コダック破綻はデジカメの
イーストマンコダックがデジタル化の波に乗り遅れ破綻したと報道されています。
しかし、デジタルカメラを世界で始めて開発したのは、コダックであるとも報道され
ています。
デジカメがフィルム市場を圧迫することを恐れて製品化しなかったとのことですが、
であるならば、最初に開発したコダックがそのままパテントを抑えてしまえば、
他社のデジカメ製品化も抑えることが出来、フィルム市場やコダックの地位を脅かす
ことはなかったのでは??と考えましたが、どうでしょうか。
コダックが敢えてそのようなことはしなかったのか。
あるいは、そんなことは許されないのか。
ご存知の方がいらっしゃったら教えてください。
特許が切れていたからです。
デジカメが普及する前にですね。1975年頃の開発ですから。
逆に、インスタントカメラは、コダックのシェアが大きかったですが、特許を持っていたポラロイドとの裁判に負け、20年くらい前かなぁ、シェアトップにも関わらず撤退をしました。
日本でも、シャープは、シャープペンシルの特許メーカーですが、今は作っていないでしょ?
特許切れ後、潔く撤退して成功するメーカーもあれば、新分野を作れずに無くなるメーカーもあるということでしょう。
デジタル化の波に遅れたのを破綻の原因にするのは、あまりに表面的過ぎます。
だって、カメラメーカーだと、オリンパスは、医療分野に特化して今回の不祥事でもシェアをほとんど落とさないくらいの技術力を付けましたし、富士フィルムはフィルム製造技術を使って、IT分野や医薬品、化粧品分野にまで進出して生き残りをかけています。
動かなきゃ40年で終わりになるのは、経営の基本です。その基本ができなかっただけ。
早くから、デジタルカメラ事業の権利をうまく活用していれば確かに成功したかもしれませんが、コダックはあくまで最初の商品化を導いただけで、その後の開発から遠ざかっています。
権利を使うと言うことは、それを活用すると言うことですから、開発も継続するという実際の動きが見られるのが普通なのです。
腐るまで取っていなければ、コダックは一流のデジタルカメラメーカーとして今も君臨していたか、その権利を開示し他社に渡したとしても、IBMなどのように別の事業で成功していた可能性はあるでしょう。
他の事業者が参入し始めた状況で、開発を縮小、停止すればそれが認められることは低くなります。
その技術がベースでもそれから時間が経過し、それより上位の技術が複数登場したり、全く別の要素からそれを生み出す技術が出てくれば、特許は認められなくなるケースも多いですから、急伸した後の市場において、コダックがそれを取るのは無理だったでしょう。また、カメラの技術は例えば、富士フイルムなら、顔認識、CCD技術などがあります。キャノンには手ぶれ補正などの技術があります。こういう特許は、特許の使用権を使うかわりに、別の特許を使わせて貰うクロスライセンスが主流ですから、一つの特許を持っていても、その時代に合わせて技術が発展していかなければ、どこかのタイミングでその技術は、別の技術に塗り替えられてしまいます。
そこに、クロスライセンス、特許有効期間などの問題が重なると、特許から利益を出すのは困難になります。即ち、開発が継続してこそ特許は生きるのです。
ちなみに、コダックは近年になってから富士フイルムやアップルなどを相次いで訴えています。
しなかったのではなく、してはいたが動きがあまりにも遅く、手遅れだったというべきでしょう。時代の潮流を読み切れなかったということになるでしょうか・・・。
これは、悔やまれる現実でしょうが、これから日本の企業にもそういう潮流がやってくるかもしれません。眠っている良い資産をいかに、今の技術に応用し活用するかによって、毒にも薬にもなります。それが、特許です。
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