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VCBとVCSの違い、用途・使い分けについて教えてください。真空遮断器、真空電磁接触器のそれぞれの特長、メリット・デメリット等教えて頂ければ幸いです。よろしくお願い致します。

A 回答 (2件)

遮断器は短絡事故電流を遮断できる能力があります。


たとえば、100kVAのトランスの2次側6kVに設ける遮断器に流れる定格電流は約9Aですが、遮断器の出側(負荷側)で短絡した時には300Aくらいまで流れます。
また短絡電流には直流成分が含まれますからアークを消す能力(消弧能力)が求められます。

真空遮断器は接触子を急速に離し、真空中でのアーク消滅を行います。
SF6ガス遮断器は消弧能力の高いガスをアークに吹き付けて消滅を図ります。

真空接触器はモーターの運転などの突入電流(定格電流の6~8倍)の電流での遮断能力を持ちますが、短絡電流を遮断する能力はありません。

短絡電流は電力用ヒューズを用いる場合も多く、接触器(コンタクタ)と組み合わせたものをコンビネーションスタータといいます。この場合短絡電流はヒューズで遮断し、フューズで遮断されるまでの数サイクル(数10ミリセカンド)の短絡電流にだけ耐えるような接触器の設計を行います。
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この回答へのお礼

大変よく分かりました。ありがとうございます。

お礼日時:2003/12/14 11:18

遮断器はその名の通り、事故時などの大電流でも問題なく引き外しできるようになっており、定格遮断電流はコンタクタ(接触器)の数倍あります。


このため、受電主回路などの重要な部分に用いられることが多いようです。
コンタクタでも電力ヒューズと組み合わせて使えば、大電流遮断も可能(その場合ヒューズの保守(取替)が必要)ですが、信頼性の点で遮断器に劣るといえます。

なお、常時励磁式のコンタクタは、電源が無くなると開路するので、高圧モーターなど直接負荷に接続するスイッチとしても使える等の利点もあります。
また、電力ヒューズ無しの場合コンパクトで軽量というメリットもあります。

簡単に言えばこんなところですが・・・・・。

それにしてもこの類の質問カテゴリーを選ぶのって難しいですよね。
教育>物理学でもないしエネルギー>電力発電でもないか・・・ -_-;)
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この回答へのお礼

ありがとうございました。

お礼日時:2003/12/14 11:19

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