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私の第一言語はスペイン語です、勉強すればスペイン語に一番似ているポルトガル語が喋れるようになると思って勉強を始めたんですが、思ってたよりも発音が全然違ってて、まだ聞き取れるようになっていません。

書き言葉はとても似てますが発音はかなり違っててスラングなどが入って早口で喋れば何を言っているのかさっぱりです。

スペイン語からポルトガル語を学ぶときの勉強のコツを調べてたら、
日本人はスペイン語とポルトガル語は標準語と関西弁ほどの違いだと言っている人が多いです。あとスペイン語がしゃべれる人はポルトガル語が出来ても自慢するようなことではないなど…

これはなぜですか?

A 回答 (5件)

今ブラジルでブラジルポルトガル語を勉強しています。

私にとっても聞き取りはとても難しいし、喋るときの発音もブラジルポルトガル語よりもスペイン語風ポルトガル語になってしまいます。この理由はポルトガル語の母音の多さによるのかなと思います。ポルトガル語の母音は7つあり、それに鼻母音も加わるので、スペイン語と似ている単語でも違う単語のように聞こえてしまうということが私には頻繁に起こっています。 ですから、まずはポルトガル語特有の単語を覚え、そしてこの母音に慣れることがポルトガル語を上達させる早道ではないでしょうか。

スペイン語(スペインのカスティーリャ地方で使われていた言語なのでカスティーリャ語とも呼びます)とポルトガル語の起源はラテン語でロマンス諸語といわれています。 他にもイタリア語、フランス語、ルーマニア語を代表に、ロマンシュ語、カタルーニャ語、ガリシア語、オック語、アラン語などがラテン語起源のロマンス諸語の仲間です。これらの言語は親が一緒なのでいわば兄弟です。
それぞれ特徴があり、たとえばスペイン語(カスティーリャ語)は700年代アラブ人による支配の下でアラビア語起源の単語が流入、今でも数多くのアラビア語起源の単語が残っています。(単語の2~3割)
ポルトガル語にも影響はあったようですが、それほどでもなく、よりラテン語に近い単語が多い気もします。フランス語の場合はノルマン諸語の影響を受けていて、また独特の鼻母音の発達によりかなりの違いがあります。ルーマニア語もその辺りの言語の影響が強く独特の発達を遂げていると聴いたことがあります。

ポルトガル語の起源ですが、私はスペインの北西にあるガリシア地方で話されるガリシア語が起源だと聴いたことがあります。 
もともとイベリア半島にはイベリア人とケルト人が住んでいましたが、その後ローマ人が進出、約500年の間ローマ人の属州としての日々を送り、その中でラテン語を独自に進化させました。そしてゲルマン人大移動を機に半島は400年頃から西ゴート王国に支配されます。その後アフリカ経由でアラブ人が進出、700年くらいにアラブ人による国家、後ウマイヤ朝が建国されました。そして1494年のカスティーリャ王国支配までその王朝が続きます。ですが、半島のラテン系の人々は西ゴート、後ウマイヤ朝時代においてもスペイン北部で独自に生活していたのです。その中で言語は独自の進化を遂げました。そこでできたのが、ガリシア語、アストゥリアス語、カスティーリャ語、アラゴン語、カタルーニャ語などです。加えてもともとあった言語バスク語も滅びずに残っていました。

そして力を蓄えたラテン系の国々はカスティーリャ王国を中心に南下を始め、ついに1494年、カスティーリャ王国が後ウマイヤ朝を攻略したのです。その過程で、スペイン北部の言語たちも一緒に南下。その中で国が大きかったカスティーリャ王国とアラゴン王国の言語は大きな勢力となります。そしてカスティーリャ王国は世界初のラテン語以外の文法書として「スペイン語文法」という本を完成させ、スペイン語の正文法を完成させました。

上記の過程で、スペインのガリシア語も南下したのですが、途中色々変化し、ポルトガルに入るときに”別の言語”となりました。というのも、現在でもガリシア語とポルトガル語は同一言語で、その差は方言のようなものだと言われています。ですがガリシア人、ポルトガル人はそれぞれ独自の言語だと言い張っているのです。ガリシア語はスペイン北西部で発祥していて、近隣で発祥したカスティーリャ語ととてもよく似ています。またガリシア語とカスティーリャ語もその歴史のなかで互いに影響を与えていました。ですから、カスティーリャ語とポルトガル語も良く似ています。(ガリシア語はカスティーリャ語とポルトガル語の中間みたいな感じです)



日本語は、明治時代に東京方言を標準語と定めました。というのも江戸時代以降、その地方の言葉の威信が高まっていたためです。それ以前は京言葉の威信が高かったのです。日本語ですが、残されている日本語での書物が700年代に作られているので、あまり多くのことはわかっていません。また、方言で記された書物もあまりない可能性もあり、方言研究もたぶん難しいと思います。ですが、方言は独特の発展を遂げており、ラテン系言語間の差より大きな差があったりもします。


