回答(1件)
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No.1ベストアンサー20pt
>以前のシステムの取引完了時間と現在の取引完了時間の差に、以前の証券マンはどのようなことをして、稼いでいたのでしょうか?
証券マンといっても事務職もあれば営業職もあるのでディーラー業務限定のお話しですよね?
証券業界で「ディーラー」といった場合は顧客の注文の取次ぎ(仲介)ではなく自社(自己)の資金で行う売買いわゆる「ディーリング業務」を行う社員の事です。
「ディーリング業務」とは簡単に言えば「デイトレード(日計り取引)」の企業版のようなものです。
『ディーリング』
http://www.enjyuku.com/d/te004.html
>この数秒あるいは数ミリ秒(?)の間に何が起こっていて、それが現在はできなくなってしまっているのかを知りたいです。
特別なことをしていたわけではありません。
「デイトレード」のたとえを出した通り「売値と買値の差で儲ける売買」です。
通常の売買と違うのはその値幅と取引時間が短くその代わり資金は大きいということです。
今はネットのおかげで個人でも「板」と呼ばれる株取引の注文状況見られるようになりましたが、以前は専用端末がないと見られませんでした。
ですから現在個人でも行われているデイトレードのようなことは長い間ディーラーでなければできませんでした。
そのためネット取引の普及と共に取引がどんどん効率的なって、それにつれディーラーの優位さもどんどんなくなって人員が削減されてきました。
効率的といってもごく当たり前のことで、ようは市場の様子が分かれば誰でも注意深く注文を出すようになるので、いわゆる「おいしい」状態に放置されている注文が減っていくということです。
たとえば「サヤ取り」という売買は本来同じ価値のものが情報の伝達速度やその他の理由により違う値段になっているときに、「片方を売りもう片方を買う」ということを行うことで低リスクで利益を出す手法ですが、市場が効率的なるほど利益機会は減少していきます。
パソコンもなかった時代はすべてが人の手で行われていたため、非効率的な部分が非常に多く現場に近いほどリスクをあまり取らずに儲けることができました。
ネットが普及しだしても個人が使うネット端末より高速で高性能なシステムを持てる証券会社のほうが断然有利でした。
しかし、それも高速回線の普及やPCの高性能化で差がなくなりつつあります。(ありました。)
すると、人員もまたさらに淘汰されていきます。
コンピュータに売買を任せるプログラム売買が主流になれば単純な売買しかしていない「ディーラー」はまったく要らなくなります。
以下の記事は最近の状況をより具体的に紹介しています。
『東証アローヘッド特集:高速取引で証券業界の格差拡大へ』
http://jp.reuters.com/article/stocksNews/idJPJAP …
ディーリングがより難しくなっている理由は「アルゴリズム取引」について検索してみてください。
1秒は1,000ミリ秒ですから、1ミリ秒単位で作業をこなせるシステムは単純に1秒間に1,000件の処理が可能です。
この場合コンピュータにとっての1秒は人間で言えば16分に相当します。
※不明点、間違いなどありましたらご指摘ください。
この回答へのお礼
とても詳しくありがとうございました!
非常に参考になります!
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