とにかくラテン系の言語はすべて似ており、ひとつ勉強すれば他のも理解しやすいです。その点においてスペイン語とポルトガル語の違いは関西弁と東京弁の違いみたいなものです。それは、フランス語、イタリア語なども共通です。ですが日本の方言は、たとえば関西弁を喋れるからといって東北弁が喋れないように、努力なしに習得は難しい。ポルトガル語、スペイン語もまた然り。両方できて自慢できないとはならないと思います。
そう記述している人はきっとどっちも勉強したことない人であるか、あるいはどっちも習得した人の謙遜ではないでしょうか。
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この回答へのお礼

詳しく説明してくれてありがとうございます。
勉強のコツも教えてくれてありがとうございます。

お礼日時:2012/02/11 14:25

ポルトガル語の由来...スペインのとある地方の方言だった。



中世ヨーロッパ、ムーア人が700年間イベリア半島に居座った後、十字軍のレコンキスタによって追放した(?)んでしたっけ?
かの国(当時の国名はレオン・イ・カスチーヤ(ライオンと城))国の王はレコンキスタに貢献した重鎮(貴族で甥だったか)に褒美として広大な領地を与えた。
ところがその若い甥がメキメキと頭角を現し、王が脅威を感じるようになった。
王は甥を討伐のために軍を派遣したが、逆に甥の軍勢に撃退されて領地を失う羽目に...^^; どっかの国の歴史そのまんまだね。
甥が王から授かった領地と奪い取った領地が現在のポルトガルの始まり(当然現在よっりさらに小さかった)、でその地域で話されていた方言がポルトガル語のルーツだそうな。
どこまで、真実かは定かに非ずなので話半分として捉えられたし。

蛇足だけれど、我々が現在スペイン語として認識している言語は本来カスチーヤ(ジャ?)語でして、バルセローナがあるカタロニア州では現在でも普通にカタロニア語が使用されている。地元民は日常カタロニア語を使い、ビジターとはカスチーヤ語で応対するそうな。

ちなみに拙者個人は南米諸国のスペイン語は聞いていてなんとなく意味は解るが、本家スペインのスペイン語話者の言っていることはほとんど聞き取れなかった。
ましてやカタロニア語のテープを聞いてもポルトガル語と同じ根っこから派生した言語とは思えないほどチンプンカンプンであった。
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この回答へのお礼

私は南米のスペイン語は出来すがあなたと同じように、スペインのスペイン語は少し聞き取りにくいです。
ですが、プエルトリコ人のスペイン語はもっと聞き取りにくいです。

お礼日時:2012/02/11 14:30

ポルトガル(ブラジル)語の通訳です。



>私の第一言語はスペイン語です、

貴方の第一言語ではなくて第一外国語でしょう。第一言語なら、すなわちスペイン語のネイティブならポルトガル語は話せなくても聞き取りはかなりできます。とくに書いた物を読むことはできます。

>日本人はスペイン語とポルトガル語は標準語と関西弁ほどの違いだと言っている人が多いです。あとスペイン語がしゃべれる人はポルトガル語が出来ても自慢するようなことではないなど…これはなぜですか?

そりゃ、やはり似ているからです。書いたものを読めばかなりわかります。スラングについては仰る通り、慣れないとさっぱりわかりません。言語というものは使っている間にどんどん変化しますから日常会話はスラングが出てきたりしてわかりにくいです。その点、学術用語などは変化しませんのでどこの国の言葉でもラテン系であればそっくりなのでよくわかります。

この回答への補足

ネイティブで聞き取れない人と聞き取れる人がいます。
新聞は読めますが発音が違いすぎるので聞き取れません。
ゆっくりしゃべると聞き取れます。

補足日時:2012/02/11 14:22
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この回答へのお礼

some daqui の意味を教えてくれた方ですよね。
また回答してくれてありがとうございます。

お礼日時:2012/02/11 14:32

スペイン語圏の人にポルトガル語で話しかけても、なんとなく通じてしまうことが多いと思います。



東京弁と大阪弁は、外国の方からしたら似ているけど別言語と認識されるかもしれません。
津軽弁と博多弁では、なおのこと。

日本語と韓国語も、よく似ています。双方、国語に加え漢語を取りこんだ言語という共通点があるからかもしれませんが、なんとなく通じてしまうこともあります。

言語は、どこから別言語とするかは非常に難しい問題です。
それは、民族がどこから別民族とするか、と似たような問題です。

今のところ、ポルトガル語とスペイン語は別の言語で、ポルトガルとスペインは別の国ということになっていますが、
ヨーロッパのあの地域でポルトガル語の国がポルトガル、あとはスペイン語でスペイン、
南アメリカでポルトガル語の国がブラジル、あとはスペイン語、
というような感じなので、境界は曖昧かもしれません。
琉球弁(沖縄弁)を方言とするか別言語(琉球語)とするかは、諸説あるそうですね。
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同じ日本語のはずなのに関西弁はスラング入ったマシンガントークで東京の人には関西人がいったい何を言っているのか全然わからない。


でも同じ日本語なんだからできても全然自慢にはならない。
スラングの癖さえ覚えてしまえば基本は似ているのだからすぐに喋れるようになるはず。

ということなんじゃないでしょうか?
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